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小林あにのブログ一覧

2025年07月13日 イイね!

【2025年】豊田しもやまラリーを見物してきました

2025年5月25日日曜日、愛知県豊田市下山地区を拠点に開催された中部・近畿ラリー選手権「豊田しもやまラリー」を見物してきました。

昨年はこのラリーに参戦しましたが、今年の参戦はパス。予定ではドライバーやすい氏が「ラリーを体験してみたい。」という方をコドライバーにして参戦し、代わりに私はお休みだったのですが、どうやらラリー車の修理・整備が間に合わなかったようで、エントリーリストに名前がありませんでした。

ただ、同じツールボックスチームからもう1台参戦予定だった若手のやまだ・ハンダ組はエントリーリストに載っていたので、応援を兼ねて見物にやって来たわけです。

昨年も天気が悪かったですが、今年も曇天のスタート。雨上がりのコース上に泥や落ち葉や水があふれているだろうSS1・4「根池龍王」でのアクシデントが予想されそうですね…。


天気は悪いながらも、人出はまずまず。観客用駐車場も3分の2くらいは埋まっていました。






ツールボックスチームのやまだ・ハンダ組のヴィッツがやって来ました。


SS1へと向かうやまだ・ハンダ組をお見送り。


一方、上位スタート陣はSS2「ドラゴンレイク」のスタート前で待機の列を作っています。


ラリーパーク内をしばし散策。




最終号車の75号車がセレモニアルスタートを終えてUターンしていきます。


さて、SS2「ドラゴンレイク」が始まりました。コース脇の間近な場所でSSを走行するラリー車を観戦できるのがこのラリーパークの良いところですが、近すぎて思い切りピンボケになってます(笑)。


一方、スタート地点は見下ろす形になっています。


SS1の走行を終えたやまだ・ハンダ組のヴィッツが戻ってきましたが、右リアタイヤ付近をぶつけた様子。


ハンダさんによると、SS1はアクシデントでキャンセルとなり(早速か…。)、SSコースをそのままリエゾンとして移動となったそう。

せっかくなので「ハイスピードレッキ」でペースノートを読みながら走行していたそうですが、途中でロストしてしまったため、「一旦ペース落とそう。」と呼びかけたにもかかわらず、やまだ君はそのままのペースで走行し続けた挙句、スリップしてぶつけたそうです。

ハンダさん、プリプリしながら愚痴ってくれました(笑)。

前方の車が少しづつ動き出したので、やまだ・ハンダ組もヘルメットを装着してSSスタートの準備をします。


ところが、SS2も上位グループでアクシデントがあったようで、またもやキャンセル。やまだ・ハンダ組のヴィッツはそのまま普通のスピードで普通に走り去っていきました…。


SSとSSの合間に、ゲストで来ていた勝田範彦選手がコースの一部を使用してデモラン。




この後、SS3となる2回目の「ドラゴンレイク」は無事にスタート。やまだ・ハンダ組のヴィッツも、今回のラリーで初めて本番スピードでSSをスタートしていきました。

さて、今年もアクシデントが頻発した「豊田しもやまラリー」。4SS中、2本のSSがキャンセルされ、参戦車両の3分の2くらいが救済タイムを与えられている状況。

そのため、暫定フィニッシュの時点では「順位がはっきりしないから、このままゲートはスルーで。」とのMCさんの案内もあり、おそらく上位入賞したと思われるラリー車もゲートで一旦停車せずに通過していきました。




最初の車両がフィニッシュしてから約1時間後、無事にやまだ・ハンダ組のヴィッツも姿を現しました。


「RALLYSTREAM」で走行位置のチェックをしていたら、最終SS4フィニッシュ後にたびたび停車していたので、「何かトラブルが起きてるのか?」と心配しましたが、何事もなかったようでヤレヤレでした。


やまだ・ハンダ組の無事を見届けたところで、間もなく出発となる最終のシャトルバスの出発場所へとダッシュ。置いてけぼりを食らうことなく帰ることができました。
Posted at 2025/07/13 21:23:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | 中部・近畿ラリー選手権 | 日記
2025年04月22日 イイね!

