9月29日日曜日、母・弟と連れ立って、奈良県天理市にある石上神宮へ行ってきました。
境内には鶏が放し飼いにされています(笑)。鶏小屋もあって雛もちょこちょこと歩き回っています。
廻廊と楼門です。
楼門は、文保2年(1318年)に建立されたそうで、重要文化財に指定されています。
こちらは、出雲建雄神社拝殿。国宝に指定されています。
元々は、石上神宮から南へ500mほどの所にあった内山永久寺というお寺の鎮守の神社の拝殿だったそうですが、永久寺が明治初期の廃仏毀釈運動の中で廃絶し、荒れるがままだったため、大正3年(1914年)に移築してきたそうです。
楼門をくぐります。
石上神宮の拝殿です。こちらも国宝に指定されています。
廻廊に置かれていた永久寺の銘が入った龍吐水(今で言うなら手押しポンプ放水具。)。
天理市のキャラクターたち(笑)。
さて、石上神宮からは山の辺の道の散策ができます。せっかくなので、内山永久寺跡まで少し歩いてみました。
寺院跡に建っている江戸時代の絵図。
絵図のとおり、江戸時代までは大変隆盛を誇っていたそうで、「西の日光」、「大和の日光」とまで呼ばれていたそうです。
それが明治時代初期に発布された神仏分離令に端を発する廃仏毀釈運動の中で、10年と経たずに、建物群や仏像・各種宝物が、売却、略奪、破壊を受けて廃絶してしまったそうです。寺の僧侶自身も率先して仏像を破壊していたらしいです。
今残っているのは、境内の池と池の小島に「内山永久寺記念碑」という石碑。あとは石垣が散見されるくらいです。
日射しがきつくなり、けっこういい汗をかいたので、散策はここまで。帰り道は、名阪国道ではない方の国道25号を亀山市まで走行。途中、伊賀上野から柘植までは旧大和街道をのんびり走行しました。
天理市内の旧道に残っていた国道25号の標識。
天理ダム。
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Posted at
2019/10/06 00:43:01