![放射線の影響の考え方[等価線量と実効線量を追加] 放射線の影響の考え方[等価線量と実効線量を追加]](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/021/879/059/21879059/p1m.jpg?ct=36f79cfcd127)
こんな感じですかねえ。
もし100000人の町に放射線が当たると
http://milky.geocities.jp/sammy1926/index.html
放射線が100ミリシーベルトならすぐには症状が出ない強さ。
けれど、一生のうちにガンになる確率が上がる。
100000人の人がいると、いろんな理由で50000人が一生のうちにガンになり、30000人がガンで死んでしまう。
放射線が以前より余計に当たるようになったとして、ICRPによると、1シーベルトあたり5%ガン死率が高くなるらしい。
100mSv分の放射線なら、100000人のうち500人ガンで死ぬ人が増える。
日本も含め世界的に、一般の人が放射線に当たっていい限界として決められているのは1年に1mSv。
1mSv分の放射線なら、100000人のうち5人ガンで死ぬ人が増える。
(ただし、弱い放射線でも強い放射線と同じように強さと死亡率が比例するならばという仮定で、実際のところはよくわかっていない)
それぐらいの確率。
1時間に約0.1μSvならずっと当たり続けていてもいい計算。
同じ1年あたりの量でも、弱い放射線がじわじわ当たるなら、一度に当たるより影響は少ないことも実験から分かっている。
けれども、ガンになるかどうかは、放射線がどこに当たるかが問題で、DNAのうち重要な部分(修復やアポトーシスに関わる遺伝子、その他ガン抑制遺伝子)に当たるかどうかにもかかっている。
非常に弱くても命中してガンになることもあれば、強くても偶然当たらなくてガンにならないということもある。
ほとんど気にしなくていい程度の確率。
しかしながら、当たらないですむなら当たらない方がいい。
どこか間違っていたら教えて下さい。
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ほうれん草のヨウ素131の暫定基準値が2000Bq/kg。
ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算を使うと内部被曝量が簡単に求まる。
なお、ただしこれは大人で50年間にわたる内部被曝の影響の計算になる。
1日500gを365日食べ続けると、8.03 mSvに相当。
アレ、1mSvをかなり超えている?
ヨウ素は体に取り込まれるとほとんどが甲状腺に特異的にあつまるので、ここで求めたのはヨウ素131が甲状腺に与える影響である。これを
等価線量という。
この値からを全身の
実効線量に換算するには甲状腺の組織荷重係数をかけるだけでいい。
8.03[mSv]×0.05=0.4015[mSv]と求まる。
ちなみに、暫定基準値を作った際には、甲状腺の等価線量50mSvから求めているそうだ。全身の実効線量なら2.5mSv。少し高いのは緊急時であるため。
全身の実効線量と組織過重係数による各組織の等価線量の関係
『実効線量』 =
『生殖腺における 等価線量』 x 0.2
+ 『骨髄における 等価線量』 x 0.12
+ 『胃における 等価線量』 x 0.12
+ 『肺における 等価線量』 x 0.12
+ 『結腸における 等価線量』 x 0.12
+ 『膀胱における 等価線量』 x 0.05
+ 『乳房における 等価線量』 x 0.05
+ 『肝臓における 等価線量』 x 0.05
+ 『食道における 等価線量』 x 0.05
+ 『甲状腺における 等価線量』 x 0.05
+ 『皮膚における 等価線量』 x 0.01
+ 『骨表面における 等価線量』 x 0.01
+ 『残りの組織における 等価線量』 x 0.05
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サイエンス | 日記
Posted at
2011/03/26 15:28:14