
6/16(木)、須関裕子さんのリサイタルへ行ってきた。
今年の2月に、私のプロデュース(と言えるほどのものではないが)で、地元で演奏して頂いているが、今回リサイタルにご招待頂いたので大泉学園まで演奏を聴かせて頂きに行ってみた。
大泉学園ゆめりあホールは176席のこぶりな音楽専用ホールで、残響も短めだがピアノには良さそうだ。
ピアノはスタインウエイ D274。
前半は
チャイコフスキー ドゥムカ ハ短調 作品59
グラズノフ ピアノソナタ 第2番 作品75
という玄人好みの内容。
後半は
リスト ラ・カンパネラ、愛の夢
ショパン 幻想即興曲、別れの曲
等々のおなじみの小品名曲。
アンコールは小犬のワルツ。
後半は2月の時のプログラムとかなりかぶっているが演奏がさらにいい。ああ、これが本来の須関裕子なのだと思った。とても伸びやかでパワーもあり、エレガントなよい演奏だった。
2月の時は「子供向けに曲の解説をする」という企画でお願いしており、長い原稿を用意され、とてもよくやって下さった。スタッフも感心していた。しかし、ピアニストは何と言っても演奏に専念して頂くのが一番。余計なところにエネルギーを使わせてしまって申し訳なかったと思う。
終演後少しだけお話しもさせて頂いたが、気さくにお話しをしてくれる。小柄で可愛らしく、性格もよく、とてもしっかりされていてとてもよい人だなあと思う(お母様がまた美人なのだ)。
今どきでないのが逆にいい。世間にもピアニストにも「今風」の綺麗な人は多いがそれでは埋もれてしまいかねない。須関さんは埋もれない独特なポジションを作り出しているように思える。
これから歳を重ねてどんなピアニストになっていくのか、どんな厚みを纏っていくのか楽しみにしている。
関連エントリー
須関裕子のピアノ物語
https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/21516603/
須関裕子のピアノ物語 無事終了
https://minkara.carview.co.jp/userid/441462/blog/21534040/
ブログ一覧 |
クラッシック | 日記
Posted at
2011/06/19 00:58:20