【2024年】「第39回シロキヤラリー」へ参戦しました

2024年10月12日・13日、愛知県豊田市稲武町にある大井平公園の駐車場を拠点に開催された「第39回シロキヤラリー」へ参戦してきました。今回も「JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ」へのエントリーです。

さて、実はこのシロキヤラリーの前に重大事件が発生しました。

ここまでの同シリーズでの獲得ポイントは、初戦の「豊田しもやまラリー」が2位で15点、2戦目の「いなべ東近江ラリー」が4位で10点の合計25点だったのですが、JMRC中部側から「同シリーズへのエントリー要件を満たしていないことが判明したので、獲得ポイントを抹消します。」とドライバーやすい氏へ連絡が入ったそうです。

初戦の申込時にその話があったのなら理解できますが、「2戦目まで普通にエントリーを受理してポイントも付けておきながら、今さらそんな話は納得ができない!」とドライバーやすい氏は憤慨。相当交渉したようなのですが、「規則書にあるエントリー要件を満たしていないとわかった以上、例外は認めません。」との結論だったようです。

今回のサービスパークとなる大井平公園の駐車場へとやって来ました。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

今回のツールボックスチームは、私たちに加えて、若手のやまだ君とコドラ初体験のハンダさんコンビも同じクラスで参戦します。


レッキ(下見走行)のブリーフィングが終わったら、さっそくレッキへと向かいます。

今回のラリーでのレッキ、SS3・6がコース中に交差点を3回曲がるルート設定だったのですが、3つ目の交差点で右折するところ、直進するというミスコースをしでかした車が多発(私たちもその1台(笑)。)。

ロードブックには交差点にラジオポイントがあるような記載だったのですが、そのラジオポイントの看板が交差点のさらに奥側に立っていたため、「その先に交差点があるのか?」と私たちを含めて困惑してしまったのが原因です。その看板、本番前なので、避けて置いてあっただけだったのでしょうね…。

赤枠を付けたコマ図がその場所ですね。


ともかくレッキを終えて、サービスパークへと戻ってきたら車検。今回も指摘事項なく通過いたしました。


今回のサービスパークの様子です。狭い駐車場にすし詰め状態…。




土曜日はドライバーズブリーフィングが終わったところで解散。各自、いったん帰宅となりました(豊田市稲武町からなら、1時間半くらいで帰れるので。)。

10月13日日曜日ラリー本番当日。朝6時半ごろに現地入り。稲武町の市街地はうすい靄に包まれています。


国道153号と国道257号が交差する稲武町交差点から程近い所に祀られている大きな馬頭観音像。




サービスパークには6時40分に着きましたが、チームメンバーはまだ誰も来ていません…。早く来過ぎたようです。


その後間もなく順次メンバーが到着。スタートに向けて準備を進めます。


お隣さんはお知り合いのタクミクラフトさん。フォード・フィエスタR2の中を窓越しに覗かせてもらいつつ、Yさんと少々おしゃべりしました。


そして、ラリー出発前に今回初コドラのハンダさんから注意点を尋ねられたので、タイムコントロールへの入り方やタイムカードの取扱い、その他競技進行上の注意点など、基本的な事柄を説明しておきました。

それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について。

SS1「KurodaⅠ」2.03km:1分40秒5(72.7km/h)。クラス2位。
ラリージャパンで使用されるSSコースの一部を使用。最近出たラリーではあまりなかったハイアベレージなコース。まずは無難な出だしです。




SS2「NoiriⅠ」6.20km:5分47秒4(64.2km/h)。クラス1位。
極端に狭いとか急坂があることもなく、比較的スピードを乗せて走りやすいコースと言えますかね。ドライバーやすい氏から「やっぱりエンジンの吹けが悪い。」とのコメントあり。




