9月7日土曜日、ドライバーやすい氏の誘いにより、群馬県高山村の某林道を貸し切って開催された走行会に参加してきました。
たびたび開催されている同走行会ですが、われわれの住む愛知県からは遠方のためになかなか都合が合わず、今回ようやく初めての参加となりました。
この走行会のいいところは、心おきなく林道で本番に近い状況でラリー走行の練習ができることと、経験豊富なラリードライバー・コドライバーの方々(今回はサーキットレーサーの方も。)にレクチャーしてもらえることですね。
当日は群馬県中之条町内に朝7時集合。ナビで検索してみると330kmを6時間ちょっとの予定。自宅から向かうと、高速道路が使えるのは長野道岡谷ICまで。そこから現地までは一般道で向かうかたちになり、ここで時間がかかることになります。なので、金曜日の20時半頃には出発。順調にいけば多少仮眠も取れるだろうとの算段です。
昔から長距離ドライブで愛用しているルートの一つでもある国道142号新和田トンネルを0時前に通過。
眠気も起きず、順調に進んでいたので、群馬県嬬恋村内でJR吾妻線の終着駅である大前駅に寄り道。時刻は深夜1時半頃です(笑)。
午前2時前に中之条町まで約20kmの所にある道の駅「八ッ場ふるさと館」に到着。ここで仮眠を取ることにしました。
夜が明けた5時半頃にふたたび活動開始。
まだ少し時間に余裕があるので、八ッ場ダム建設で路線が付け替えになり廃止となったJR吾妻線の区間を覗きに行ってみます。
レールも架線も今のところは撤去されることもなく放置されています。
鉄橋もそのまま残されています。平沢橋梁という橋名のようです。
石積みの橋脚で古さを感じさせます。
線路脇まで登ってみました。ぱっと見、まだまだ現役線のようです。
線路脇から降りて橋梁を眺めてみると、側面に縦に付いている「補剛材」というプレートがJ型になっています。
「確か、このタイプは古い橋桁だったな。」ということで、望遠で眺めてみると「HARKORT DUISBURG 1902」とあります。
この橋桁は1902年(明治35年)製だとわかります。117年前と相当の年代物ですね。帰宅してから検索してみたら、「HARKORT」は製造会社の社名で、「DUISBURG」はドイツの都市名でした。
寄り道はこれくらいにして集合場所へ。6時半頃に到着しました。ここからは参加車で隊列を組んで開催場所となる林道へ移動して、走行会となります。
参加台数は10台ほど。コース距離は片道約4kmとのことで、1本が往復走行で約8km。これを繰り返していくスタイル。オフィシャルも配置してコース管理がしっかりされている中、9時から16時半ころまでみっちりと練習走行しました。
朝のうちは曇り空だったのが、やがて快晴に。
ラリーだと移動区間もありますが、折り返しの待機時間を除けば、ひたすら走行。なかなか疲れました。
私たちが出場しているTGRラリーだと、最近は総SS距離が10km未満なんてことも増えましたが、ここは2往復すれば16kmとTGRラリーの総SS距離を優に超えます。本数を数えていたわけではないのですが、間違いなく7~8往復はしているので、1日で50km以上、本番に近い状況で走り込めたわけです。
正直、ラリーに出場する前に事前に練習することはないので(ドライバーやすい氏がサーキットやダートラ場で練習することもたまにありますが、やはりラリーコースとは環境が違うので。)、走行の練習やペースノートの読み合わせ・タイミング合わせのためにも、今回は本当に参加してよかったです。
そのほかにドライバーやすい氏は、プロのコドラYさんに同乗してもらったり、アジパシや全日本に出場しているラリードライバーKさんの横に乗せてもらったりで、さらに充実した内容でご満悦でありました(笑)。
同乗体験走行は本当に言葉もなかったようで、「今まで、サーキットとかでプロの横に乗ったことが何度かあるけど、それとは全然違う。こんなん絶対追いつけるわけがない。どうなってんだ。」みたいなことを言っておりました。やすい氏も畑違いとは言え、長年サーキットレースでの経験はあるんですけどね。それでもこの感想かと。
最後に大きなお土産をいただいて無事に走行会を終えることができました。もう来週はTGRラリーの次戦が控えているので、何か役立てられたらなと思います。
この後は、やすい氏はレース仲間と都内で飲み会があるとのことで、ご機嫌で解散。私はひとり、沼田市から国道120号金精トンネルを抜けて、奥日光へと走っていきました。

Posted at 2019/09/10 11:46:39 | |
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