2012年11月17日
どーでもいいんですがFRP
自動車のボディ、バイクのカウル、船舶その他でよく使われる、錆びず軽量で複雑な形状を造形できるFRP。
FRP……fiber reinforced plastics 繊維強化プラスチック
一部の人たちがFRPの意味を間違って使っているのを目にする。
FRPはガラス繊維やカーボン繊維などとプラスチック樹脂を組み合わせたもの。しかし、樹脂をFRPと表現しているのをよく目にするのだ。
FRPの補修にFRPを使う……まあこれは合っている可能性が高い。割れがあれば樹脂を塗り、繊維を積層して補修する。
FRPのはがれにFRPを流し込む……これは明らかに違うだろう。FRPが繊維部分から層状にはがれたところを接着するためにエポキシ樹脂を流し込むことを言っているらしいのだが。
エンブレムを型取りしたシリコンにFRPを流し込む……それはおそらくポリエステル樹脂とかエポキシ樹脂のことですから。
ガラス繊維にFRPを塗る……だからそれは一般にポリエステル樹脂ですってば。
まあ、型に流し込む樹脂は他の樹脂もあり得るのだが。
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そういえば、カーボンやグラスファイバーのFRPボンネットがあるが、長期の使用でかエンジンの熱で曲がっているものを目にすることがある。製品によって強度の差は大きいようだが、樹脂なので熱には弱いだろうな。
カーボンのもので、無塗装なのか紫外線で樹脂が白濁しているのを見ることもある。カーボンが綺麗なので塗装なしにしたいのも分かるが、太陽の下ではやっぱり劣化が早く進行する。近所にいつも路駐しているインテグラ タイプRのカーボンボンネットは紫外線に晒されて変形&白濁。なんか見ていて痛々しい。
今回SVXにつけたバンパーと以前からのサイドスカートはFRP。もちろん塗装なしはあり得ないが、純正バンパー等と違い固い分割れやすい。これは欠点だ。
先日サイドスカートを割ってしまったが、バンパーは顎をすりやすい。本当に気を付けたいと思った。
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バンパーと言えば、今日ディーラーでSVXに折りたたみ自転車を積む作業をしていたら、出てきた比較的若いお客さんが
「このバンパー社外品ですか?」と。
「そうですよ、21個しかつくってないものです」と答えると、
「あ、ネットで見ました」と。
ご本人はSVXに対する憧れがあるそうだが、白いクルマにしか乗らないそうで、白がある初期型だといいものがあまり残っていないから乗れないとか。
さがせば状態のいい個体は結構ありそうではあるが。しかし、パールホワイトは弱いようで再塗装は必要かも知れない。
それにしても21thアニバーサリーバンパーの存在を知っている非SVXオーナーがいるとは驚いた。よほどSVXに対する思いが強いのだろうなあ。
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Posted at
2012/11/17 22:22:23
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