SS3「SangasakaⅠ」5.58km:6分00秒7(55.6km/h)クラス1位
前2つのSSから一転し、曲がりくねったコース。下り坂もけっこうきつめ。
このSS、フィニッシュ看板を見落とし(もしくは前走車が吹っ飛ばしたのか。)、ペースノートをロストしたと勘違い。危うくストップ地点へ突っ込みそうになる。




午前のループのタイムカード。


結局、エンジンの調子は戻らなかったため、サービスパークに戻ってから技術本部へ申告し、エンジンの点火タイミングの調整を試みることに。




サービスタイム終了後は、近くにある道の駅「どんぐりの里いなぶ」へと移動してセレモニアルスタート。


SS4「KurodaⅡ」2.03km:1分39秒2(73.6km/h)クラス3位
1本目より1.3秒短縮。

SS5「NoiriⅡ」6.20km:5分46秒7(64.3km/h)クラス1位
1本目より0.7秒短縮。

SS6「SangasakaⅡ」5.58km:5分54秒0(56.7km/h)クラス1位
サイドブレーキの効きが甘かったのか、スタート地点でのカウントダウン中に車がするすると動き出してしまうミス。

「フライングを取られたかもしれない!」とドライバーやすい氏は猛アタック。下り坂のクネクネ道も激しく攻め立てて走行するので、車の挙動が乱れたり暴れたりで、内心けっこうドキドキしてました(笑)。結果的にはフライングは取られず、1本目よりも6.7秒も短縮しました。

午後のループのタイムカード。


これで全SS終了。エンジンの不調もあり、順位はあまり期待せずにサービスパークへと戻りましたが、そこでSS5までの速報を知らされて、初めてクラス首位に立っていることを知りました。

シロキヤラリーの最終結果は、トータルタイム26分48秒5でクラス優勝。2位に37.0秒差つけての圧勝でした(今回はちゃんとエントリー要件を満たしているので大丈夫。)。私としてはタイム差に加えて、クラス完走車が13台あった中での優勝という点も良かったですね。

今回のラリーは表彰式が無くて、ラリー本部へ盾と副賞を受け取りに行っただけなのは、ちょっと残念でしたけどね。


同じチームのやまだ・ハンダ組もTGRラリー以外のラリーは初参戦ながら同じチャレンジクラスで3位に入るという殊勲。夜は焼肉屋で盛大に打上げをしました。




蛇足ながら、獲得していたポイントが抹消されなければ、今回の優勝でシリーズチャンピオンだったんですよね…。正式結果では今回優勝分の20ポイントにより、シリーズ3位の結果となりました。
Posted at 2025/04/22 20:50:58 | コメント(1) | トラックバック(0) | 中部・近畿ラリー選手権 | 日記
2025年04月14日 イイね!

【2024年】第45回神大ラリーに参戦しました

2024年9月14日・15日、兵庫県豊岡市日高町にある奥神鍋スキー場駐車場を拠点に開催された「第45回神大ラリー」へ参戦してきました。今回は近畿地区で開催のラリーなので、今年参戦している「JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ」のポイントは対象外です。

実は同シリーズのポイント対象となるラリーは、6月に参戦した「いなべ東近江ラリー」の後は、10月開催の「シロキヤラリー」となるため、4か月も間が空いてしまいます。

そのため、ドライバーやすい氏から「練習を兼ねてTGR唐津か神大ラリーに出ようと思うけど、どっちがいい?」と尋ねられ、「少しでも近い方がいいから神大ラリーで。」と返事をしたところ、そのまま参戦することとなりました。

佐賀県唐津市よりはぐっと近いとは言え、兵庫県豊岡市も愛知県からはけっこうな距離があります。9月14日土曜日は朝7時頃に現地集合と約束していたので、深夜1時15分頃に自宅を出発。

