雨天の本日。「雨だけどどっかトンネル行こうかな…。」と10時半くらいまで家でモヤモヤしてましたが、結局お出かけしてきました。
まあ、新規訪問ではなく、毎度の不定期恒例訪問な場所で、長野県木祖村の旧中央本線鳥居隧道へ。現地の気温は5℃。木曽谷に入った頃から山の頂上付近の木々には積雪が見られるほどの冷え込み。
小雨に打たれながらトンネルへ向かいます。
鳥居隧道の薮原側坑口です。
薮原側は大正時代に延伸工事されていて、その部分がコンクリート造りです。ただし、アーチ部分は施工が容易な煉瓦積み。
トンネル下部の側壁部分はコンクリート。
薮原側は旧坑口付近で崩落してしまってます。
明治43年開通時の坑口。延伸部分との継ぎ目に石積みのアーチが見えています。
トンネルの上に登れば坑門の頂上部だけ見ることができます。おそらく石積みの坑門だったと思われます。
薮原側はこれにて終了。
国道19号新鳥居トンネルをくぐって、今度は奈良井側の坑口へ来ました。
坑門は年々ボロボロになっています。
トンネルの番号「58」のペイントもすっかり薄くなりました。
坑口付近は全周に渡って煉瓦が剥落してます。
何でしょうかね?全然詳しくないのでわかりません。
電球が残ってます。
今回は今までで一番奥まで歩いていきました。坑口からの光が見えなくなるくらいまで行きましたので500mくらいは行けたのかな?真っ暗なのでいまいち距離感覚がつかみにくいです。
ようやくお目にかかったのが大型の退避坑。
旧北陸本線山中隧道で見たものよりも奥行きが浅い感じです。
わかりづらいですが、天井部に小さなコウモリがぶら下がって寝てました。
まだまだ先は続いています…。
一人で暗闇を歩き続けてさすがに気持ちが萎えてきたので、さらに退避坑2つ分だけ進んだところで引き返しました。
好んでもぐっているといっても、坑口まで戻るとやはりホッとしますね。
何とか側壁が石積みになっている所まで行ってみたかったですが、またの機会ですね。貫通していて反対側の光が見えていればもう少し気楽なんですが。
Posted at 2017/11/18 22:07:05 | |
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旧中央本線鳥居隧道 | 日記