※『萬世大路「二ツ小屋隧道」へ行ってきました』の続きになります。
2022年7月16日土曜日、福島県福島市飯坂町中野の旧国道13号「萬世大路」に残るトンネル「二ツ小屋隧道」へ行ってきました。「萬世大路」を訪れるのは、2008年9月11日以来となります。
さて、前回無事に二ツ小屋隧道と烏川橋を見物。そして、二ツ小屋隧道から車へと戻る途中のこの場所へとやって来ました。
ここから道跡と思われる平場が分岐しています。二ツ小屋隧道へと向かっていた際に気になっていた場所。明治14年(1881年)開通当時の「萬世大路」の道跡で間違いないはずなので、入り込んでみることにします。
しばらくは何となく道跡かと思われる程度で、「もしかして、昭和8年(1933年)からの自動車道改修工事で出た残土を積み上げた場所だったのか?」という考えが頭をよぎります。
段差がある開けた場所へと出ました。前方に道跡らしきものが続いているので、草むらをかき分けて奥へと進んでいきます。
これは間違いなく道跡です。どうやら「萬世大路」の「明治道」で合っていたようです。
真下にもう一本道跡が現れました。間もなくヘアピンカーブがあるようです。
予想どおりのヘアピンカーブです。
馬車道としては随分幅の広い道跡です。
2か所目のヘアピンカーブが現れました。
カーブの頂点からの眺め。比較的緩やかな地形なので、ヘアピンカーブも十分な道幅が確保されているようです。
二ツ小屋隧道へと向かう際に通行した「昭和道」へと合流しました。
「明治道」のルート図です。青線が歩いたルートになります。
この時点で時刻は15時を回っていますが、東栗子トンネル前へと戻る作業道には進まず、「萬世大路」をこのまま直進していくことにします。
この先の「萬世大路」は廃道化していますが、愛知県から福島県まではなかなか来ることはできないので、せっかくの機会だからと廃道区間へと進むことに決めました。
そして、雨上がりで所々泥濘化した廃道を歩いていくことになります。
※その(2)へ続きます。
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Posted at
2022/08/04 22:25:49