途中で休憩を挟みつつ、朝6時40分頃、今回のサービスパークとなる奥神鍋スキー場駐車場に到着しました。




場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

しばらくしてドライバーやすい氏も到着したので、設営とレッキに向けての準備をします。


レッキ(下見走行)前のブリーフィングでは、本ラリーには関係の無い質問事項で紛糾。この日は直近に開催されるTGRラリーへの申込受付開始日だったのですが、レッキで山の中に入るとスマホがつながらず申込手続きができなくなるため、あるドライバーさんが「2回実施のレッキを1回だけでも良いか?」と質問。

事務局は「事情は察しますが、安全のために規則書通りに2回実施してください。」と回答。「不利益となるこちらが承知しているのだから、いいじゃないか!」と押し問答となり、他の参戦者は苦笑いや白けムード…。

そういう案件は、全員のいる場で質問するのではなく、個別に事務局へ相談してほしかったですね。

ともかく解散となって各自レッキへ。

このレッキがまた疲れたのなんの…。通常ならレッキ用のショートカットルートがあったりしますが、SSコースが設定されている場所が急峻な山の尾根の上を通る林道のため、ショートカットできるルートが無く、本番とほぼ同じ距離を走行する羽目に。

制限速度を遵守しつつ、ペースノートを作りながらの走行のため、当然本番よりも時間がかかります。コースを2周回して走行距離140kmに対して、時間は5時間もかかり、暑さもあって二人ともグッタリでした…。


サービスパークへと戻ってきたら車検。こちらはいつも通りにトラブルもなく通過いたしました。


そして、地方選手権は車検が終わってからの時間が長くて、ドライバーズブリーフィングが17時45分開始…。ペースノートの清書をしたりしてテントでボーっとしていました。




ブリーフィング終了後は宿泊先へと移動。ホテルの近所にあった鉄板焼き屋で軽く飲みつつ、地元の但馬牛などを堪能いたしました。






9月15日日曜日ラリー本番。昨日の晴天から打って変わり、雨も予想される天気となりました。SS距離が長い上に、砂や泥や石が多いコースなので、何とか持ってほしいところです。


今回の0カーはシトロエンDS3R3。「豊田しもやまラリー」と「いなべ東近江ラリー」に参戦していた車ですが、今回はコースカーとしての登場でした。


さて、SSコースへと向かうリエゾン(移動区間)には移動時間が指定されていて、各車TC(タイムコントロール)に何時何分に入るというターゲットタイムがあるわけですが、今回のラリーはサービスパークからSS1・3への移動時間の設定に余裕があり過ぎて、TCの前で相当待たされました。


ただでさえ暑いのにところへ前日の長距離移動の疲れも加わり、待機中に居眠りしたくなるところですが、時間管理をするコドラとしてはそれもできず、ペースノートを読み返したり、車の周りをウロウロしたりして時間をつぶしました。

それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について。

SS1「MikawaⅠ」13.04km:13分46秒7(56.7km/h)。クラス1位。
スタート地点で0カーのシトロエンDS3R3がコースオフし転落したことを告げられ、ちょっとした衝撃(笑)。
距離が長くてアップダウンが多い、路面が汚い、道路工事現場もあるという悪条件の中で、お約束のペースノートのロスト…。それでも何とか復帰しましたが、それよりも段差へのコーションの読み上げが遅れてしまって、アンダーガードを強打させてしまったことが痛かったです…。

SS2「OkuyamaーTokose Rev.Ⅰ」4.69km:4分57秒5(56.7km/h)。クラス1位。
SS1と比較すると至って「普通」の上り基調の山道コース。特にトラブルはありませんでした。

午前のループが終わってサービスに戻ってきました。さっそく車を上げて、アンダーガードを外して異常がないか確認。幸い、車へのダメージはありませんでした。


SS3の前にあるTC3でもまた長時間待機…。テンションが落ちてしまいます…。


SS3「MikawaⅡ」13.04km:14分04秒8(55.5km/h)クラス3位
このSSでもペースノートをロスト。しかもSS1と違って復帰に手間取ってしまいました。

