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小林あにのブログ一覧

2024年11月21日 イイね!

【2024年】「いなべ東近江ラリー」へ参戦しました

2024年6月22日・23日、三重県いなべ市・滋賀県東近江市で開催された「いなべ東近江ラリー」へ参戦してきました。今回も「JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ」クラスへの参戦です。

今回はサービスパーク内の関係者駐車場への自家用車乗り入れがOKだったので、久しぶりに自分の車を運転してのラリー遠征です。


サービスパークとなるいなべ市大安町の「フジ技研」社員駐車場へとやって来ました。天気は曇天…。ラリーの舞台となる鈴鹿山脈にはどんよりとした雲がかかっています…。




土曜日最初のスケジュールはレッキ(下見走行)。まずは受付があるわけですが、その場で「誓約書を提出願います。」と言われて「えっ!?参加受付で出すんじゃないの?」。

この手の書類は、特別規則書やコミュニケーションではいつも回収のタイミングが明記されていないので、正直本当に困ります(笑)。特に今回のラリーはサービスパークとHQ(本部)が離れているので。もう慣れている人は最初から提出書類一式持ち歩いているみたいです。

仕方がないので、ドライバーやすい氏へ電話してサービスパークからHQまで持参してもらいました。

出だしでつまづきましたが、とにかくレッキへと向かいます。今回のSSは2本の設定。SS1「永源寺」2.11kmとSS2「石榑峠西」10.22kmです。

最初にSS2をレッキ。初めての10kmコース。国道421号石榑トンネルの旧道で、普段は利用されることのなくなった道のため、路面状況は非常に悪いです。滋賀県側から三重県側への走行。

峠にシケインがあり、ここから1kmの区間がコンクリート舗装の急な下り坂でかつ極狭。「これSSに使っていいの?」と率直に思いましたね。

SS2を2回レッキした後、続いてSS1へと向かいます。

ところで、リエゾン(移動区間)で利用する国道421号ですが、東近江市内にある永源寺ダムのダム湖沿いの区間で長らく拡幅工事をしております。ここで普段はない工事渋滞に巻き込まれてしまいます。


SSコースをレッキで走行できる時間は指定されているので、到着が遅れてしまうとコースを2周できるところ、タイムオーバーで1周しかできないこともあり得ます。だいぶヤキモキしましたが、幸いにも間に合って、2回レッキすることができました。

レッキが終わり、サービスパークへと戻ってきました。次は車検の準備です。


レッキで作成したペースノート。走る車中でノートを抱えながら作成するので、記入した文字はぐにゃぐにゃです(笑)。2周目で修正や追記をさらにしているので、お世辞にも綺麗なノートではありませんね。


今回も無事に車検通過しました。


ドライバーズブリーフィングのため、ふたたびHQへとやって来ました。HQは「FUJIHUB」というカフェ内に置かれています。翌日はここがセレモニアルスタートの場所にもなります。


ドライバーズブリーフィングでは、事務局側から「今回、初めて『永源寺』のSSを設定しました。初めて使用する区間なので、距離は2.11kmと短いものとなりましたが、実績を重ねてSS距離を5kmにまで延ばしたいと考えております。その辺りを踏まえて、みなさまご協力をよろしくお願いします。」との話がありました。「だから『永源寺』でクラッシュするなよ、わかってるな?」ということでしょう。

その他、質問した選手と回答の歯切れの悪い事務局の間で、ちょっとした問答もありましたが、取りあえずは滞りなく終了しました。

今回の宿泊先である桑名市内のビジネスホテルまでは私の車で移動。レッキで撮影した車載動画でペースノートのチェック後、ホテル内でささやかに「前夜祭」を執り行いました。


「前夜祭」終了後は部屋へと戻ってペースノートの清書。それから、SS2「石榑峠西」の過去のオンボード映像をYouTubeで探して、レーシングスピードでのペースノートの読み合わせとロストしそうな箇所のチェックを眠くなるまで繰り返ししていました。

