27日日曜日、旧見代発電所取水堰堤と取水路を歩いてきたわけですが、帰宅後に母から「作手なら私も行きたかったな。」と言われてしまいました。うちの母は山歩きが好きで、作手あたりはかつて自分で車を運転していた頃は一人でドライブに行っていましたから、身近で手軽な感じがしたのでしょう。
今日も有給休暇の消化で(ありがたいことです。)、特に予定もなくお休みだったので、母に「昨日行ったところに一緒に行ってみるか?」と声をかけたところ、喜んで「行く!」との返事。一応、どういう場所なのかを説明して、「まず川を渡れなければ話にならないし、道なんか全くないよ。」と伝えましたが、「行ってみてから考えればいい。」というので、連れていくことにしました。
昨日と同じ旧廃道にやって来ました。
同じように斜面を下っていきますが、この時点でだいぶ足元がおぼつかない様子。声をかけつつ、少しでも歩きやすそうなルートを選びます。
そして昨日川を渡った同じ場所に来ました(写真は昨日のもの。)。
昨日とあまり水量に変わりがなく、母が履いてきたくるぶしまでの長さの長靴では到底渡れそうにありません。私、「どうする?どうしても渡るのなら、いっそ長靴も靴下も脱いで、ズボンも膝までまくって渡ったほうが安全だよ?」と聞いてみます。母、「じゃあ、そうするわ。」といそいそと支度し始めます。(その気なら付き合うか。)と長靴だけ私が持ち、先に川を渡りながら誘導していきます。何とか無事に渡渉。母、「川を渡るなんて子供の時以来だ!」とちょっと興奮気味。「次はどっちへ行くの!?」という感じで、「そんな急がなくてもいいから。」となだめます。
さて、気を取り直して昨日と同じように川岸に沿って堰堤へと近づきます。
私が昨日ひょいひょいと行ったところも、母には危険な場所もあるのでいちいち確認しながら先導していきます。
やっと堰堤に取り付きました。
私が銘板など昨日撮ったものを撮り直していると、待ちきれないのか母はどんどん先へ進もうとします。
ちょっとした追いかけっこになってましたが、危険な場所は必ず自分が先に行くようにします。
昨日引き返した沢へと着きました。私は上司から電話がかかって来たので沢のほとりで話し込み中。母は先に対岸まで上がってました。
この先は最近崩落したかのような場所が多く、足場が安定しません。母に何度も声をかけます。
取水路で唯一の暗渠部分に到着しました。
ここから取水路は大きく左へと曲がっていき、国道から離れていきます。
この時点で14時を大きく過ぎ、母を連れてこの先を行くには時間が無くなってきたため、今回はここで打ち切ることとしました。
急斜面の杉林を慎重に降りて、巴川の河原へ。
降りた場所の流れが急すぎるので、昨日自分が帰りに渡った場所まで上流側に登り、母にはまた長靴を脱いでもらって国道側への岸へと渡ってもらいました。旧廃道へと登るルートも同じ。見上げるような杉林の急斜面に驚きながらも「ここが一番近いルートなら行く。」と言って登っていきました。
国道まで出て車へと歩いていると、「あんたがやっていることがよくわかったわ。」と言われました。今までは行きやすい所しか連れて行っていませんでしたからね。ちょっとリスクを負わせる道中になってしまったかもしれません。
まあ、本人が「冒険できてよかった。」と喜んでいたのは幸いでしたけど。
Posted at 2015/09/28 18:59:32 | |
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