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2009年05月17日

2台保有体制 スペインやイタリアの場合

2台保有体制 スペインやイタリアの場合  身分不相応に自動車を2台持っています。これは半ば成り行き。
 15年保有してきたピアッツァが、セルモーター関連部品の接触不良で時折エンジンがかからなくなったのがきっかけ。マニュアル車なのでエンストさせるとかなり危険なシチュエーションが発生する可能性が出てきたため、動体保管や乗り換えも含めて検討。次に乗るならと考えていたSVXもすでに生産完了11年を過ぎ、これ以上時期を延ばすとよいコンディションの個体を手に入れるのが難しくなってきたことから、購入を決意。11年落ち8.3万kmの個体が安かったこともあって、買ってしまいました。
 その後ピアッツァの方も自分の手で修理でき、成り行きで2台体制と相成ったわけです。一台は少し離れた実家においていて、実家でも使うことにしているのですが。

 しかし、実用性では劣るクーペを2台というのは、贅沢そのもの。ピアッツァは小回りが効き荷物も積みやすいので比較的実用的ではありますが、5ドアやステーションワゴンにはかないませんし、どちらも着座位置が低いので年配には乗り降りが厳しく、親父などもきついといっています(親父世代だと、クルマを持つことだけで大変な贅沢だった時代を生きてきたため、どこかいやな目で見られている面もあります。)。

 クルマ2台体制について、海外での事情をすこし。といっても13年も前の話です。今は事情が違うかも知れません。たぶん違うでしょう。

 ツアーでイタリア・スペインに行きました。あちらではバスでの移動ですが、自動車事情について幾つかおぼえていることがあります。

・街中の路上駐車
 欧州の街ではありふれた光景ですが、どこも路上駐車が多く、きちきちに詰められて止まっていました。バンパーをぶつけて他車を押しながら停める光景を見てみたかったのですが、残念ながら出会わずじまい。
 一方、規制で車を停められない場所には、公園の下に広い地下駐車場を整備するなど、合理的になっていたようでした。駐車場もないのに規制だけする日本と違うようでした。

 街中は小さなサイズの3ドア実用車が多く、スペインではセアトというVWグループのメーカーのクルマが多かったのが特徴的でした。また、日本には入っていないBMWの3ドア316tiがそこかしこを走っていました。日本車では日産2台目マーチ(現地名マイクラ)がかなり走っていたことをおぼえています。
 こうした街中では、高級車はまず見かけません。ごく希にあっても厳重に防犯装置をつけています(警報がびーびー鳴っていました)。
 なにしろカーコンポを付けておくとすぐ盗まれるので外して持ち運ぶという状況ですから。

・高速道路
 日本と違って、高速はどこでも空いていてすいすいと流れていました。
 料金所もあるのですが、あちらではETC(electronic toll collection systems)の普及が速く、無料で車載器を配ったそうです。導入がかなり遅かった上に自腹を切って高い車載器を買わねばならず普及がかなり遅れた日本と対照的です。

 高速上ではある程度以上の大きさ・車格のクルマが多く、フェラーリなども走っていました。オペル カリブラをよく見かけました。街中で見かける小さなクルマはほとんど走っていません。




 現地ガイドさんによると、2台以上持っている家が多く、普段は小型車を街中で使い、休日を楽しむために「いいクルマ」で遠出するのだとか。なるほど。
 もちろんある程度余裕がある家庭でないと無理でしょうし、完全な都市中心生活者でも無理でしょうから限られるとは思います。税金やら車検制度やら違いがあるのでしょうけれど、車文化の違いはもちろん、生きることへの考え方の違いが反映しているのだろうなあと思いました。

 日本でやるとすると、普段は軽自動車で買い物。休日は大型のクーペやセダン、ワゴンで遠出を楽しむと。
 でも、日本の都会の住宅事情では2台体制はなかなか難しいでしょうね。渋滞ばかりですし。東京周辺に広がる神奈川・千葉・埼玉の近郊住宅地でも基本はウサギ小屋ですからかなり難しいです。
 地方の方は複数台所有が当たり前であったりするようですから、そういう面ではうらやましいです。自分のうちの裏庭に部品取り車をおいている方もいますしね。

 ふつうは一家に一台未満、実用的なクルマ(あるいは少し背伸びをした実用的高級車)を持つのみ。バブル崩壊以降は特にそうなのでしょうね。

 環境問題を考えるなら、都会は後続距離が少なくとも小型で環境負荷の少ない電気自動車を普及させるべき。航続距離が長い「楽しむためのクルマ」も完全に切り捨てられるわけでもないので棲み分けをせざるを得なくなるでしょう。
 買い物の足はカーシェアリングで、余裕があればそれとは別に航続距離の長い自分の車を持つとか。あるいはそれもカーシェアリング?

 それともそういうクルマの存在を悪として切り捨てていくのでしょうか。メーカーは古いクルマを潰させて新しいクルマを付加価値を付けて売ることしか考えていませんしね。

 より大きな視点で見れば、欧州での路面電車のような公共交通機関の普及を抜きに語ることはできませんけれど。
 

(追記)
 カナダやニュージーランドでは、より新しいETCが導入されているようです。ナンバーを読み取って請求が行くのだとか。
 日本でも、警察が設置しているナンバー読み取りシステムがそこかしこにありますし、今更車載ETCでもないでしょうに。
 日本のETC普及政策は利権がらみですから、何が何でもでしょうね。

時代遅れ?の日本のETC普及 なぜ?
http://nappi10.spaces.live.com/blog/cns!39E8451829AE7F4!14039.entry
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Posted at 2009/05/17 08:45:22

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この記事へのコメント

2009年5月17日 16:13
実用車の内装に質感を求める思想の正体が、自分なりにですが、なんとなくわかった気がします。
「一台で全部満足させてくれ!」…みたいなところがあるのかなぁ。

叔父がスペインの人と結婚して、スペインに住んでまして、老人ホームにいる義母に会いに行くとき高速を使うそうなんですが、空いてるから往復600kmでも疲れないって言ってました。
コメントへの返答
2009年5月17日 21:09
そうかもしれませんね。1台に多くのことを求めてしまうから。


あちらは高速が高速として機能していますから、いいですね。日本だと地方を除けば他のクルマを常に気にしないといけない状況ですから、緊張しますよね。

それはそうと、さっき、自宅すぐそばで、側方から飛びだした車が原因で追突事故を食らってしまい、ショックを受けているところです。

クルマは右後ろが凹みました。体も左半身に違和感がある状態です。明日病院に行きます。

相手は前面をもろにぶつけていて、ラジエータが壊れてローダーで運ばれていきました。あちらは追突ですので体に問題はないようですが。

今日はまだ仕事がたくさんあるのに、ショックでまだ落ち着きません。

側方から飛び出てさっさと逃げたクルマが許せないです。直接当たっていないので逃げるでしょうけど。

警察の実況見分は終了していて、保険屋に連絡済。明日、担当から連絡があるとのこと。

追突車は私の後続だったので、右後ろを見た時にはいなかったのですよね……。

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