2023年5月6日土曜日、弟と二人で群馬県富岡市にある世界文化遺産「富岡製糸場」を見学してきました。
例年、ゴールデンウィークは春日部市のショップ「プロトタイプ」さんを訪問して弟の車のオイル交換を実施。夜は店長さん・常連さん達と飲み会をして宿泊。翌日は大回りして、関越道・上信越道経由で長野県佐久市から岡谷市へと出て中央道で帰路につくパターンがほとんど。
弟から「どこか寄り道できる場所はないか?」と言われたので、「それならいつも素通りしている上信越道で行ける富岡製糸場へ行ってみるか。」と提案したわけです。
今回は5月5日金曜日に「プロトタイプ」さんを訪問することに。ゴールデンウィークの渋滞を避けるため自宅を午前1時に出発。渋滞に遭うこともなく5時台には首都高で東京都心部を通過。
6時半頃には春日部市の隣であるさいたま市岩槻区の岩槻城址公園に到着。ここで時間調整を兼ねて休憩し、10時半頃お店に到着しました。
お店ではパジェロミニのオイル交換などを実施。
その後は夕方までYZW店長さんや常連のお客さん達とおしゃべりしながらまったりと過ごしました。
お店にいる間、暇つぶしにすぐ近くにある東武伊勢崎線北春日部駅に併設の車両基地(南栗橋車両管区春日部支所)へ。ちょうど特急車両500系「リバティ」が停車しておりました。
この日の晩は予定どおりにYZW店長さん・常連さん達と春日部市内で飲み会。そのまま市内で宿泊しました。
さて、翌5月6日土曜日。同じく宿泊した常連さん達とファミレスで朝食を共にした後お別れして、私たち兄弟は一路、群馬県富岡市へと移動します。
11時半頃、富岡製糸場へと到着しました。世界文化遺産に登録された頃に比べると来場者数の減少に悩まされているとのことですが、その分、ゆったりと見学することができました。
まずは東置繭所へと向かいます。
東置繭所の建物内部。
東置繭所を出てきました。
煉瓦造りの小屋。
こちらは西置繭所。
黒色の巨大なたらい型の物体は鉄水溜(てつすいりゅう)。鉄製水槽で日本に現存する鉄製構造物では最古級のものだそうです。
西置繭所の2階内部。西置繭所は2階の一部も公開されています。
ベランダへと出てきました。こちらも一部だけ立ち入ることが可能です。
先程の鉄水溜を見下ろしています。
こちらは1階多目的ホールの壁面。壁面全体に戦前発行の新聞が貼り付けられています。けっこうな時間、しげしげと記事や広告を読んでいました(笑)。
幹部用社宅。
富岡市イメージキャラクター「お富ちゃん」。
検査人館(左)と女工館(右)をつなぐ渡り廊下。2階の渡り廊下が何となく気に入ったので撮りました(笑)。
こちらは繰糸所。
こちらも建物内部を見学できます。
内部には昭和62年(1987年)の操業停止時(当時は片倉工業が工場を所有。)まで稼働していた自動繰糸器が展示・保存されています。
ちなみに操業停止時に残っていた富岡製糸場の歴史的な建物群が、破壊されることなくその後も保存されていたのは、最後の工場所有者であった片倉工業が、この工場の歴史的な重要性に鑑みて「売らない・貸さない・壊さない」の方針を堅持したことによるものだそうです。
世界遺産登録に向けて、片倉工業が富岡市へと工場を寄贈したのは、平成17年(2005年)のことです。
首長館。
寄宿舎(妙義寮・浅間寮)。
片倉診療所。
このような感じで敷地内の建物群をぐるりと見学しました。「もっと内部へと入り込んでみたいなぁ。」という場所もありましたが、なにぶん古い建物群ですし、文化財としての調査・保全を行っている最中の箇所もあるので、これから順次公開範囲が広がることを期待しています。
この後は、すぐに上信越道へと乗り直さずに国道254号で下仁田・内山峠と通過し、さらに佐久市から岡谷市へと進み、岡谷ICから高速道路に乗りました。
中央道へと出たら、毎度の小黒川PAで晩御飯。
弟は「黒とんかつ定食」を注文。消し炭のような黒いとんかつ。「東京の名店中屋パン粉工場の黒パン粉と伊那産赤松妙炭の竹炭パウダーを使用した真っ黒黒なとんかつです。」だそうです。一口分くれたので食べたら、味は普通にとんかつでした。

Posted at 2023/07/01 23:59:45 | |
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