今日は、滋賀県米原市大野木にある旧東海道本線政所川橋梁へ行ってきました。
鉄道としては廃線ですが、道路としては国道及び県道の橋梁として立派に現役です。行くのは今回で2年半ぶり3回目ですかね。
国道365号大野木交差点付近の駐車帯に車を停めて、枯れ草と廃棄物にまみれた斜面を下り、政所川へと降り立ちます。
旧東海道本線政所川橋梁(新)。こちらは北側の坑口になります。
記録によると明治21年(1888年)11月竣工とあり、関ヶ原駅から長浜駅へと向かっていた路線が近江長岡駅経由に変更された際に設置されました。現在は滋賀県道244号の橋梁となってます。
洞内には人道用だったと思われる渡し板が珍しく現存しています。
反対側(南側)の坑口です。
今回はちょっと頑張って、渡し板の上に登ってみました。
当たり前ですが天井が近いですね(笑)。
渡し板を架けている角材には、側壁から突出させた石材と接触している部分で一部腐食しているものもありましたが、渡し板の部分も含めて、いろんな部位を叩いてみたところ硬い感触で、問題はなさそうでした。
渡し板の上から「えいっ!」と河原に飛び降りて、もう一つある政所川橋梁へと向かいます。
旧東海道本線政所川橋梁(旧)。南側の坑口です。
こちらは明治16年(1883年)4月竣工とあり、関ヶ原駅〜長浜駅間の建設に伴い設置されたものです。現在も特に補修・補強されないまま、国道365号の現役橋梁として供用されています。
こちらにも人道用の通路が設けられていたと思われる石の出っ張りが側壁に続いています。
反対側(北側)は水深が深いため、長靴では通り抜けできませんでした。
今回はここで切り上げ。渡し板に登る際の無理がたたったのか、上腕と胸板が軽い筋肉痛になってしまいました(笑)。
Posted at 2017/11/26 19:03:36 | |
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東海道本線 鉄道・廃線跡 | 日記