黒川侑ヴァイオリンリサイタル

　昨日は、地元の幕張ベイタウン・コア　音楽ホールで、期待の若手、黒川侑君のヴァイオリンリサイタルが行われた。

　自分はスタッフなので前日のリハから彼の演奏を堪能していたが、本番はやはり一段も二段も違う。ラストのツィゴイネルワイゼンなど、より艶やかに、泣きたくなるような切ない音色をヴァイオリンに唱わせていた。

　彼と会うのはこれで４回目。地元ホールで２回、池袋の東京芸術劇場の控え室で１回、先日の紀尾井ホールのロビーで１回。

　今回は握手もしてもらい、プログラムにサインも……（われながらミーハーだなあ）。


　「世界に出て行くための全てをもっている演奏家」と評される彼は、明らかに世界レベルへと向かっている。
　昨今の経済情勢で演奏の機会は少ないそうだが、どんどん舞台をこなして大きく成長して欲しい。


　ところで、録音機材の搬出入の関係もあってホール前の道にピアッツァを置いておいたら、通りがかった人たちがしげしげと見、振り返る。
　知り合いの某超有名広告会社のデザイナー氏（確認しなかったが多分そうだったと思う）は、建物から出てピアッツァを見るなり、「おおっ」といってのけぞり、近付いてしげしげと眺め、振り返りつつ去っていった。

　目立つ目立つ。