9月19日からようやく待望の5連休。私にとってはこれだけの連休の機会はなかなかない事。一人気楽なロングドライブと遠方の廃線・廃道歩きを兼ねて福島市内を主目的地に出かけました。
19日朝9時半に自宅を出発。少しでも渋滞を避けるため、東海環状道から中央道へのルートを選択。このまま長野道-上信越道-北陸道経由の新潟回りでのルートを考えていましたが、元々19日は夜までに福島市内にたどり着ければ良かったので、ついでにと碓氷峠の廃線跡へ立ち寄ってみることにしました。
予定を変更して岡谷ICで高速道路を降りて、国道142号で佐久市へ。ここから軽井沢を避けて上信越道で松井田妙義ICへ出て、国道18号で横川方面へ戻ります。横川から旧国道に入り、「めがね橋」は通り過ぎてさらに上にある旧熊ノ平駅前の駐車場に車を停めました。名所の「めがね橋」の駐車場と違い、ここは閑散としています。
まずは駅跡への長い階段を登っていきます。
ここから「めがね橋」と呼ばれる碓氷第三橋梁まで一気に歩いていきましたが、橋の下まで降りるのは面倒だったので橋の上を往復だけしました。
さっそく、旧熊ノ平駅方面へ引き返しながら、トンネルなどを見て回ります。
碓氷第六号隧道
ここはトンネルの途中に横坑が開いています。
反対側です。
碓氷第四橋梁
碓氷第五橋梁
碓氷第七号隧道
煉瓦と煉瓦の間のモルタル部分が覆輪目地というかまぼこ型に整形されています。細かいです。
反対側です。
碓氷第八号隧道
碓氷第六橋梁
ここは散策路からでは全体を眺めることができません。
高欄部分の煉瓦はフランス積みという珍しい積み方になっています。
碓氷第九号隧道
碓氷第十一拱渠
「拱」はアーチ、「渠」は溝といったところでしょうか。
碓氷第十号隧道
これで旧熊ノ平駅まで戻りました。
トンネルを出てきたら、ちょうど子ども連れの猿の群れが廃建屋やホームを歩き回っていたのでしばらくトンネル前で待機。徐々に移動していったのを見計らって駐車場へと戻りました。
車に乗り込み、今度は旧国道の碓氷峠へ向かいます。峠で車を停めて、道路脇にある「碓氷峠修路碑」なる石碑をチェック。
昭和7年に現在の旧国道を道路改修したことを著す記念碑のようです。
ここでUターンして128号カーブ(だったかな?)まで戻り、路肩に車を停めます。道路脇に廃トンネルがあります。
碓氷第十七号隧道(軽井沢側)
さらに下ると横川側の坑口があります。
その反対側には碓氷第十六号隧道があります。
ここは全然整備されていないので、木々に覆われて鬱蒼としてます。旧国道から見えますが、気に留めていないと気づかないかもしれません。実際、通りすがりの車からは「何してるんだ?」という表情で見られてました。
もう少し車を走らせて旧熊ノ平駅を通り越して、また路肩に車を停めます。
先ほど見られなかった碓氷第六橋梁です。
碓氷第三橋梁に次ぐ規模がありますが、車を停めるスペースが取れないためかひっそりとしています。
ここで時間も17時になり、あたりも薄暗くなってきたので見物はこれで終了。このあとは一路福島市内を目指してドライブを再開しました。
Posted at 2015/09/22 18:12:20 | |
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信越本線 鉄道・廃線跡 | 日記