7月9日・10日と毎年恒例の家族旅行へと行ってきました。今年は父を連れての旅行なので、宿泊先は父の希望により和歌山県の那智勝浦町に決定。向かうルートは奈良県から十津川村、新宮市を経由して那智勝浦町としました。
初日は台風の影響による強雨でしたが、予定どおりまずは奈良県へと向かいます。
移動の車中でどこへ行くか話し合い、やって来たのは「新薬師寺」。
新薬師寺といえば奈良時代から残る十二神将像が有名ですが、お約束の「堂内写真撮影禁止」のため本堂の写真のみ。本堂も奈良時代の建物で国宝に指定されているそうです。
新薬師寺は来訪者が少なくて、十二神将像をじっくりと眺めることができました。
まだ小雨が残る中、「次はどこへ行こうか?」となり、少しでも和歌山に近いほうがいいだろうということで明日香村へ。
「石舞台古墳」
昔は石室の上にも登れてしまうほど、特に管理もされずのどかな場所でしたけど、今は垣根に覆われて外からは見えなくなり、入場料も必要になってしまいました。
さて、ここからは国道168号で十津川村経由新宮市へと行く予定でしたが、雨の影響から規制がかかり通行不能とのこと。もう一つのルートである国道169号も同じく通行止め。
結局、三重県まで逆戻りする羽目になってしまいました。規制が出ていなくて距離も近いということで国道166号で紀勢道勢和多気ICまで山越えです。
国道166号を通るということで、自分の趣味事でちょっと寄り道。旧道にまだ残っている国道標識と古い案内標識の写真を撮ってきました。
険しい高見トンネルの峠道を越え、無事に勢和多気IC到着。
ここからは紀勢道・国道42号を寄り道もせずに延々と走行。予定より遅くなりましたが18時には宿泊先の那智勝浦町の旅館に着きました。
休憩もそこそこに30分ほどで夕食に。
美味しい料理を腹いっぱい食べさせていただきました。
さて2日目。
まずは太地町にある「くじらの博物館」へと行くことになりました。
館内に入ると大きなクジラの骨格標本が天井から吊るされています。
そのほかにもクジラの標本展示や捕鯨の歴史の説明などがあり見学しました。
敷地内の入り江ではイルカやクジラが遊泳。
入り江に延びた桟橋からは「餌あげ体験」ができるとあり、姉はさっそく餌を買ってきて嬉しそうにイルカたちへ魚の切り身を投げ与えておりました。
手を伸ばせば触れそうなところで一生懸命愛嬌を振りまいているイルカを見ていると、だんだん自分も餌を買ってこようかという気持ちになりましたが(笑)、グッとこらえて写真だけ撮らせていただきました(写っている人物は姉ではないですが。)。
併設の水族館も見学。水中トンネルはイルカが激しく泳ぎ回っていて、目が回りそうな感じ。あまりの速さに写真がうまく撮れなかったので、イルカの腹の写真だけ。
思っていた以上に堪能してしまった「くじらの博物館」を後にして、次にやって来たのは「熊野本宮大社」。
海辺は涼しかったのに、ここはものすごく蒸し暑い…。黙々と参拝路の階段を登って本殿へ。
写真は本殿前の門まで。
車中ではほとんど寝ていたので割と元気が残っている弟。
お昼も回ったのでようやく帰宅の途につくことに。新宮市まで戻ると大回りなので、ナビで検索されたショートカットルートの国道311号で熊野市へ出ていくことに。
途中、いきなり国道から外れたルート案内になり、3桁番号の県道へと突入。何かおかしいとルートチェックしたところ、律儀に距離が短いほうを選択したらしいです。
国道へ戻ろうとしたところ、話に聞いたことのある「丸山千枚田」まで数kmの案内があり、「まあ、せっかくだから寄ってみるか。」ということに。
「丸山千枚田」
急坂を登り詰めた先に開けた千枚田の風景。心が和みますねぇ。
国道へと合流するために下った道もすごい急坂とカーブの連続。よくまあこんな場所で田んぼを切り開いたものだと思います。
毎年恒例の行き当たりばったり旅行でしたが、思いがけなく良い体験ができてなかなか満喫できました。ただ、軽四に大人4人はくたびれましたけどね…。
Posted at 2016/07/10 21:29:45 | |
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