普段はここまでしないのですが(それもどうかと言われそうですが。)、レッキをして路面や道路そのものの状態の悪さがあまりに気がかりだったのと、その状態のSSを「雨天の中」でアタックする可能性が大だったということ。そして峠から後半5kmの急な下り区間…。

翌23日日曜日。サービスパークは雨で水浸し…。劣悪な環境でのSSアタック決定です…。




それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について。今回、私たちのクラスには11台が参戦しています。

SS1:2分09秒5(58.6km/h)。クラス4位。
クラストップから8.3秒差。
スタート直前にドライバーやすい氏が絶叫!突然、バッテリーのチェックランプが点灯したとのことで、猛然とブリッピング。爆音が轟きます。

オフィシャルに咎められはしないかとヒヤヒヤしましたが、そうなる前にランプが消灯し、ひとまず事なきを得ました。「もしかしたらSS中に止まるかもしれない。そうなったらごめんね。」と言われましたが、それはもう仕方がない(笑)。

このスタート前の出来事でSSの感想は何とも…。まあ、普通のSSでした。

SS2:12分03秒8(50.8km/h)。クラス4位。
クラストップから15.4秒差。
「このSSは無事に完走することだけ考えよう。でないと、家に帰れなくなるから。」というような会話をしたような気がします(笑)。

多分、今までのラリーの中で最高に集中してノート読んでいたと思います。本当に最後まで気が抜けないコースでした。しかもスタート時に「フィニッシュ地点でヴィヴィオがクラッシュしているから注意するように。」との指示が出てましたし。

SS中のアクシデントとしては、一つ目に峠にあるシケインでスリップして直進し、斜面へ軽く乗り上げたこと。これはすぐにバックしてラリーを再開。

二つ目はスタート時の指示にあったヴィヴィオのクラッシュ場面との遭遇。SS最後となる左ロングコーナーの入口までやって来たところ、ヴィヴィオのクルーがOKボードを持って「左へ寄れ!」とジェスチャー。

いつクラッシュした車が現れるのかと心配で「左寄り!左寄り!」と連呼してましたが、コーナー立ち上がりにあるフィニッシュラインの直後、横を向いてガードレールに突き刺さったままのヴィヴィオが突然目の前に現れ、思わず二人して声を上げてしまいました(笑)。だって、車一台分の隙間しかなかったのですから…。

前戦に続いての悪コンディションの中、今回も何とか無事に完走いたしました。今回は本当にヤバかったです(笑)。車の汚れが状況を物語ってますよ。


結果はトータルタイム14分13秒3でクラス4位。クラス3位とのタイム差は1秒でしたが、ラリー中にタイムをチェックしている余裕はありませんでしたからね。無傷でサービスパークへと戻れただけでありがたかったです(笑)。

正式結果を持っている間に、SSを4本走ってきた地方選手権組も続々とパルクフェルメへと帰還。


本降りの雨で、私たちのサービス区画は完全に水溜りの中に…。


正式結果を確認したところで現地解散となりました。


解散後、また国道421号石榑トンネルをくぐって、道の駅「奥永源寺渓流の里」へとやって来ました。


職場へのお土産としてこちらを購入。


夜はサービス員で来てくれたやまだ君をねぎらうために焼肉屋で打ち上げしました。


おまけで、SS2「石榑峠西」10.22kmのペースノートを載せておきます。表題の「SS1 永源寺」の文字を消してあるのは、レッキ用ロードブックをもらって確認したら、SS2→SS1の順だったからです。
























Posted at 2024/11/21 23:12:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 中部・近畿ラリー選手権 | 日記
2024年11月15日 イイね!

