このブログで柏周辺のホットスポットを最初に取り上げたのは
で、金町周辺の浄水場でヨウ素131が検出されたが他の浄水場、また同じ利根川水系の他の浄水場では検出されていないことから、周辺がホットスポットになっている可能性を取り上げた。また、江戸川区の試験農場の小松菜から暫定規制値を超えるセシウム137が検出されたこともその考えの後押しになった。
次に取り上げたのは
で、一部の研究者らが東大柏キャンパスの値が高いことに加え、国立がん研究センター東病院でも同様な値が出ていることを伝え始めたことから取り上げた。
このあたりの話に非常に興味を持ったのが群馬大の早川由起夫教授(火山学)で、地図の上にまとめはじめた。このエントリーでは追記でその地図も紹介した。
空間線量は非常に大きいわけではないが、周辺都県のモニタリングの数値と1桁違う値であった。金町付近の浄水場のこともあり、場所によってはより大きな値である可能性もあることから調査が必要だと考えていた。だが、公的な調査はなかなか行われず、その間に少しずつ噂として広まっていったようだ。そして測定方法や機材の問題から値の信頼性の問題はあるが、個人ベースの測定で周辺より高いことが確かめられていった。
しかし、自治体は周辺都県の値が低いことからなかなか調査に乗り出さなかった。一部新聞報道では【デマ】と取り上げられることまであった。しかし、調査を求める市民の声は日増しに強くなった。
このブログで最初にホットスポットの可能性を示唆して2ヶ月近く経った5月中旬から下旬にかけ、ようやく公的な調査が行われるようになった。nniさんのまとめ地図のようなものでかなり様子が掴めるようになってきた。
風向きと降雨のタイミングや地形の影響を強く受けるため、思わぬところがホットスポットになっている可能性がある。
また、空気塊の上昇時に雲を作り雨を降らすため、山地で高くなっている可能性もある。
まだ未調査地が多く、那須から日光方向に伸びていることから新潟方向への広がりの可能性があり、また、千葉や埼玉や長野、神奈川についても広域に調べる必要があると思う。
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放射性物質・放射線 | 日記
Posted at
2011/05/26 11:27:40