今日もお休みで(最近、週3日出勤です(笑)。)、ひとり豊橋鉄道渥美線でも乗ってこようかと出かける支度をしていたところ、母に「どこか出かけるなら連れてって。」と言われ、急きょ予定変更。渥美半島にある田原市までドライブすることにしました。
やって来たのは、サンテパルクたはら。
「農業公園」というテーマで造られた施設ですが、わざわざここへとやって来た理由はこれ。
この施設に展示されている豊橋鉄道の電気機関車と電動貨車が目的。
私は展示車両を見て、母には産直コーナーで野菜でも買ってもらえば良かろうという算段です(笑)。
さっそく、展示車両を見物します。
電気機関車「デキ211」。1925年(大正14年)製で、1997年(平成9年)に廃車となったそうです。貨物輸送や車庫での入れ替え作業に従事しました。
いわゆる凸型電気機関車ですね。
「211」の書体が何となく名鉄の車両っぽいです(断言できる知識はないので。)。
車内も見物できるので乗り込んでみます。
運転台は線路に対して横向きに設置されています。これならば、運転士が首を向ける方向を変えるだけで前後どちらにもすぐに走行可能です(笑)。
ボンネット?下の部分には色々な機器やタンクが設置されています。
しかし、片方のボンネット?下はがらんどう…。機器類を撤去した感じは無く、思わず「えっ、なんで?凸型はこういうもんなの?」と口に出てしまいました(笑)。
地方私鉄で扱うような小さな電気機関車なので、運転室の見物はあっけなく終了。最後にとりあえずパンタグラフを撮っておきます。
次は、電動貨車「デワ11」。元々は、1923年(大正12年)製の電車でしたが、貨物輸送増強のために1943年(昭和18年)に電動貨車に改造されたそうです。1997年(平成9年)に廃車となりました。
貨物輸送用には能力不足だったようで、早々に駅や車庫での貨車や電車の入れ替え作業がメインになったそうです。結果的には、それが長生きにつながりました。
側面は、窓があることを除けば貨車ですね。
「豊橋」とあるのは、豊橋鉄道所属という意味でしょうか。
貨車なので、室内はすっきりとしています。
天井も外板が剥き出し。作業灯なのか白熱灯が付いています。
運転台の装備もいたって簡素で主幹制御器とハンドルを回して制動する手ブレーキのみ。座席すらありません。
主幹制御器には「東洋電機製造株式会社」の刻印があります。
運転室の天井部は、板材を曲げ加工してあります。
電動貨車。今となっては珍しい存在です。
最後に、公園に隣接する芦ヶ池を。
私は展示車両を満喫できたし、母もひとまず満足したようで、帰路につきます。
途中、1か所だけ寄り道。豊橋鉄道渥美線の老津駅にやって来ました。
この駅の東の外れに車両基地の予定地として引かれたレールが残っていると、ある方の記事を読みやって来ました。
確かに渥美線の脇に何本か雑草に埋もれたレールが見えています。
しかし、これは草が枯れる冬にでも出直した方がよさそうですね。
老津駅周辺を歩き回っている時にまたも雨が…。傘を持ってきていなかったのでずぶ濡れになりましたが、もはやそんなことは慣れっこなので、気にも留めませんでしたけどね。
結局、その後はずっと雨。最後に母の買い物に付き合ってから帰りました。
Posted at 2019/08/27 22:10:40 | |
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