2011年03月17日
菅首相の危機感
東電の対応に業を煮やしている菅首相。
「ぼくは原子力の問題には詳しいんだ」
「東日本がつぶれることも想定しなければならない」
と述べたとか。
東京工業大学応用物理の出身だけに、事態の深刻さはよく認識しているものと思う。映像を見ても政治家としてのというより、科学の徒としての危機感をにじましているように見える。
[追記3/19 1:15]
おそらく、一般の原発に関心がない政治家であれば、本質的な問題がどこにあるか、今どのような深刻な事態が進行しているのかのレクチャーを受けて理解をするのにも非常に時間がかかってしまうだろう。
この点、菅直人が首相でよかった。
[追記終わり]
昨日から動きが急になったのはこの危機感の表れだろう。
以下引用
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菅首相「最悪の場合、東日本つぶれる」
菅総理は福島第一原発の事故について、政府関係者に対し、最悪の事態になった場合は「東日本がつぶれることも想定しなければならない」と強い危機感をあらわにしました。
これは笹森内閣特別顧問が16日夜、記者団に明らかにしたものです。それによりますと、菅総理は笹森特別顧問との会話の中で、福島第一原発の事故が最悪の事態になった場合、「東日本がつぶれるというようなことも想定しなければいけない」と述べたということです。
そして菅総理は、「そういうことに対する危機感が非常に薄い」と東京電力を批判。また、「僕は原子力の問題に詳しいんだ」「危機感を持った対応をしてほしいということで、東京電力に乗り込んだ」などと話したということです。
東京工業大学で応用物理を専攻し、原子力の知識に自信を持つ菅総理が、福島第一原発の現状に危機感を深めている様子がうかがえます。(17日02:47)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4675824.html
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Posted at
2011/03/17 16:07:37
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