2020年10月25日日曜日、静岡県裾野市で開催されたTGRラリーチャレンジin富士山すその戦へ参戦してきました。この前週のTGRラリーチャレンジカップin吉野ケ里戦に続いて、2週連続のラリー参戦となります。
ラリー前日の10月24日土曜日、サービスパークとなる裾野市運動公園に集合。ラリーに向けての参加確認と車検を受けました。
車検で発煙筒が期限切れになっていたことを指摘されましたが、有効期限内のものを翌日に用意することで車検通過となりました。
土曜日の用件はこれにて終了。宿泊場所へと移動します。が、ドライバーやすい氏、その途中であらかじめチェックを入れていた裾野市内のとある模型店へ寄り道。掘り出し物のプラモデルが見つからないか物色します(笑)。
長い時間かけて店内を見回り、ようやく3点を選んで会計。私が「選ぶまでけっこう時間かかったけど、お目当ての物が無かったの?」と尋ねたら、「いや、その逆で、品揃えが良くてどれを買おうか迷ってた。本当はもう2つ3つ買いたかったけど、それが60分の1スケールで箱が大きくてさ、車に積めないからあきらめた…。」。車内には整備用の工具とか二人分の荷物とかいろいろ積んでますからね(笑)。
恒例の「前夜祭」ではお一人様が合流。昨年のTGRラリー弘前でサービス員をしてくれたイクタさん。今回もサービスを担当してくれるそうです。
行ったお店は、トヨタ東富士研究所の社員がよく利用するらしい居酒屋さん。
先週の吉野ケ里に引き続き、今回もおいしい料理をいただけました。
最後にいただいたのは「本わさび丼」。
鼻にツンと来るような辛みではなく、さっぱりとした辛みというんですかね。鰹節と混ぜて食べると程良くなって、こちらもおいしくいただきました。他の二人は「おかわりが欲しいくらいだ。」と言っていたくらいですからね(笑)。
それからラーメン屋へと移動して、〆のラーメンもしっかり食べました(笑)。
翌日の25日日曜日。早朝から雲一つない快晴で、富士山がよく見えます。
今回のコースは、3か所のSSを2周するルート構成。SS1・4は裾野市運動公園内の道路を使用するコース。SS2・5とSS3・6は、同じ林道を2か所に分けて使用します。
距離は、
SS1・4「スポーツ」:0.42km。
SS2・5「オレンジ・リバース」:2.53km。
SS3・6「グリーン・リバース」:5.03km。
SS合計15.96km。公園内にコースが設けられてはいますが、ギャラリーステージの設定はありません。
SS2・5のコースは過去に走ったことがあるので、その時のペースノートの内容を書き写したものを持参して、レキを行いました。
ここも前戦の吉野ケ里戦ほどではないですが、小刻みにコーナーが連続し、かつアップダウンも多いコース。レキの途中で、何度かコーナーの度合いやラインの取り方を迷うこともありました。
レキを終えてサービスパークへ戻ると、イクタさんに加えて、今回のサービスを担当してくれるツールボックスのムロモトさんと裾野市内の某車メーカーにお勤めの方(お名前失念。)が設営を終えて私たちを待っていました。
今回、ムロモトさんが自身のショップでのPR用に動画を撮るということで、車の何か所かにカメラを取り付けていました。
一方、私たちは、今回初めて(逆走では走ったことがある。)となるSS3・6を撮影した動画を見ながらペースノートの読み合わせ。
そんなことをしているうちにドライバーズミーティングの時間。「密にならないよう広がってください!」と声がかかるも、79台158名のクルーが集合していますから、なかなか大変そうでした。
今回の有名どころとしては、久しぶりに豊田章男社長ことモリゾウ選手が出場。冒頭でエントラント代表としてあいさつしていました。他には哀川翔選手がいましたね。
それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について書いていきます。実際のところ、内容についてあまり覚えが無いというか、印象に残るような出来事には乏しかったですね。ノートをロストしたりしてますがちゃんと復帰もできましたし(ロストしてはダメなんですけどね…。)、吉野ケ里戦よりは淡々とやれたという点では良かったのかも。
