今日は、弟から「佐久間ダム経由で新野の道の駅までドライブに行かないか?」との誘いがあり、母を連れて3人で出かけてきました。
最初に立ち寄った佐久間ダム。いつもよりも高い場所から眺めています。
ここまでは弟が運転してきましたが、この先は私へと運転交替。古いダム湖沿いの道らしいクネクネ屈曲路の県道1号をノンパワステのレックスで(ほどほどに)かっ飛ばしていきます。
この県道1号、ここ最近は通るたびに愛知県・長野県境で災害通行止めとなっていましたが、旧富山村まで出たところで確認したところ、ようやく通行止めは解除された様子。
ということで、JR飯田線の大嵐駅に立ち寄ってみました。
さすがに本数が少ないです。私たちが訪れたのは12時すぎだったので、電車の発着は無いようです。
大嵐駅は前後をトンネルに挟まれております。
飯田方面の大嵐トンネル(延長:601m)。
豊橋方面の大原トンネル(延長:5,063m)
駅は島式ホーム1面2線の構成。駅の時刻表を見る限りでは、電車の行き違いがあるのは1日1回ですかね。
隣駅は秘境駅でも知られる小和田駅。
レールと車止めが間近で見られたので1枚。
駅から南に向かい、佐久間ダム建設時に廃線となったルートを少し歩いて見ます。
これは昔の大嵐駅のホームのようです。一部だけ残されています。
間もなく現れるのが栃ヶ岳隧道(延長:98m)。素掘りに鉄骨の支保工を入れた部分と支保工なし、コンクリート巻き立ての部分で構成されています。
この廃線跡は現在、静岡県道288号となっています。
こちらは夏焼隧道(延長:1,233m)。
ご覧のとおりトンネル内に照明が付いていますが、昔々(30年くらい前)、飯田線に乗って訪れたことがあり、その時はまだトンネル内に照明は無く、真っ暗闇のトンネルを一人往復した覚えがあります。
今回は寄り道なので、往復はせずにトンネルの坑口で引き返しました。
で、夏焼隧道の脇に、あからさまに不審な穴があったので入ってみました。
中はすぐに閉塞していました。
穴の場所や鉄骨の支保工が設置されているということで、何となく予想は付いていましたが、家に帰ってから検索してみたところ、JR飯田線大原トンネルの建設時の横坑のようでした。
車に戻る前に最後にダム湖畔へと下りてみました。
県道1号と大嵐駅を結ぶ鷹巣橋。
ちなみに、駅前からここまで下りてきたルートには階段があり、水面下へと潜っていっています。
多分、ダムができる前にあった川沿いの集落と大嵐駅を結ぶ階段だったのではないかと思っています。
この辺りを通る時は寄ったりする場所ですが、横坑とかダム湖畔へと下りる階段は初めて気が付きました。何かしら発見があるとまた楽しいものですね。
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ドライブ・鉄道・廃線跡 | 日記
Posted at
2019/05/12 20:42:29