2019年6月16日日曜日、あいにくの天気の中でしたが、ちょっとドライブしたいなと福井県敦賀市まで出かけてきました。
最初に来たのは、旧北陸本線山中隧道。何度も何度も来ているので今さらな場所ではありますが、私としては距離的にも暇つぶしにも丁度いい所です。
まずはスイッチバックの引込線トンネルへ。
このトンネルは引込線なので行き止まり。空気の流れがないため靄が立ち込めていてフラッシュが使えず、まともに撮れたのはSLの煤煙抜きの排気口だけ。
ここはこれくらいにして、隣のトンネルへと移動します。
あらためて今庄側の坑門です。
トンネル内に入ってみるとこちらも霞んでおります。風は吹き抜けているんですけどね。
フラッシュを焚くと靄の水滴で真っ白になってしまうので、そのままの状態で撮ってみます。実際のトンネル内の雰囲気に近いですね。
晴天の時でも漏水の多いトンネルですが、この日は雨天だったのでより多く水が噴き出しています。
ある程度奥まで入ったら靄も晴れてきたので、フラッシュを焚いて撮影開始。
電線か通信線の支持具でしょうか。
粉吹き煉瓦。
雨のように漏水が降り注ぎます。
天井一面の白華現象。
経年によるものか、煉瓦積みの表面はけっこう凸凹してます。
列のゆがみも見て取れます。
側溝から水があふれて路上一面に流れている所もあります。
本来の煉瓦アーチと補修された煉瓦アーチ。補修した部分に煉瓦は使用されておらず、何らかの補修材で塗り固めて線刻をしたもの。幅がバラバラなので、もう少し丁寧にやってもらえるといいかなと。登録有形文化財ですし(笑)。
敦賀側の坑口まで出てきました。
こちらは山中隧道の先にある伊良谷隧道。カーブしたトンネルなので信号が付いています。
次の目的地へ向かうため山中隧道を戻っていきます。
30分ほど車を走らせてやって来たのは旧金ヶ崎隧道。
この季節、トンネルの周りは鬱蒼としています。
トンネル内からは大量の水が流れ出していますが、気にせず入っていきます。
退避坑なのでしょうか?このトンネルには3か所設置されていますが、これが一番きれいな状態を保っています。
このトンネルを歩いたことがある人ならば必ず目にする廃車両。このサイズの車ならトンネル内でもすれ違えそうですが、今の車のサイズでは厳しいでしょうね。
反対側の坑口からこんこんと水が流れ込んできます。
坑口の外も鬱蒼としています。
すぐそばまで薮が迫っているので、反対側の全景は撮れません。何とか扁額を納めます。扁額には「金﨑隧道」とあります。
経年劣化で坑門部分が剥離してきています。遠からず坑門部分が倒壊することになるかもしれません。
さて、引き返すことにします。
実は、入ってきた側の坑口では水がせき止められて水浸しでした。長靴を履いているのでお構いなしでしたが(笑)。
最後にこちら側の扁額。「吉祥洞」と刻まれています。
土砂降りになったり、日が照ったりと不安定な天気でしたが、ちょっとした気分転換にはなりました。
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Posted at
2019/06/17 23:27:00