2021年10月10日日曜日、弟の誘いで、奈良県吉野郡天川村と上北山村の境にある国道309号行者還トンネルへドライブに出かけてきました。自分の手元に残っている写真データからすると2008年11月以来の訪問になります。
ちなみに前日の9日土曜日は、10日日曜日にドライブに行く約束がすでにあるにもかかわらず、矢ノ川峠昭和道を訪れるために三重県尾鷲市まで車で往復400km、現地を5時間歩いています(笑)。
さて、当日は6時半頃に自宅を出発。国道23号知立バイパス→伊勢湾岸道→東名阪道→名阪国道と進んでいきます。
名阪国道と西名阪道の接続地点である奈良県天理市の天理ICで下りて、国道169号を桜井市方面へと進みます。
桜井市から一旦国道169号を外れて明日香村内を通過。近鉄飛鳥駅前でふたたび国道169号へ合流して芦原トンネルを越え、吉野郡大淀町からいよいよ国道309号に入ります。急峻な峠を新笠木トンネル・新川合トンネルなどの長大トンネルで通過し天川村へ。
天川村の川合交差点までは対向2車線ですが、ここから先の区間は川迫川の渓谷沿いを通る極狭1車線道へと変貌します。
極狭区間を通過して、ちょっと一休み。
もう少し先へと進んだ所でまたストップ。山の上まで続く砂防ダム群を眺めます。ここは前回訪れた時も写真を撮っていました。
この沢の奥には修験道の行場であった弥山(標高:1895m)があります。山頂には弥山神社があり、国の史跡である大峯奥駆道が通っています。
ここまで来ればトンネルまではあと少し。先へと進みます。
トンネルまで上がってきたら、西側坑口前にある有料駐車場は満車。そのままトンネルを通過して、東側の坑口の先にある路肩に車を停めました。
国道309号行者還トンネルです。延長は1,151mになります。
現在地の地図はこちら。等高線の密度の濃さが、この周辺の山の険しさを物語っています。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。
行者還トンネルの銘板です。
銘板に「事業名 林業開設事業」とあるように、もともとは林道「行者還林道」のトンネルとして1976年(昭和51年)に開通。その後、2002年(平成14年)に国道309号に編入にされました。
トンネル内部です。1976年(昭和51年)開通と新しいので、特に目を引くようなものはありません。
最大の特徴は、冬期通行止めの期間になると、トンネル坑口に設置されたシャッターにより坑口が閉じられることでしょうか。
トンネル坑口の脇には、大峯奥駆道への案内板が立っています。
トンネル前には崩落地のような谷があります。
砂利道を少し下りて、遠くの山々を眺めます。
正面奥の高い山々は大台ヶ原だと思います。日本でトップクラスの多雨地帯ですね。
谷底に「対向車注意」の注意看板が転がっていました。立てられていた場所の地面が崩れたのかもしれません。
車に戻ります。そのまま30分ほど休憩した後、帰路につきました。
帰りはトンネルへと戻らず、そのまま谷を下りて国道169号→国道309号→国道42号→紀勢道のルートで帰ります。
トンネルにいた頃から天気は下り坂でしたが、国道42号まで出た頃には完全に雨天。三重県熊野市飛鳥町の道の駅「熊野きのくに」へ立ち寄った時は土砂降りになっていました。
雨はその後落ち着いていきましたが、今度は疲れが出てきて、紀勢道奥伊勢PAで1時間ほど仮眠。帰宅は19時過ぎになりました。
ブログ一覧 |
ドライブ | 日記
Posted at
2021/11/11 13:04:30