三連休の中日の2019年2月10日日曜日、姉から「北野天満宮へ行くけど、一緒に来る?」と言われ、暇だったのでついていくことにしました。
北野天満宮へ来たのは初めてですね。もっと受験生とかで混んでいるのかなと思っていましたが、そんなことは無くて、すんなりと駐車場へ停めることができました。
まずは本殿へと進み、参拝します。
「楼門」。
つづいて「三光門」。
「飛梅」ですね。
「本殿」です。
これは某茶人武将が主人公の漫画にありました燈籠ですね。
さて、姉が北野天満宮を訪れた目的は、宝物殿に展示されている刀「鬼切丸」を見るため。酒呑童子の伝説に登場する名刀ですね。どういう理由かわかりませんが、「スマホでの撮影は可。カメラでの撮影は不可。」とあったので、素直に写真は撮りませんでした。まあ、物騒な伝説に絡む刀なので、あまり撮る気もありませんでしたけどね。
これで姉としては目的を達したので、「あとはどうする?」という話になりましたが、せっかく京都に来たのでもう少し回ろうかということになり、北野天満宮から東へと向かい、次は銀閣寺へ行くことにしました。
銀閣寺。
ここからは、哲学の道を歩いて南禅寺へと向かいます。
南禅寺。
私の趣味的に南禅寺と言えば「水路閣」。
琵琶湖疎水の分水路の水路橋になります。建設当時は相当の物議を醸したそうですが(南禅寺という名刹の境内に西洋建築の煉瓦造水路橋を通そうというのですから当然ですね。)、今では立派な名物です。
これは水路閣の先にあるトンネル。この先はいくつかトンネルを抜けて、哲学の道沿いの水路となります。
つづいては、琵琶湖疎水のインクライン跡をくぐる「ねじりまんぽ」。
扁額になんて書かれたあるのかよくわかりませんね。調べてみると「陽気発處」と書かれてあったそうです。
内部は「ねじりまんぽ」らしく、螺旋状にねじれて煉瓦が積まれています。側壁も装飾されています。
反対側です。こちらの扁額は「雄観奇想」だそうです。
この後もさらに歩き進めて、
知恩院。
八坂神社。
八坂神社の西楼門まで歩いてきて、ここで引き返しました。
蹴上発電所。琵琶湖疎水の落差を利用した水力発電所です。
道路から水圧鉄管が見えます。
これは、「ねじりまんぽ」の上を通る、蹴上のインクライン(傾斜鉄道)跡です。1891年(明治24年)から1948年(昭和23年)まで利用されていたそうです。
琵琶湖疎水は、琵琶湖の水を京都市街地の用水として送り込むための用水路として建設されましたが、それだけではなく、京都と大津を結ぶ水運ルートとしても利用することになっていました。しかし、ここ蹴上地区は琵琶湖側と京都市街地側との高低差が大きく、船がそのまま水路を通ることができないためにインクラインが設置されました。
運用方法は、写真のように大きな台車に船を乗せて、一直線の坂を昇り降りさせる方法をとっていました。
残っているレールと枕木は、保存に合わせて再設置されたものだそうです。
インクライン跡の上流側の先端まで来ました。蹴上浄水場か蹴上発電所の取水口だと思います。
こういう水が吸い込まれていく施設を見ていると、何となく恐怖を感じます(笑)。
この後は元来た道を戻り、車を停めた銀閣寺近くの駐車場まで歩いて戻りました。そこそこ車で寄り道して見物するつもりが、結局さんざん歩き回ったので、けっこう足にきていたような記憶があります(笑)。
Posted at 2020/04/25 18:51:16 | |
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