ただ、そういうことがあったとしてもSS1よりは乗れていたので、そんなにタイムロスはしていないだろうと二人とも思っていたら、何とSS1のタイムから18.1秒もの遅れ…。「???」という感じでした。

SS4「OkuyamaーTokose Rev.Ⅱ」4.69km:5分08秒3(54.7km/h)クラス2位
SSゴール付近で、道路を横断する排水溝に設置されていたグレーチングが完全に外れていることを発見したドライバーやすい氏が急ブレーキ。ゆっくりと排水溝を横断して走行を再開してゴール。

ストップ地点でオフィシャルにグレーチングが外れていることを伝えましたが、反応がいまいち…。ドライバーやすい氏「まあ、あの程度の幅ならスピードを乗せていけばそのまま跨げるだろうからなぁ。ただ、失敗して足回りを壊した時のことを考えると、この車(AE92)ではできないよ…。」

神大ラリーの結果はトータルタイム37分57秒3でクラス2位。今回はポイント対象外なのであくまで「練習」の位置づけ。相変わらずミスがあって悔やまれるところですが、今までで一番長い13kmのSSでの経験を積めたわけですし、また次戦へとつなげていければなと思う次第です。
Posted at 2025/04/14 22:48:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 中部・近畿ラリー選手権 | 日記
2024年11月21日 イイね!

【2024年】「いなべ東近江ラリー」へ参戦しました

2024年6月22日・23日、三重県いなべ市・滋賀県東近江市で開催された「いなべ東近江ラリー」へ参戦してきました。今回も「JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ」クラスへの参戦です。

今回はサービスパーク内の関係者駐車場への自家用車乗り入れがOKだったので、久しぶりに自分の車を運転してのラリー遠征です。


サービスパークとなるいなべ市大安町の「フジ技研」社員駐車場へとやって来ました。天気は曇天…。ラリーの舞台となる鈴鹿山脈にはどんよりとした雲がかかっています…。




土曜日最初のスケジュールはレッキ(下見走行)。まずは受付があるわけですが、その場で「誓約書を提出願います。」と言われて「えっ!?参加受付で出すんじゃないの?」。

この手の書類は、特別規則書やコミュニケーションではいつも回収のタイミングが明記されていないので、正直本当に困ります(笑)。特に今回のラリーはサービスパークとHQ(本部)が離れているので。もう慣れている人は最初から提出書類一式持ち歩いているみたいです。

仕方がないので、ドライバーやすい氏へ電話してサービスパークからHQまで持参してもらいました。

出だしでつまづきましたが、とにかくレッキへと向かいます。今回のSSは2本の設定。SS1「永源寺」2.11kmとSS2「石榑峠西」10.22kmです。

最初にSS2をレッキ。初めての10kmコース。国道421号石榑トンネルの旧道で、普段は利用されることのなくなった道のため、路面状況は非常に悪いです。滋賀県側から三重県側への走行。

峠にシケインがあり、ここから1kmの区間がコンクリート舗装の急な下り坂でかつ極狭。「これSSに使っていいの?」と率直に思いましたね。

SS2を2回レッキした後、続いてSS1へと向かいます。

ところで、リエゾン(移動区間)で利用する国道421号ですが、東近江市内にある永源寺ダムのダム湖沿いの区間で長らく拡幅工事をしております。ここで普段はない工事渋滞に巻き込まれてしまいます。


SSコースをレッキで走行できる時間は指定されているので、到着が遅れてしまうとコースを2周できるところ、タイムオーバーで1周しかできないこともあり得ます。だいぶヤキモキしましたが、幸いにも間に合って、2回レッキすることができました。

レッキが終わり、サービスパークへと戻ってきました。次は車検の準備です。


レッキで作成したペースノート。走る車中でノートを抱えながら作成するので、記入した文字はぐにゃぐにゃです(笑)。2周目で修正や追記をさらにしているので、お世辞にも綺麗なノートではありませんね。