【2024年】TGRラリーチャレンジin恐竜勝山戦へ参戦しました

2024年6月16日日曜日、福井県勝山市で開催されたTGRラリーチャレンジin恐竜勝山戦へ参戦してきました。

現地へはラリー前日の6月15日土曜日に乗り入れ。ラリーのサービスパーク会場は例年どおり勝山市内のスキー場「スキージャム勝山」の駐車場。今回は昨年のTGRラリー豊田戦でラリーデビューしたやまだ・やまだ組のヴィッツも参戦です。


13時になりレッキ(下見走行)の受付開始。少しでも早く出発したい方々が長蛇の列をなしています。


このラリーは例年ほぼ同じSSコースを使用するので、昨年も参戦している私たちは昨年作成のペースノートを流用できます。早く出発したところで後ろから追い立てられたらペースノートの修正がじっくりできないので、焦らずに出発します。

ところで、今回のレッキでは珍事件が発生。国道157号とスキージャム勝山を結ぶ対向2車線の道路を移動していたところ、路肩の深い側溝にはまっている後方ナンバーのラリー車を発見。目をつぶって走行していなければ落ちるはずもないような場所だったので、二人して「???」。

そのまま雁が原スキー場跡を起点にするSSのレッキを終えて、細い道を通ってスキージャムへと向かう対向2車線の道路へと出てきたところ、その場所がちょうど脱輪現場。

おそらく、そのラリー車は一旦停止することなく2車線道路へと出てきて、曲がり切れずに側溝へと脱輪してしまったんでしょう。細い道から2車線道路へ出る時、けっこう段差がきつかったので、車が跳ねてしまったのかもしれません。でも、ロードブックをちゃんと見ていたら、交差点で一旦停止するはずなんですが…。

ちなみに、その時ドライバーとコドライバーは「OK」ボードを持って、車の横に揃って立っていました。というか、立たされたんでしょうね(笑)。

その後は参加確認と車検。当然、車検は無事に通過し、土曜日の行事はこれで終了です。


今回も宿泊先は福井駅前のビジネスホテル。そして、今年も宿泊先へと向かう前にドライバーやすい氏の要望で福井市内の模型店へ寄り道します(笑)。

そして、ホテルへチェックインしてからレッキで録画した動画を基に二人でペースノートのチェックを済ませ、「前夜祭」へと出かけます。

今回は私たちとやまだ・やまだ組の4人での「前夜祭」。昨年気に入ったお店が満席で入れなかったので、何年か前に利用した居酒屋まで足を伸ばす羽目に。そのお店で席が確保できたので、ようやく落ち着いて歓談しつつ飲食いたしました。




翌6月16日日曜日、ラリー本番。福井市内の天気は快晴。朝6時半に福井駅前のホテルを出発して勝山市内のサービスパーク会場へと向かいます。


しかし、勝山市へと近づくとドンドン雲が出てきて、スキージャム勝山の上空はすっかり曇天…。


サービス隊のツールボックスのMさんも合流し、サービスの設営をします。


曇ったり晴れたりと天気がコロコロと変わる中、開会式とドライバーズミーティング。相変わらずの盛況ぶりです。


今回のSSコースは、
SS1・4「KARIGAHARA」:1.54km。昨年から設定されたSSですが、スタート地点とフィニッシュ地点が変更され、コースも若干追加されました。
SS2・5「SKI RESORT」:1.36km。幅広の上り坂舗装路。
SS3・6「PARKING」:0.50km。恒例のスキージャム勝山の駐車場を利用したジムカーナコースのSS。
SS合計6.80kmです。

それでは走行タイムについて(ラリー内容については、あまり印象に残るような事はありませんでした。)。今回、私たちの参戦するE-4クラスは8台。そのうちGRヤリスは4台です。

例年、SSを1本走行してから勝山市役所でのセレモニアルスタートへと向かうのですが、今年は最初に勝山市役所まで移動します。

勝山市役所へ到着した頃に、ついに雨が降り始めました。コース脇に並んでいた観客達も雨に濡れないように建物の際まで下がってしまいました。


SS1:1分38秒2(56.4km/h)。クラス5位。
「E-4」のトップから8.2秒差。
昨年と変わらず落ち葉や泥などの汚れが目立つ路面コンディション。スタート直後にパイロンコースが追加されましたが、特にトラブルもなくフィニッシュ。