と言いながら、最初のSS1へ向かう途中でハプニング(笑)。ムロモトさんが助手席側の屋根にもカメラを取り付けていたのですが、オフィシャルが駆け寄ってきて「屋根のカメラ、HQから外すよう指示が出たので、すぐに取り外してもらえませんか!」とのお言葉。
もうTC1の直前で、シートベルトを締め、ヘルメットもかぶっている(しかもインカムのコードもつないでいるし。)状態でしたが、何とか手を伸ばして引き剥がし、ターゲットタイムどおりにTCインできました。いやぁ、危なかった(笑)。
SS1:34秒4(43.9km/h)クラス4位。クラス1位から1.0秒差。
特にありません。窮屈な三角形のコースですし。
SS2:2分17秒2(66.3km/h)クラス4位。クラス1位から6.1秒差。
スタート直後からインカムが聞こえなくなっていたらしい。インカムがだめな状態でも私の声は聞こえていたようで、一応支障なく走行できたとのこと。
ドライバーやすい氏「(読み上げがまだ)遅いかな。」。
SS3:4分29秒7(67.1km/h)クラス4位。クラス1位から12.2秒の大差。とは言っても、1位のHATANO選手は別格ですからね(笑)。クラス2位とは4.1秒差です。依然、インカムは不通のまま。ここでは、コース後半の路面のギャップでレキでは予想していなかった以上に車が跳ねてちょっとヒヤリとしました。
SS3からの帰り道の途中でインカムの本体をようやく確認したところ、蓋が外れて電池が飛んでいたことがわかりました。そりゃ聞こえないはずだ…。
昼のサービスの時に無くなった蓋や電池を車内で探してもらい、テープで補強してもらいました。TC1前で引き剥がしたカメラもお返ししました。
SS4:33秒0(45.8km/h)クラス2位。クラス1位から0.1秒差。
このショートコースで1走目よりも1.4秒も短縮。ドライバやすい氏も「なんでそんなに縮まってるの?」といった感じ。各コーナーをスムーズに回れたのが良かったのでしょうかね。
SS5:2分16秒2(66.8km/h)クラス3位。クラス1位から5.6秒差。
1走目より1.0秒短縮。1秒縮まったことを伝えると、ドライバやすい氏「まあ、そんなもんだろうね。」。
SS6:4分28秒2(67.5km/h)クラス4位。クラス1位から13.1秒差。クラス2位から5.7秒差。1走目より1.5秒短縮。SS後半のギャップの事を二人とも忘れていて、また車を大きく弾ませてしまいました。
最終結果は、E-4クラス完走8台中4位、総合完走78台中9位でした。
結果から振り返ると、普段私たちが指標にしている原田選手が不調でクラス5位に沈む結果だったので、HATANO選手とMR-S組についでクラス3位に入る目もあったかもしれませんが、私たちとタイムが拮抗していた120号車(SS5までで120号車が0.2秒先行。)が、最終のSS6で私たちを5.7秒引き離すタイムを出し、クラス2位へとジャンプアップしてしまいました…。
SS6で何らかのトラブルを起こした(一走目の12.4秒落ち。)MR-S組がクラス3位へ落ちましたが、それでも私たちとの差を2.6秒残していました。
今回は原田選手には勝ちましたが、それよりも3位を逃す結果になったことの方が、ドライバーやすい氏にはダメージが大きかったようです(当然です…。)。
次回参戦の予定は、11月8日に富山県高岡市で開催予定のTGRラリーチャレンジin高岡万葉。何度も出ているラリーですが、最大の山場は三千坊SSにある道幅の狭い鋭角のタイトターン。ここで失敗すると間違いなく10秒近くロスしますから、約11kmの総SS距離では致命的と言えます。
現在、私たちはポイントランキングで暫定トップ(吉野ケ里戦で稼いだおかげ。)。すでにエントリーリストが発表され、初めてクラス1番手での出走になることがわかりました。
しかしながら、ドライバーやすい氏によると、HATANO選手のチームメイトで「なんでTGRラリーに出ちゃうの?」というレベルのレーサーが参戦するそうです。佐々木雅弘選手と言うそうで、何とコドラは全日本ラリーで今年度のドライバーズチャンピオン最有力候補の若手、新井大輝選手が務めるという組み合わせ。
これでまた次戦もクラス4位の線が濃厚になってきてしまったよ…。