今回も無事に車検通過しました。


ドライバーズブリーフィングのため、ふたたびHQへとやって来ました。HQは「FUJIHUB」というカフェ内に置かれています。翌日はここがセレモニアルスタートの場所にもなります。


ドライバーズブリーフィングでは、事務局側から「今回、初めて『永源寺』のSSを設定しました。初めて使用する区間なので、距離は2.11kmと短いものとなりましたが、実績を重ねてSS距離を5kmにまで延ばしたいと考えております。その辺りを踏まえて、みなさまご協力をよろしくお願いします。」との話がありました。「だから『永源寺』でクラッシュするなよ、わかってるな?」ということでしょう。

その他、質問した選手と回答の歯切れの悪い事務局の間で、ちょっとした問答もありましたが、取りあえずは滞りなく終了しました。

今回の宿泊先である桑名市内のビジネスホテルまでは私の車で移動。レッキで撮影した車載動画でペースノートのチェック後、ホテル内でささやかに「前夜祭」を執り行いました。


「前夜祭」終了後は部屋へと戻ってペースノートの清書。それから、SS2「石榑峠西」の過去のオンボード映像をYouTubeで探して、レーシングスピードでのペースノートの読み合わせとロストしそうな箇所のチェックを眠くなるまで繰り返ししていました。

普段はここまでしないのですが(それもどうかと言われそうですが。)、レッキをして路面や道路そのものの状態の悪さがあまりに気がかりだったのと、その状態のSSを「雨天の中」でアタックする可能性が大だったということ。そして峠から後半5kmの急な下り区間…。

翌23日日曜日。サービスパークは雨で水浸し…。劣悪な環境でのSSアタック決定です…。




それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について。今回、私たちのクラスには11台が参戦しています。

SS1:2分09秒5(58.6km/h)。クラス4位。
クラストップから8.3秒差。
スタート直前にドライバーやすい氏が絶叫!突然、バッテリーのチェックランプが点灯したとのことで、猛然とブリッピング。爆音が轟きます。

オフィシャルに咎められはしないかとヒヤヒヤしましたが、そうなる前にランプが消灯し、ひとまず事なきを得ました。「もしかしたらSS中に止まるかもしれない。そうなったらごめんね。」と言われましたが、それはもう仕方がない(笑)。

このスタート前の出来事でSSの感想は何とも…。まあ、普通のSSでした。

SS2:12分03秒8(50.8km/h)。クラス4位。
クラストップから15.4秒差。
「このSSは無事に完走することだけ考えよう。でないと、家に帰れなくなるから。」というような会話をしたような気がします(笑)。

多分、今までのラリーの中で最高に集中してノート読んでいたと思います。本当に最後まで気が抜けないコースでした。しかもスタート時に「フィニッシュ地点でヴィヴィオがクラッシュしているから注意するように。」との指示が出てましたし。

SS中のアクシデントとしては、一つ目に峠にあるシケインでスリップして直進し、斜面へ軽く乗り上げたこと。これはすぐにバックしてラリーを再開。

二つ目はスタート時の指示にあったヴィヴィオのクラッシュ場面との遭遇。SS最後となる左ロングコーナーの入口までやって来たところ、ヴィヴィオのクルーがOKボードを持って「左へ寄れ!」とジェスチャー。

いつクラッシュした車が現れるのかと心配で「左寄り!左寄り!」と連呼してましたが、コーナー立ち上がりにあるフィニッシュラインの直後、横を向いてガードレールに突き刺さったままのヴィヴィオが突然目の前に現れ、思わず二人して声を上げてしまいました(笑)。だって、車一台分の隙間しかなかったのですから…。

前戦に続いての悪コンディションの中、今回も何とか無事に完走いたしました。今回は本当にヤバかったです(笑)。車の汚れが状況を物語ってますよ。


結果はトータルタイム14分13秒3でクラス4位。クラス3位とのタイム差は1秒でしたが、ラリー中にタイムをチェックしている余裕はありませんでしたからね。無傷でサービスパークへと戻れただけでありがたかったです(笑)。

