2023年6月30日付けの中日新聞に『会場狭さ理由「新城ラリー」終了』との記事が掲載されました。副題に「運営団体、蒲郡開催探る」とあるので、後継開催地として蒲郡市を検討しているようです。
当然、3月の新城ラリー開催時にはそんな話はちっとも出ていなかったので、記事を目の当たりにして、思わず「えっ!?どういう事?」という反応でしたよ…。
まあ、ラリーの開催本拠地がいろんな都合により移動することはままあることですが、この突然の終了劇、新城市側にとっては納得いかないでしょう。
ラリー運営団体側は「新城ラリーは以前よりJAFから安全面などについて指摘されていた。」との話ですが、その話を「以前」から新城市側へ伝えて相談していたのでしょうか?その上で双方検討を重ねた結果、「代替案が見つからないので開催地を移動します。」となったのならば、市側もまだ納得はできたでしょう。
しかし、記事を読む限りでは、ラリー運営団体が「JAFの指摘」を理由に来年の開催継続困難と市側へ申し入れたのは今年の新城ラリー終了後とのこと。これでは新城市側はたまったものではありません。
新城市長の「21回目の準備も進めようという中、忸怩たる思いだ。」というコメントにも現れていますし、まさに「はしごを外された」思いでしょう。2004年の新城ラリー開催開始から20年、地元として協力してきた結末がこれではあまりに酷い…。
そして、「せめて開催前に話をしてくれたら…。」という意見もありました。そうすれば状況に納得できないとしても、「20周年を機に新城ラリーは終了します。」といった感じにイベントを盛り上げつつ、最後に錦を飾ることもできたはずです。
ラリー運営団体と新城市、あるいは協賛企業、突然の閉幕に至ったそれぞれの本当の内情や思惑は私たち観客側が知り得るところではありませんが、全日本ラリー最大規模の観客動員を誇るまでに育った「新城ラリー」を潰すことがないよう、切に願うばかりです。
あとは、今回の出来事が新たな開催候補地である蒲郡市側にも不信感を抱かせないかと心配する次第です…。
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新城ラリー | 日記
Posted at
2023/06/30 13:52:25