今日は、旧豊橋鉄道田口線跡に残る「麹坂隧道」へ行ってきました。
トンネル前は倒木が多いですね。ぬかるみもひどいです。
麹坂隧道の鳳来寺側です。
延長は441.35m。緩くカーブしているため反対側の光は見えません。
長いトンネルにお約束の退避坑。
路盤には水が流れています。
ようやく反対側の光が見えてきました。
コンクリート覆工されているのは途中までで、中央部はほとんど素掘り区間となります。
部分的にコンクリート覆工してます。
水気が多いためなのかコンクリートの痛みが目立ちます。
トンネル内は落盤が原因と思われる大きな岩石はほとんど転がっていませんが、ここだけ側壁部分が崩落していました。
岩盤を削って造った退避坑みたいです。
岩盤から受ける圧迫感が重々しいですね。
玖老勢側へと出てきました。
昭和初期のコンクリートトンネルらしく、味も素っ気もないデザインです。
この先、県道32号との交差地点まで進みました。
交差地点手前の築堤下に道跡らしきものが見えたので、下まで降りてみたらガードがありました。
コンクリート造りにかかわらず、なぜか側壁部分は石垣で、上部には笠石もあります。
多少凝った造りにしたのは、この道が伊那街道(この辺りの主要道)と鳳来寺(名所旧跡)を結ぶ道だからだと思われます。
道跡は県道が通る峠へ向かって続いているようなので、喜々として跡を辿っていきます。
橋跡の石垣ですね。
道幅はありますが、勾配がきついので車道改修後の街道なのかは微妙。
県道の擁壁に飲み込まれてしまいました。残念…。
今回は、何かトンネルよりも自分の知らない廃道を見つけた方に興奮してしまいました(笑)。
Posted at 2017/12/24 19:50:13 | |
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旧豊橋鉄道田口線跡 | 日記