SS2:1分29秒0(55.0km/h)。クラス6位。
「E-4」のトップから6.0秒差。
1.5車線幅程度の道路で、急坂と連続したヘアピンカーブが特徴のコース。
どうもフィーリングが合わなかったようす。

SS3:1分02秒8(28.6km/h)。クラス6位。
「E-4」のトップから5.3秒差。
駐車場を使用したジムカーナコース。前後方向のパイロンの間隔が昨年よりも狭くなり、より細かく蛇行するコースレイアウトに。

その影響が悪い方向へと出てしまいました。低速で連続してステアリングをロック近くまで切り返すことによりパワステが効かなくなるトラブルが発生。大幅にタイムが落ちてしまいました…。

サービスインの前にリグループ。15分間の待機です。




午後のループです。

SS4:1分35秒0(58.3km/h)。クラス6位。
「E-4」のトップから3.2秒差。
SS1から3.2秒短縮。

SS5:1分26秒8(56.4km/h)。クラス6位。
「E-4」のトップから7.0秒差。
SS2から2.2秒短縮。

SS6:1分02秒6(28.7km/h)。クラス5位。
「E-4」のトップから7.0秒差。
SS2から0.2秒短縮。
SS3と同じパワステトラブルがまたも発生し、ドライバーやすい氏は必死になりながらステアリングを切り返す苦行を強いられました…。

最終結果は、トータルタイム8分14秒4で、クラス5位・総合13位でした。パワステトラブルだけが印象に残るラリーとなってしまいました。


まあ私たちにとって、今回のラリーは言わば「練習」でした。本番は次週6月22日・23日開催の中部・近畿ラリー選手権「いなべ東近江ラリー」。気持ちを切り替えて望みます。

おまけで最後の出来事。ラリーを終えて、パルクフェルメ(車両保管所)からサービスへと歩いていたところ、ドライバーでも参戦している顔見知りのオフィシャルさんから「ロードブックを見せてもらっていいですか?」と話しかけられたので、ロードブックを貸しました。

オフィシャルさん、首を傾げながら「実は『雁が原のSS(SS1・4)のパイロンコースのコマ図がきちんと載っていない。おかしい!』というクレームをもらったんです。これ、コースわかりませんでしたかね?」。

私、「いや、別にコマ図に記載が無くてもコースの全体図にちゃんとしたパイロンコース図が載っているし、オフィシャルが誘導したうえでレッキもしてるわけだから問題ないんじゃないですか。」。

オフィシャルさん、「うん、そうですよね。ありがとうございました!」。

その後、どうなったかはわかりませんが、いろいろと大変ですね…。
Posted at 2024/11/15 22:01:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | TGRラリーチャレンジ | 日記
2024年11月13日 イイね!

【2024年】「豊田しもやまラリー」へ参戦しました

2024年5月18日・19日、愛知県豊田市で開催された「豊田しもやまラリー」へ参戦してきました。2024年の初ラリーとなります。「中部・近畿ラリー選手権」として開催される本ラリーですが、私たちは「JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ」クラスへの参戦です。

2016年の初ラリー以来、我らコンビはずっとTGRラリーチャレンジシリーズへの参戦のみでしたが、最近はSS総距離が10kmにもならないラリーがほとんどで、ドライバーやすい氏が「もっと長いSS距離を走りたい!」と、今年は地方戦への参戦を決めました。

シリーズ参戦予定の「JMRC中部ラリーチャレンジシリーズ」は中部・近畿ラリー選手権併催のシリーズなので、基本、地方選手権と同じ距離のSSを走行できるのが決め手のようです(そして「いきなり地方選手権クラスへの参戦だと、レベルが高すぎるからね。」という理由もあるとのこと。)。

ちなみに、このラリーには私たちのほかにもTGRラリー組が出場していました。どうも今年からの努力義務で、「2016年以降にTGRラリーを15戦を超えて参戦している場合、2024年のTGRラリーへ参戦する前に地方戦もしくは全日本戦へ1戦以上参戦すること。」とあったようです。

