本日は母を連れて、4月から始まったというかかり付け病院の物忘れ外来に行ってきた。
担当の先生は大学病院の医師なので、この病院に来るのは金曜日のみ。私が動ける夏休み以外ではかかれないことが分かった。
ビタミン検査をしたいと言うが、医師の休暇をはさんで9月になってしまうので説明を受けられない。
他の病院に引き継ぐというのだが、前にかかっていた別の病院の物忘れ外来は、何年も前から定期的にかかっていたが、面談するだけで何もしてくれなかった。ケアマネさんも「あそこは何もしてくれない」というので、本格的にダメなようだ。
別の脳外科クリニックがあるが、こちらは私が対応できる時間帯に診察を受けることが難しく、また、介護保険の介護度変更の意見書みたいなものを書いてもらうのも難しいかもしれないとのこと。
取りあえず、長谷川式認知症スケールの検査のみを受け、ビタミン検査はやらず。
抗うつ剤の処方を御願いしたが、それには同意したものの、今回は処方されず。
結局、かかり付けの内科クリニックに引き継ぐことになったようだ。紹介状をもたされた。
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長谷川式認知症スケールは標準的な、認知症の度合いを調べる質問形式の簡易な検査で、20点未満では認知症が疑われる。
これが見事に20点を下回り、医師からは一人で生活をするのは難しいレベルと言われた。私の体感でも独り暮らしは無理だと感じているので、裏付けられた状態だ。
医師の簡単な問診でもアルツハイマー型認知症だとの印象だとのことで、アルツハイマー型認知症が進行していると考えて間違いなさそうだ。
医師からは、まずは生活のリズムを立て直すことが必要だとのことで、同病院の系列で医師が勤務しているデイケアを勧められたが、そこには明日からいくことになっている。
検査後、今日2回目の診察でもまた勧められ、「あ、もういくことになっているんでしたっけ?」と。経営側から、よほど系列の施設に行かせるようプレッシャーをかけられているのかと考えてしまった。
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それにしても、前に行っていた病院は、一体何をやっていたのだろう。
軽度認知症のうちに拾い上げて進行を遅らせることが大きな目的であるのが物忘れ外来なので、検査をして定期的に面談するだけで、食い止めるためには何の役にも立っていなかた。
近辺ではここしか物忘れ外来がなかったので、多くの患者を抱えていたようだが(初診は半年先にしか予約が取れず)、ケアマネさんもあそこは何もしてくれないといい、新しく出来が物忘れ外来の受診を勧めるぐらいなので、ほとんどの場合役に立っていなかったのだろう。
血管系の問題であれば治療が効くので、そう言うものばかりを見ていたのかもしれないが、それでは物忘れ外来の役割の一部しか果たせていない。
ある程度進んでしまったアルツハイマー型認知症では、現代の医療では、現実的にはやれることはほとんどない。生活の改善などで対応するしかないので、デイサービスやデイケアに頼るか、認知症に対応した介護施設に入所するしかなくなる。
Posted at 2025/08/15 11:53:03 | |
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母の介護 | 日記