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2025年05月06日

正月恒例の家族旅行へと出かけてきました(2)

2025年1月2日・3日の両日で正月恒例の家族旅行へと出かけてきました。1月2日は小豆島を観光。その後は高松市へと移動して、市内のホテルで一泊しました。

1月3日、宿泊先のホテルを出発します。


この日は、「いままで高松市は通過するだけで、どこにも行ったことがない。高松城へ行きたい。」との私の要望により、高松城跡である玉藻公園へとやって来ました。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

高松城は1590年(天正18年)に生駒親正により築城された城です。

高松藩主であった生駒氏は1640年(寛永17年)、お家騒動により当時の藩主が出羽国矢島(現在の秋田県)へ配流の処分を受けたため、新たに1642年(寛永19年)、水戸徳川家出身の松平頼重が常陸国下館(現在の茨城県)から高松へ入封します。

以降、明治維新まで松平家(高松松平家)が藩主として存続しました。

ここ高松城跡の外縁を通っている、「ことでん」こと高松琴平電鉄の電車が走ってきました。


まずは駐車場から艮(うしとら)櫓を望みます。艮櫓は1965年(昭和40年)に城内の別の場所から移築されてきた櫓だそうで、国の重要文化財に指定されています。


それでは公園内へと入っていきます。正月期間中ということで、入場料は無料でした。


さらに艮櫓をもう1枚。


東門から入場して、艮櫓の横を通り抜けていきます。


天守台が見えています。天守は1884年(明治17年)まで残っていたそうですが、老朽化により解体されてしまったそうです。


こちらは桜御門。1945年(昭和20年)の高松空襲で焼失しましたが、2022年(令和4年)に木造により復元されました。




こちらは披雲閣。松平家の高松別邸として、3年の歳月と15万円余りの巨費を投じて1917年(大正6年)に完成したそうです。現在は国の重要文化財に指定されています。






内部が見学できるので、見て回ります。建物は木造和風建築の2階建て。建築面積は1916㎡あるそうで、案内が無いと迷子になりそうです(笑)。










こちらは2階からの眺め。披雲閣庭園と月見櫓を見ることができます。


披雲閣から公園内を移動して天守台へとやって来ました。


天守解体後は、初代藩主である松平頼重を祀る「玉藻廟」が建っていましたが、天守再建に向けての調査のために解体され、発掘調査が行われたそうです。


天守台から瀬戸内海へとつながる堀の眺め。


鞘橋。天守があった本丸と二の丸をつなぐ橋です。橋が架かる堀の奥には高松築港駅のホームが見えています。


天守台に設置されている説明板。天守の復元再建は、当時の外観写真が存在するものの、内部の詳細な図面等が発見されていないため、なかなか難航しているようです。


続いては城跡の北側に建つ月見櫓へと向かいます。


櫓の真下まで来ましたが、中へ入る前に手前の水手御門をくぐって堀へと出ます。




堀から見た月見櫓。こちらも国の重要文化財に指定されています。高松城跡の写真というと月見櫓を写したものが多い気がします。


こちらは城内側からの月見櫓。


櫓へ入る前にちょっとひと休憩。


櫓の内部。江戸時代から現存する天守や櫓は、とにかく急な階段が厄介ですよね。母が階段を上り下りする時は必ず姉弟で前後をガードしてました。


月見櫓からの眺め。






これにて見物終了。ふたたび公園内を通り抜けて、駐車場へと戻ります。








思っていたよりも高松城跡で時間を費やしてしまったので、これにて四国から脱出することにします。高松中央ICから高松道に乗り、淡路島を経由して本州へと向かいます。

大鳴門橋を通過。残念ながら渦潮は見えませんでした。




さて、姉の要望で淡路島内で寄り道。伊弉諾(いざなぎ)神宮へとやってきました。この神社は淡路国の一宮で、伊弉諾尊と伊弉冉尊を祀っています。




場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

当然と言えば当然なんですが、初詣の参拝者で大行列…。


表神門に掲げられている扁額。


お参りを済ませて、ふたたび鳥居の前へと戻ってきましたが、まだまだ参拝客がやって来ていました。


こちらは神社への出入口に立っていた「多賀村道路元標」。道路元標は、1919年(大正8年)の旧・道路法施行令公布により設置された石造の標識です。


ここから神戸淡路鳴門道へと戻っても良かったのですが、このまま淡路島の西海岸を兵庫県道31号で進んでいくことにします。

途中で野島断層保存館へ立ち寄ってみましたが、閉館時間間際ということで入館できませんでした。

次に立ち寄ったのは、淡路島のほぼ北端にある江埼灯台。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

山の上にあるようなので、登っていってみることにします。


歩いていくと説明板が立っていました。1995年(平成7年)の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)で被った損害を修復したことが書かれています。




確かに、灯台へと続く階段は大きく歪んだままになっています。




こちらが江埼灯台です。灯台の一般的なイメージだと背が高く細い塔ですが、こちらの灯台はどっしりとした構えです。


初点灯は1871年(明治4年)で、1867年(慶応3年)4月に兵庫開港に備えて幕府が欧州列強と設置を約束した5か所の灯台(江埼、六連島、部埼、友ヶ島、和田岬)の内、最初に建設されたものだそうです。国の重要文化財に指定されています。


さらに海沿いを進んで明石海峡大橋をくぐり抜けて、岩屋港まで来ました。


岩屋港の駐車場に車を停めて、徒歩でやって来たのは絵島。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

絵島は、西行法師や平清盛に縁がある島だそうです。


こちらは絵島のすぐ近くにある大和島。こちらは柿本人麻呂に縁のある島とか。壁面が浸食されて、奇妙な模様となっています。




しばし海岸を散策。


夕闇に沈む明石海峡大橋。


駐車場へ戻るために絵島の前を通ったら、ライトアップされていました。


17時を回り、どこかで晩御飯を食べようかと港周辺で探してみましたが、やはり正月休みのようで開いているお店は無し…。そのまま淡路ICから高速道路に乗り、帰路へとつきました。
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Posted at 2025/05/06 13:45:14

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