5月18日土曜日、サービスパークとなる「下山保健福祉センターまどいの丘」へとやって来ました。天気は快晴で、ハッキリ言って暑いです(笑)。


土曜日はレッキ(下見走行)、参加確認、車検という流れで、これはTGRラリーと変わりありません。ただ、ドライバーズブリーフィングの開始が17時からと遅いので、車検終了後の拘束時間が長いのが難点ですね(笑)。

今回のラリーのSS総距離は34.82km。SS1・4「根池龍王」7.98km、SS2・4「ドラゴンレイク」9.43kmの構成です。今までの経験の中で一番長かったSS1本の距離は6~7kmなのですが、どちらのSSもその距離を超えています(笑)。

そしてTGRラリーとの大きな違いがレッキを2回できること。TGRラリーは1回だけなので、ペースノートがうまくできるかどうかはある意味一発勝負。それが2回実走行できるわけですから、この違いは大きいです(もちろん法定速度内ですけどね。)。

とは言っても、コース自体がなかなか表現が難しい場所が多くて、作ったペースノートもけっこうチェックマーク(赤丸のところ)を入れる羽目になってしまいました。


レッキが終了してサービスパークへ戻ったら、参加確認と車検に向けての準備。


車検については、TGRラリーとは違った厳しさがあるかもと少し心配しましたが、特にそのような事もなく無事に通過しました。

この後、ドライバーズブリーフィングへ参加して土曜日の日程は終了。豊田市下山は各々の自宅から近いので、今回は「前夜祭」をすることもなく帰宅しました。

翌19日日曜日。サービスパークへ7時15分に到着。昨日の快晴から一転、雨がぱらつくような天気…。コースが落ち葉や泥で汚れているので、この天気には参りました…。


それでは走行タイムと簡単なラリーの内容について(時間が経ちすぎて、状況をほとんど覚えていませんが(笑)。)。今回、私たちのクラスには9台が参戦しています。

SS1:8分39秒5(55.2km/h)。クラス3位。
クラストップから35.1秒差。クラストップはTGRラリーでクラス優勝する方なので、まあ仕方ないかと…。
屈曲路なのはTGRラリーでもよくある事なのでそれは良いのですが、とにかく道が汚い(笑)。前述しているとおり、杉の落ち葉が敷き詰められている場所や、砂・泥が被っている場所、それに加えてのウエットコンディションで、助手席に乗っていても「グリップ感が全然無い…。」とわかる状態。無事にSSを走り終えて、ホッとしました。

SS2:9分21秒0(60.5km/h)。クラス2位。
クラストップから41.7秒差。
ラリージャパンのSSコースの一部を逆走で使用するコース。SS1・3と比べると道幅が広く(1.5車線くらい)、路面も舗装もおおむねきれいです。
思っていたよりもスピードが乗る区間が多くて、「ノート読むのが遅い!」と言われたり、ロストしたりとワタクシ的には酷い目に遭いました…。

午前のループのタイムカード。複写式のタイムカードでない時は、念のために写真を撮っておきます。


午前のループを終えてサービスパークへ戻ってきました。いろいろとダメなところもありましたが、速報では良い順位にいることがわかり、午後のループもコースから落ちないように完走目指していくことにします。


SS3:8分59秒5(53.2km/h)。クラス3位。
クラストップから55.4秒差。
そして、SS1のタイムの20秒落ち…。二人して「えーっ!どうして!」と声が出ます。2周目でコンディションがさらに悪くなって、コースオフしている車両も増えていましたが、そんなに悪くはないだろうと予想していたのに、このタイムにはガッカリです…。

SS4:9分27秒7(59.7km/h)。クラス2位。
クラストップから47.4秒差。
2周目になっても「ノートのタイミングが合ってない!」とお叱りの言葉…。ふふふふ…。


何はともあれ、悪コンディションの中、無事に完走いたしました。


正式結果はトータルタイム36分27秒7。ラリーの内容はどうあれ、初参戦でクラス2位と望外の結果を得ることができました。毎戦毎戦課題ばかりですが、「終わり良ければ総て良し」ということで、久しぶりに表彰台の喜びに浸りました(笑)。

