2021年3月20日土曜日、滋賀県彦根市高宮町にある近江鉄道高宮駅へ立ち寄りました。
この日は昼頃から目的地は決めずにふらっとドライブに出発。伊勢湾岸道から新名神へと進み、そこから東海環状道大安ICへ。ここから国道421号へと入り、三重・滋賀県境の石榑トンネルを抜けます。
トンネルを抜けたところでどうにも眠気がひどくなり(夜中に1回は目が覚めるんですよね…。)、国道脇の幅広い路肩へ車を停めて仮眠することに。
ここで1時間くらい寝コケていました。
取りあえず眠気も抜けたので出発します。が、トイレに行きたかったので割と近くにある道の駅「奥永源寺渓流の里」へ立ち寄ります。せっかくなので、トイレへ行ったあとで売店の中をグルグル周回。
そこでこれを発見。滋賀県内でよく見かける飛び出し注意の看板「とびだしとび太」のラングドシャですね。
おもしろがってくれるだろうと職場の人数分になる4箱分を買いました(笑)。
さて、ここからどういうルートで走っていこうかと考え、「滋賀県に出たから近江鉄道の駅でも寄ってみるか。」と思い立ち、「どうせ寄るなら分岐駅の高宮駅へ行ってみるか。」ということでナビをセットし、ふたたび走り出します。
国道307号へと出てから彦根市方面へと向かっていきます。
道の駅から1時間ほどで高宮駅へと到着しました。
この駅では近江鉄道の本線から多賀線が分岐しています。
駅舎の横から駅構内を覗いてみます。住宅地に囲まれていますが、ホームには誰もおらず、寂しい風景です。
駅の中に入るのはあとにして、駅の反対側へと行ってみることにします。
駅の八日市方面側にガードがありました。
非常に低いですね。かがんで通らないと頭をぶつけてしまいます。
反対側からの眺めです。注意書きが「注意頭上」とあり、何か違和感があります。ここには3本の橋桁が架かっていましたが、どれも塗装が相当傷んでいます。
そのまま真っ直ぐ進むと、高宮駅から分岐していく多賀線を渡る踏切がありました。
駅構内を眺めています。本線と多賀線以外にも側線があり、広い構内です。
多賀線に並行して枯れ草に埋もれた線路がありますが、かつて近隣の工場へと繋がっていた引込線の跡だそうです。
駅の彦根方面側へ回るため、住宅地の中を歩いていきます。
住宅地の中で見かけた「ターセル」と「レックス」の廃車体。物置代わりのようです。
彦根方面側から眺めた駅構内。手前3本の線路が側線でその奥が本線になります。
先ほどくぐったガードまで戻ってきました。これはガードの真横を通る道路に架かる石桁の橋。
もう少し八日市方面へと歩いたところにある分岐器。
それでは駅構内を見物してみます。この駅は時間限定の有人駅なので、私が訪れた時には駅員は誰もいませんでした。
駅舎横の1番線ホームです。やはり乗客は誰もいません。
駅名板。
八日市方面を眺めています。線路は上下線の間に中線が設置されている構造ですが、中線にはレールが積み上げられている箇所もあり、使用されてはいないようです。
駅構内を振り返ります。駅舎は造り直されていますが、ホーム上屋は昔ながらの木造建築のままです。
構内踏切を渡り、2・3番線ホームへ向かいます。
振り返り、1番線ホームと駅舎を眺めます。1898年(明治31年)開業当時のものであろう煉瓦積みがホーム下に見えています。
2・3番線の間にある待合室。コンクリート造りでありながら、この古びた雰囲気のため、何か異彩を放っています。いっそ木造だったほうが良かった…。
待合室の中です。
多賀線の3番線ホーム。カーブにホームがあるので、入線する電車の規格が替わるたびに電車がホームに接触しないよう補修されているとのことです。
2・3番線ホームの先端から彦根方面を眺めます。本線と多賀線の分岐器が見えています。
2・3番線ホームの先端から駅構内を眺めます。2・3番線ホームは細い扇型になっているわけです。
ということで、高宮駅の構内でした。
30分ほどの滞在でしたが、その間に電車は1本も来ませんでした。やって来たのは連れ立った2人組だけでしたが、ホームのベンチに座ったり、駅舎内のベンチに座ったりで、電車に乗るのかよくわからない感じでした(間違いなく鉄道マニアではない人たちでしたが(笑)。)。
まあ、私は電車が撮れなくとも線路や駅構内の配線が見られるだけでも十分満足できるタイプの人間なので(笑)、これでも楽しむことができました。
高宮駅からは国道8号・21号で米原ICまで移動して名神高速道路へ。お約束の一宮JCT~一宮ICの渋滞に加えて、名古屋高速を降りてからの国道23号名四国道も知立バイパスとの分岐までガッチリ渋滞していて、すっかりくたびれてしまいました…。
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Posted at
2021/03/27 19:57:20