正式結果を持っている間に、SSを4本走ってきた地方選手権組も続々とパルクフェルメへと帰還。


本降りの雨で、私たちのサービス区画は完全に水溜りの中に…。


正式結果を確認したところで現地解散となりました。


解散後、また国道421号石榑トンネルをくぐって、道の駅「奥永源寺渓流の里」へとやって来ました。


職場へのお土産としてこちらを購入。


夜はサービス員で来てくれたやまだ君をねぎらうために焼肉屋で打ち上げしました。


おまけで、SS2「石榑峠西」10.22kmのペースノートを載せておきます。興味のある方はどうぞ。表題の「SS1 永源寺」の文字を消してあるのは、レッキ用ロードブックをもらって確認したら、レッキがSS2→SS1の順だったからです。
























Posted at 2024/11/21 23:12:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 中部・近畿ラリー選手権 | 日記
2024年11月13日 イイね!

【2024年】「豊田しもやまラリー」へ参戦しました

2024年5月18日・19日、愛知県豊田市で開催された「豊田しもやまラリー」へ参戦してきました。2024年の初ラリーとなります。「中部・近畿ラリー選手権」として開催される本ラリーですが、私たちは「JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ」クラスへの参戦です。

2016年の初ラリー以来、我らコンビはずっとTGRラリーチャレンジシリーズへの参戦のみでしたが、最近はSS総距離が10kmにもならないラリーがほとんどで、ドライバーやすい氏が「もっと長いSS距離を走りたい!」と、今年は地方戦への参戦を決めました。

シリーズ参戦予定の「JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ」は中部・近畿ラリー選手権併催のシリーズなので、基本、地方選手権と同じ距離のSSを走行できるのが決め手のようです(そして「いきなり地方選手権クラスへの参戦だと、レベルが高すぎるからね。」という理由もあるとのこと。)。

ちなみに、このラリーには私たちのほかにもTGRラリー組が出場していました。どうも今年からの努力義務で、「2016年以降にTGRラリーを15戦を超えて参戦している場合、2024年のTGRラリーへ参戦する前に地方戦もしくは全日本戦へ1戦以上参戦すること。」とあったようです。

5月18日土曜日、サービスパークとなる「下山保健福祉センターまどいの丘」へとやって来ました。天気は快晴で、ハッキリ言って暑いです(笑)。


土曜日はレッキ(下見走行)、参加確認、車検という流れで、これはTGRラリーと変わりありません。ただ、ドライバーズブリーフィングの開始が17時からと遅いので、車検終了後の拘束時間が長いのが難点ですね(笑)。

今回のラリーのSS総距離は34.82km。SS1・4「根池龍王」7.98km、SS2・4「ドラゴンレイク」9.43kmの構成です。今までの経験の中で一番長かったSS1本の距離は6~7kmなのですが、どちらのSSもその距離を超えています(笑)。

そしてTGRラリーとの大きな違いがレッキを2回できること。TGRラリーは1回だけなので、ペースノートがうまくできるかどうかはある意味一発勝負。それが2回実走行できるわけですから、この違いは大きいです(もちろん法定速度内ですけどね。)。

とは言っても、コース自体がなかなか表現が難しい場所が多くて、作ったペースノートもけっこうチェックマーク(赤丸のところ)を入れる羽目になってしまいました。


レッキが終了してサービスパークへ戻ったら、参加確認と車検に向けての準備。


車検については、TGRラリーとは違った厳しさがあるかもと少し心配しましたが、特にそのような事もなく無事に通過しました。

この後、ドライバーズブリーフィングへ参加して土曜日の日程は終了。豊田市下山は各々の自宅から近いので、今回は「前夜祭」をすることもなく帰宅しました。

翌19日日曜日。サービスパークへ7時15分に到着。昨日の快晴から一転、雨がぱらつくような天気…。コースが落ち葉や泥で汚れているので、この天気には参りました…。


それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について(時間が経ちすぎて、状況をほとんど覚えていませんが(笑)。)。今回、私たちのクラスには9台が参戦しています。