さて、表彰式での地元の方のあいさつで、「そんなこともありましたが~」と大量のコースオフについてサラッと触れられていましたが、もうそんな出来事には慣れていらっしゃるのか、全然気にもせず「みなさん来年もよろしくお願いしますね。」とウェルカムな感じでした。ある意味、ラリーが根付いてきたのかな(笑)。

そして、オフィシャルの方からは「今回のコース状況に苦情を申し立てた方もいるようですが、ラリーはあるがままのコース状況で走行するものです。『TGRラリー』とは違うんです。」というような話も出ました。

今回のラリーで、あらためて「TGRラリーは『至れり尽くせり』なラリーなんだな。」と実感しました。SSコースは清掃されているし、危険な場所には目印としての標識やテープも張られているのですからね。

ラリー後はサービスを担当してくれた方々と一緒に打ち上げしました。
Posted at 2024/11/13 21:46:41 | コメント(1) | トラックバック(0) | 中部・近畿ラリー選手権 | 日記
2024年11月10日 イイね!

旧挙母街道「御前石道」を探索しました(2)

2024年5月11日土曜日、旧新城市と旧作手村の境界にある山脈「雁峰山」を峠越えする旧挙母街道「御前石道」を探索してきました。

今回探索した道は、現代の「挙母街道」である国道301号の和田峠から東方にある御前石峠を越えるルートで、地元では「御前石道」と呼ばれていました。和田峠越えのルートがメインルートとして利用される以前は、御前石峠越えの道が新城と作手を結ぶメインルートだったそうです。

さて、前回(1)では、雁峰山の中腹を通過する雁峰林道までやって来ました。




ここからさらに山を下って、新城側の新・旧挙母街道の分岐点を目指します。


雁峰林道から分岐した付近では深い掘割道となっていましたが、程なくして平坦な道筋へと変化しました。


しかし、平坦な道筋はほんの束の間で、ふたたび掘割道へと戻ります。


ここはちょっと高低差がありますね。


道筋が酷く洗掘されています。昨今の集中豪雨・大雨の影響によるものでしょう。


ここまで酷い有り様だと忠実に道筋を辿ることができず、やや離れた場所を並行して進むしかありません。




一番酷く抉れている場所へ下りてみました。高低差は2~3mくらいはありそうで、とても街道の跡だとは思えません。どんな豪雨が降るとこんな酷い抉れ方になるのでしょうか…。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

洗掘されてしまった区間はまだまだ続くようです。






もう1か所、底へと下りてみました。もはや狭い回廊になっています。そして、土質はサラサラ・ボロボロな感じ。地面に大量の豪雨が当たったり、強い雨水が流れると容易に削れてしまいそうです。


溝のように抉れた洗掘部分を右へ左へと跨ぎながら進んでいきます。


ようやく洗掘区間を脱したようです。


またも怪しげな感じが…。


倒木だけで済みました。


道の分岐点に出てきました。御前石道は直進します。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

またしても洗掘です…。




獣害防止用の柵に突き当たりました。門が付いていましたが、全然動きません。仕方ないので柵を登って越えていきます。


柵を乗り越えてから振り返ると、門が動かなかった理由がわかりました。山側から流れてきた大量の土砂によって門が圧迫されています。土砂の高さを黄色の線で表示しましたが、私の腰くらいの高さがありました。


目の前の草むらを避けて、右側の杉林の中を進みます。


掘割道を下っていきます。


視界がパッと開けると、ようやく新城側の麓の集落が見えてきました。




「これで鬱蒼とした林の中を歩かずに済むなぁ。」と思っていたら、道筋は林の中へと入り込み、また掘割道です…。


そんなに掘割道を歩くこともなく舗装路へと出てきました。


国道301号と御前石道の分岐点へ到着しました。交差点には道標や案内板があるわけでもなく、見た目には単に国道から路地が分岐しているだけです。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

