2023年5月21日日曜日、福井県勝山市で開催されたTGRラリーチャレンジin恐竜勝山戦へ参戦してきました。
今回もラリー前日の5月20日土曜日に現地入り。ラリーのサービスパーク会場は勝山市内のスキー場「スキージャム勝山」。麓の勝山市内は曇りでしたが、山の上にある会場まで登ってくると周囲は霧に包まれ、小雨がパラついたりしていました。
レキ(下見走行)を終えて、車検を受ける頃にはご覧のとおりの悪天候。雨は小雨のままでしたが霧は濃霧となり、車検会場の奥が見渡すことができないような状況でした。
車検も無事に通過し、土曜日の行事はこれで終了。宿泊地が勝山市内で確保できなかったため、中部縦貫道を利用して福井市内まで移動となります。
ここで、宿泊先へと向かう前にドライバーやすい氏の要望で、勝山市内と福井市内でおもちゃ屋・模型店への寄り道に付き合います。土曜日はガンダムのプラモの新作発売日だったとか。ついでに掘り出し物の発掘もできればということです(笑)。
今回の宿泊先は福井駅前のビジネスホテル。レキで録画した動画でペースノートのチェックを済ませ、「前夜祭」へと出かけます。
今回は2軒の居酒屋を梯子。ドライバーやすい氏は1軒目がいまいちだったようで、ほどほどにして2軒目を探して移動。2軒目でようやく腰を据えて飲み食いいたしました。
さて、5月21日日曜日ラリー本番。天気は快晴。朝6時半に福井駅前のホテルを出発して勝山市内のサービスパーク会場へと向かいます。
会場にはサービス隊のツールボックスさんがすでに到着。
プラモの新作は手に入らなかったそうで、代わりに購入したのはドムのプラモ。
今回も愛知組3台でサービススペースをまとめて確保しました。
今回も盛況の開会式・ドライバーズミーティング。前戦の八ヶ岳茅野戦で地域住民の方からクレームがあったそうで、移動区間での速度制限順守、騒音防止について徹底をするように周知されました。
あらためまして今回のSSコースは、
SS1・4「SKI RESORT」:1.49km。舗装路。
SS2・5「KARIGAHARA」:1.21km。今回新たに設定されたSSで、雁が原スキー場跡からスタートする舗装路。
SS3・6「PARKING」:0.60km。スキージャム勝山の駐車場を利用したジムカーナコースのSS。
SS合計6.60km。参加台数が増えたためか、SS距離は短縮傾向にありますね。
それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について。今回、私たちの参戦するE-4クラスは11台。そのうちGRヤリスは4台です。
SS1:1分25秒8(62.5km/h)。クラス5位。
「E-4」のトップから2.8秒差。
1.5車線幅程度の道路で、急坂と連続したヘアピンカーブが特徴のコース。
「ノート読みでタイミングが合わないコーナーが一つあった。」と指摘されました。
SS1を終えたら、セレモニアルスタートの会場である勝山市役所へと移動です。過去には市役所への指定経路を間違えて、あらぬ方向へとナビゲートしてしまったこともありました(同じように走ってきた車が何台もいたので、ロードブックのコマ図がわかりにくかったのでしょう。)。
市街地に入るとあちらこちらでラリーチャレンジの小旗を振っているので、手を振りながらの走行。ゲート付近も観客が一杯でした。
セレモニアルスタートが終わると、勝山市役所からSS2のスタート地点となる雁が原スキー場跡へと移動します。
SS2前のタイムコントロールでは時間に余裕があったので、各車のクルーは車から降りて車のチェックをしたり、雑談したりしていました。
SS2:1分13秒5(59.2km/h)。クラス5位。
「E-4」のトップから5.4秒差。
普段はあまり使用されていないと思われ、落ち葉や泥などの汚れが目立つ路面コンディション。そして道幅は狭く、急な登り坂。コーナーも連続する箇所があり、ペースノートの表現で悩んだ箇所も。スピードが乗りそうな箇所でペースノートをロストする失敗をしでかしました…。
SS3:49秒8(43.3km/h)。クラス2位。
「E-4」のトップから1.6秒差。
駐車場を使用したジムカーナコース。レキの時点でコースをロストしている車もあり(濃霧のせいもありましたが。)、私たちも「次のパイロンはどこだ?」という状態でした。本番ではドライバーやすい氏がキッチリと走り、クラス2位のタイムとなりました。
午前のループでは前回の八ヶ岳茅野戦と違って車の異常もなく、45分間のサービスタイムも落ち着いて過ごしていました。
午後のループに入ります。
SS4:1分24秒7(63.3km/h)。クラス5位。
「E-4」のトップから3.0秒差。
SS1から1.1秒短縮。
タイムアップしましたが、SS1で指摘されたコーナーのノート読みのタイミングが「やっぱり合わない。」とまた指摘される。
SS5:1分12秒3(60.2km/h)。クラス5位。
「E-4」のトップから5.5秒差。
SS2から1.2秒短縮。
SS2の時と同じ場所でペースノートをロスト。ドライバーやすい氏から「これでは走れない。」と注意されてしまいました…。
SS6:50秒7(42.6km/h)。クラス5位。
「E-4」のトップから1.5秒差。
SS2から0.9秒落ち。
大量の車両が駐車場内をSS走行した結果、ブレーキングポイント付近やパイロン周辺の舗装がボロボロに。私たちもパイロンターン後にトラクションがうまく掛からず「止まった」ような状態になった箇所があり、タイムが落ちてしまいました。
最終結果は、トータルタイム6分56秒8で、クラス6位・総合8位でした。久々の総合シングル圏内での完走でしたが、ドライバーやすい氏としては不満の結果だったようです。賞典の対象は何と言ってもクラス順位ですからねぇ…。自分もミスしている分、何とも言いようがありません…。
さらに同じE-4クラスでAE111に乗るハラダ選手が今回クラス2位・総合2位という結果で、同じ旧車グループでありながら、あらためて差を見せつけられたいうのもあるでしょう。
毎回終わるたびに課題しか残らない苦行のラリー参戦(笑)。試行錯誤して本番でうまくいかなければすべて水の泡(何事もそうですが。)。プロのラリードライバーの方とペースノート練習をしたりといろいろ対策していますが、10年近くやっても未だにミスをして安定した成果を出せないのは厳しいなぁ。ただ、最近はミスや結果でいちいち落ち込むことはしないように努めてますけどね(いい歳になったって凹むものは凹むんで…。)。
次の参戦予定はシリーズ終盤戦の富士山すその戦。それまで長い空白期間となるので、また勘を取り戻せずにあたふたしそうだなぁ…。
さて、ラリーからの帰り道。職場へのお土産購入のため、国道158号の道の駅「越前おおの 荒島の郷」へ立ち寄りました。まだ新しい道の駅で品揃えも多かったので、いろいろとお買い物しました。ドライバーやすい氏は前夜の居酒屋で気に入った「鯖のへしこ」を買っておりました(笑)。