本日は雨がしとしと降る中、浜松市の東海道本線天竜川橋梁へ行ってきました。
せっかくの三連休だったのに天気の良かった土日はどこも行かずじまい(車を点検に出したのと新年会での二日酔いのため(笑)。)だったので、無理矢理に出かけた次第です。
目的は現在の橋梁の見物ではなくて、改修以前の旧橋梁の遺構が何か残っていないか探すこと。まあ、「煉瓦が転がっていないかな?」ということです。
浜松市側の河川敷に車を停めて、延長1,209mの橋梁に沿って河原へと入り込みます。
さっそく、最初の流路のほとりに煉瓦の塊が転がっていました。
河川敷と流路の段差部分には所々に煉瓦が埋まっているのが見えます。
最初の流路を渡り、次の淀みに出たところ対岸に煉瓦積みが見えてます。位置から察するに明治22年(1889年)の開通当時の橋脚の残骸のようですね。
微妙にカーブして積まれてます。
水中にはやはり煉瓦積みで基礎部分と思われるものが見えていて、露出している部分から推測するに橋脚の形は楕円形だったみたいです。
草むらと玉砂利の河原をさらに進みます。天竜川、川幅広いです。
現行線の橋脚の横で大物を発見。煉瓦積みの大きな塊(煉瓦の並びからすると井筒の一部?)と、橋脚の基礎部分の石材ですかね。
きれいに面取りされてます。太いボルトが3本、コンクリートで固定されてます。
「けっこう残ってるじゃないか!」とさらに期待を膨らませて、北風の中を進んでいきます。
今度は石積みやコンクリートの残骸が見えてきました。
川の真ん中なので、橋台の残骸とは思えません。中洲の土留め壁の跡?
近くの水中には煉瓦積みの遺構。これは橋脚の残骸でしょう。やはり微妙にカーブを描いています。
水切り部分の石材でしょうか?
すぐ近くの現行線の橋脚の周りには煉瓦の塊がゴロゴロ。
ここから先では残骸があまり見られなくなってしまいました。砂利に埋まってしまったのか…。
洗掘された現行線の橋脚の脇に顔を出していた煉瓦。
何にも見つけられないまま河原を進みます。
磐田市寄りにある川の本流まで来ました。ここはさすがに渡るのは無理。流れの真ん中に旧橋脚の基礎部分と思われるものが見えてます。
夏ならともかく真冬にずぶ濡れにはなりたくありません。まあ、水量を見ると流されるのがオチでしょうけど…。
せっかくなので、水際に転がっていた煉瓦を2、3個拾って刻印がないか見てみましたが、どれにも付いて無し。ここで打ち止めということで、元来たルートを引き返していきました。
思っていたよりはいろいろと残っていて、成果としてはまずまずといったところでした。シャベルとブラシを持ってきて、掘り返したり磨いたりすればもう少し面白そうなのが出てきそうですけど、勝手に川を掘り返すわけにはいきませんからね(笑)。
Posted at 2018/01/08 19:25:46 | |
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東海道本線 鉄道・廃線跡 | 日記