休憩も兼ねて、この場所に鎮座する竹生神社へお参り。




さて、この時点で時刻は15時を回っており、日が暮れる前に駐車場所まで戻らねばなりません。ふたたび御前石道を登り返していきます。


帰り道は忠実に御前石道を戻るのではなく、時間短縮のため地形図に直線的に記されている別の破線道を進むことにします。






途中まではそこそこ道筋が付いていたのですが、緩斜面に出てきたら道がわからなくなってしまいました…。登山アプリで地形図を確認しつつ、斜面を直登していきます。




いかにも古そうな掘割道へ出てきました。地形図を確認してみると、新城市の徳定地区から登ってきた道のようです。この道を歩き、まずは雁峰林道を目指します。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

しっかりとした道筋が続いています。






見覚えのある場所へ出てきました。往路は掘割道の底を通りました。ここからすぐに石仏が祀られている場所へ出るはずです。


石仏が祀られている場所へと出てきました。ここからはふたたび御前石道を登っていきます。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

往路で御前石峠を通過後にルートを見失い、ふたたび御前石道へと再合流した地点まで登ってきました。この先は、往路では通過しなかったルートとなります。








この辺りもオフロードバイクの轍が付いていますね。安全に通行するのは構わないですけど、道跡を破壊するような走らせ方はしないでほしいですよね。他の古道では、盛土道をバンク代わりにして原形がとどめないほどに崩してしまった例も見てますし…。無名の古道も大事な史跡ですから。


雁峰山の尾根を通る林道の一つへと出てきました。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

御前石峠を通過します。


17時15分、無事に日が暮れる前に駐車場所へと戻ってきました。




登山アプリによる今回の探索距離は8.8km。活動時間は5時間03分でした。今回の探索ルート図です。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。


※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

比較用に戦前発行の地形図です。

※ひなたGISより引用・加工。

今回の探索では、昔の峠道が自然災害で徹底的に破壊された姿を目の当たりにしました。今まで行った場所にも崩落して通行不能になっているような場所は多々ありましたが、今回のような「洗掘」でここまで酷いケースは見たことがない気がします。

まあ、史跡・文化財でもなく、登山道として利用されているわけでもなく、ましてや日常の生活の道でもない「御前石道」が復旧されることは無いわけで、この道も近い将来、消滅の憂き目に遭うことになるのでしょうね。
Posted at 2024/11/10 16:41:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旧挙母街道 | 日記
2024年10月17日 イイね!

旧挙母街道「御前石道」を探索しました(1)

2024年5月11日土曜日、旧新城市と旧作手村の境界にある山脈「雁峰山」を峠越えする旧挙母街道「御前石道」を探索してきました。

今回探索した道は、現代の「挙母街道」である国道301号の和田峠から東方にある御前石峠を越えるルートで、地元では「御前石道」と呼ばれていました。和田峠越えのルートがメインルートとして利用される以前は、御前石峠越えの道が新城と作手を結ぶメインルートだったそうです。

和田峠を越えるルートが車道改修工事(馬車道改修)されたのは大正年間ですが、それ以前は遠回りとなる和田峠経由よりも、短距離で新城と作手を結ぶ御前石峠越えのルートが利用されていたのでしょう。

※ひなたGISより引用・加工。

さて、今回の探索の出発地点へとやって来ました。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

まずはこの地点から分岐していく林道へと入り込んでいきます。




日常的に利用されていない林道なのか、路面が深く抉れたままになっています。


地形図で林道から徒歩道が分岐している地点へ着きました。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

大岩の横に立って前方を眺めると、確かに徒歩道が続いています。ここからは、この徒歩道を進んでいきます。


ひとまずは明瞭に道筋が残っていますね。


緩やかな谷地形に入ってきましたが、谷底部分の幅が狭くなるのに伴い、道筋が土石にかく乱されてしまい、どこを通っていたのかわからなくなってしまいました。


「忘れられた街道」という本に写真が載っていた祠を見つけました。道筋はわかりませんが、御前石峠へと向かうルートで間違いないようです。


もう全然道筋がわかりません…。登山アプリで地形図を確認しながら、御前石峠へ向かうことだけ考えて進みます。




ようやく道筋らしい窪みを見つけました。


と思ったら、程なくして林道へ出ました。このまま御前石峠へと向かいます。


どうやらここが御前石峠のようです。何の案内板もありませんが、位置的には間違いないでしょう。林道が交差しているだけの味も素っ気もない峠で、少しがっかりです。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