SS1:8分39秒5(55.2km/h)。クラス3位。
クラストップから35.1秒差。クラストップはTGRラリーでクラス優勝する方なので、まあ仕方ないかと…。
屈曲路なのはTGRラリーでもよくある事なのでそれは良いのですが、とにかく道が汚い(笑)。前述しているとおり、杉の落ち葉が敷き詰められている場所や、砂・泥が被っている場所、それに加えてのウエットコンディションで、助手席に乗っていても「グリップ感が全然無い…。」とわかる状態。無事にSSを走り終えて、ホッとしました。

SS2:9分21秒0(60.5km/h)。クラス2位。
クラストップから41.7秒差。
ラリージャパンのSSコースの一部を逆走で使用するコース。SS1・3と比べると道幅が広く(1.5車線くらい)、路面も舗装もおおむねきれいです。
思っていたよりもスピードが乗る区間が多くて、「ノート読むのが遅い!」と言われたり、ロストしたりとワタクシ的には酷い目に遭いました…。

午前のループのタイムカード。複写式のタイムカードでない時は、念のために写真を撮っておきます。


午前のループを終えてサービスパークへ戻ってきました。いろいろとダメなところもありましたが、速報では良い順位にいることがわかり、午後のループもコースから落ちないように完走目指していくことにします。


SS3:8分59秒5(53.2km/h)。クラス3位。
クラストップから55.4秒差。
そして、SS1のタイムの20秒落ち…。二人して「えーっ!どうして!」と声が出ます。2周目でコンディションがさらに悪くなって、コースオフしている車両も増えていましたが、そんなに悪くはないだろうと予想していたのに、このタイムにはガッカリです…。

SS4:9分27秒7(59.7km/h)。クラス2位。
クラストップから47.4秒差。
2周目になっても「ノートのタイミングが合ってない!」とお叱りの言葉…。ふふふふ…。


何はともあれ、悪コンディションの中、無事に完走いたしました。


正式結果はトータルタイム36分27秒7。ラリーの内容はどうあれ、初参戦でクラス2位と望外の結果を得ることができました。毎戦毎戦課題ばかりですが、「終わり良ければ総て良し」ということで、久しぶりに表彰台の喜びに浸りました(笑)。

さて、表彰式での地元の方のあいさつで、「そんなこともありましたが~」と大量のコースオフについてサラッと触れられていましたが、もうそんな出来事には慣れていらっしゃるのか、全然気にもせず「みなさん来年もよろしくお願いしますね。」とウェルカムな感じでした。ある意味、ラリーが根付いてきたのかな(笑)。

そして、オフィシャルの方からは「今回のコース状況に苦情を申し立てた方もいるようですが、ラリーはあるがままのコース状況で走行するものです。『TGRラリー』とは違うんです。」というような話も出ました。

今回のラリーで、あらためて「TGRラリーは『至れり尽くせり』なラリーなんだな。」と実感しました。SSコースは清掃されているし、危険な場所には目印としての標識やテープも張られているのですからね。

ラリー後はサービスを担当してくれた方々と一緒に打ち上げしました。
Posted at 2024/11/13 21:46:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 中部・近畿ラリー選手権 | 日記

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「岩村城へ行ってきました http://cvw.jp/b/1796277/48593295/
何シテル?   08/11 11:50
「小林あに」と申します。よろしくお願いします。 休日はドライブしたり、廃道となった旧道や峠の古道を歩いてみたり(煉瓦製のトンネルや暗渠も好物ですが、最近は...
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平成7年夏購入。 インプレッサ1台目。 購入動機は、WRCのビデオを見たのが一番。 ...
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