
7日土曜日は、友人Tと北設楽郡東栄町にある明神山(1,016m)へ山登りに行ってきました。
この山を登るのは10年振り位です。
自宅を5時45分出発。西尾市内で友人Tをピックアップしてから山へと向かいます。
8時半過ぎ、登山口に到着しました。
狭い駐車場で同じタイミングにやってきた方に「せっかくなんで、一緒に登りませんか?」と声をかけられ、一緒に山頂へと登ることになりました。
Mさん、男性、64歳。
浜松市から来たそうで、40代から登山を始めて、今は北、南アルプスもよく行くとのこと。
「この山は、冬の間の基礎体力作りと岩場歩きの練習のためによく登るよ。ここでしっかり練習すれば北アルプスでも大丈夫だよ。」
邪魔になりませんか?と尋ねたら、「腰痛で2、3か月登れず、今日はリハビリ気分でゆっくり登るつもりだから。それに連れ合いがいたほうが楽しいですしね。」
準備をして9時15分頃、登山口を出発します。
まずは尾根に向かい斜面を登っていきます。
杉林の中ですが、道にはこぶし大の石が散乱していて歩きにくい状態です。
尾根まで上がると展望が良くなってきます。
所々に幅の細い尾根や5~10m位の鎖場、はしごがあったりして、なかなか退屈しません。経験の乏しい私達にはなかなかスリリングです。
Mさん「こういう所を何往復もすると段々と岩場での感覚が身についてくるよ。」
岩の細い尾根「馬の背」からは、遠くに南アルプスや富士山の頭が見渡せました。
愛知県内から富士山を眺められたのは初めてです。
山頂直下にある5mほどの岩場では、Mさんが「最後にせっかくなんで、鎖なしの岩場も登ってみましょう。私が見本を見せますから。」と登っていきます。
岩場の真下は切り立った崖なので、慎重にMさんが辿ったルートを追います。
2時間半かかってようやく山頂に到着。
狭い広場には、どこから来たんだというくらい登山者で一杯です。
ここで小休止。展望台から周りの山々を眺めて、お昼におにぎりを2個食べます。
12時を過ぎたところで下山を始めます。
登りの時はあまり気にしなかった鎖場やはしごも、いざ降りるとなると先がよく見えず、へっぴり腰になります。
Mさん「もっとよく下を見て、足場を確認してから足を降ろして。」
さらに下りを進んでいくと大きいリックを背負って登ってくる人があり、Mさんが「山で泊まるの?」と声をかけたら、自衛官さんで休みを利用してレンジャー訓練の試験に備えて、20kgのリックを背負って山登りに来たとのこと。
自衛官さん「訓練の中に4日4晩不眠不休で敵地を自活しながら単独行動する想定のものがあって、ちょっとでも練習になればとやってます。
訓練中は24時間教官に周囲から監視されているんで、少しでも眠ったら敵襲されるんですよ。」
何とも凄まじい…。
「気をつけて練習してください。」とお見送りしました。
さらに進むと、今度は登りの時に後ろからついてきていた人が「下りる登山口を間違えた。」と登り返してきました。
Mさんが「その登山口なら帰り道だから送ってあげるよ。今から登り返すのは大変だよ。」と止めましたが、戻れると思いますと結局行ってしまいました。
Mさん「道に迷ったり間違えたりすると、ああやって余裕がなくなるからね。気をつけないと。」
いろいろありましたが、14時過ぎ、無事に元の登山口に帰ってきました。
ここでMさんとはお別れ。
三遠南信道鳳来峡IC近くの「うめの湯」で疲れを癒してから帰途につきました。

Posted at 2013/12/08 05:39:55 | |
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