戦前の地形図に従って、峠の交差点を直進していきます。




林道の右側斜面の上に平場が続いているのに気が付いて、上へと登ってみました。


半信半疑でしたが、そのまま進んでいったところ、道筋が現れました。




間もなく林道へと吸収されてしまいました。


しばらくは林道を歩いていきます。


戦前の地形図ではこの辺りから直線的に斜面を下っていっているので、林道から斜面へと下っていきます。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

踏み跡程度の細い道が続いていたので、ひとまずは跡を辿っていきます。




地形図をチェックしたら、「御前石道」が通っていたと思われる稜線と位置がずれてきたため、左方向へと斜面を横断して道筋を探します。




先ほど下っていた細道よりも明瞭な徒歩道を見つけたので、麓側へと進んでみます。


さらに違う道の上へと出てきました。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

2~3mほどの段差がありましたが、何とか下を通る道へと下りました。この道幅からして、この道が「御前石道」のようです。


ひとまずは麓側へ向かうことを優先します。


ヘアピンカーブが連続します。そして路面にはバイクの轍。林道を歩いていた時にエンジン音がこだましていて、その時は「山仕事でもしているのかな。」と思っていましたが、どうやらオフロードバイクが登ってきていたようです。








一直線に下っていきます。


深い掘割道。旧挙母街道を歩いているとよく見かけます。


倒木が連続していてトンネルのようです。


倒木で道筋が塞がれてしまいました。ここは右側へと迂回します。


道筋部分が深く抉れてしまっています。最近の大雨・豪雨の影響でしょうか。


雨が降ると、掘割道の形状からどうしても雨水の流路になってしまいますからね。


ここで「御前石道」は左側へと逸れていきます。掘割道が雨水等による洗掘で深くなりすぎて道を造り直したものなのか、どうなんでしょうね?


急坂を下っていきます。


舗装林道へと出てきました。新城ラリーのSSコースに使用されていた雁峰林道です。


場所はこちら。

※地理院地図(電子国土Web)に加筆。

林道を横断すると「御前石道」の続きがありました。


ここで「確か石仏があった気がする。」と思い出し、林道を少し進んでいくと現れました。


この石仏は千手観音像ですかね。


そして、この場所に「御前石道」の案内板が立っていました。QRコードを読み取ると「御前石道」の説明を見ることができます。


麓を目指してさらに進んでいきます。


※その2へ続く。
Posted at 2024/10/17 22:05:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 旧挙母街道 | 日記

プロフィール

「草津志賀高原ルート「雪の回廊」を見に行ってきました http://cvw.jp/b/1796277/48482706/
何シテル?   06/12 23:30
「小林あに」と申します。よろしくお願いします。 休日はドライブしたり、廃道となった旧道や峠の古道を歩いてみたり(煉瓦製のトンネルや暗渠も好物ですが、最近は...
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旧伊勢本街道「飼坂峠」南方の廃道を探索する(4) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/19 15:50:49
甚目寺と名鉄築港線東名古屋港駅 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/19 15:27:31

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スバル インプレッサ WRX STI スバル インプレッサ WRX STI
所有4台目(4代目)となるインプレッサ。 ガチガチのマニアというわけではないですが、4 ...
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平成16年夏に購入。 自身3台目のインプレッサとなります。 購入理由は、2台目インプレ ...
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平成9年夏購入。 インプレッサ2台目。 行きつけの車屋さんへタイヤ交換の依頼をしに行っ ...
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平成7年夏購入。 インプレッサ1台目。 購入動機は、WRCのビデオを見たのが一番。 ...
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