民主圧勝

　事前の予想通り、というか個人的には若干少なかったかなという印象で民主圧勝、自民惨敗となった。思った以上の投票率の高さだった。国民の意思ととらえてよろしかろう。

　自民党に対するNoが突きつけられ、派閥のトップが軒並み落選。もともと対立軸だらけの党内は、当分バラバラだろうし、政権から離れる上に以前のような派閥間のバランスを取るシステムは機能しそうにないので、よほどのことがない限り自力だけでの政権復帰は当面おぼつかないだろう。

　民主党が政権を担い、どの程度の能力を発揮できるのかは正直よくわからない。ネット右翼はなにか訳の分からないことを言っているようだけれど、かなりバイアスがかかっているようにみえる彼らの言うことは以前呆れただけで詳しくは知らない。ともかくも、以前の細川政権での菅厚生大臣の様に、官僚と戦い正せる政権であって欲しいものだ。

　マスコミから流れてくるところでは、政権交代で、官僚側はかなりびくついているようだが。まあ、利権を得るために高学歴の道を進んできた人たちだけに、簡単には転換すまいが。

　そのマスコミも、政治家・政府に取り入り多くの利権を得てきたのだが、どうなるのだろう。民主にもマスコミ出身政治家は何人もいるようだし、どのような関係になっていくかはよく見ていく必要がありそうだ。

　ともかくも、政治が私怨や、政策ではなく政局に強い政治家に左右される時期と未熟な首相が次々交替する奇妙な時期を経て自民が自ら崩壊し、大きな節目を向かえた。

　この期を活かしていくことができれば、日本は再生するかも知れない。そう期待するばかりだ。

　（写真は関係ない、幕張ベイタウンの街並み）