自分はどういうわけか、かなり幼い頃から結構死について考えていた。自分が存在しなくなること、考えることも感じることもできなくなることの恐怖にぞっとし続けてきた。
臨死体験という話を聞くに死後の世界とかに一瞬の期待もしたが、生物としての体のしくみを考えるとこの脳あってこその自意識であり自分を自分と認めうるのは脳に記憶されている記憶故だと考えざるを得ず、あり得ないことだと結論していた※。
だからこそ、一度しかない自分の生を大切にしなくてはならなかったのだが、それを無意味な戦いに費やしてしまったことが悔やまれてならない。身につけたことはかなり多かったが、それを生かすためのこと、自分のための行動を取ってこなかったことは、今となっては本当に悔やまれる。自分を縛り続けた、戦っても身のない相手にとらわれ続けてしまったのだ。もっと自分の幸せを考えるべきだった。
たまたまみたロイターのちょっと前の記事によれば、ホーキング博士は天国も死後の世界もないこと、人は自分の行動の価値を最大化するための努力をすべきと言っている。
行動の価値の最大化。本当に大切なことだと思う。
これからは自分を生かすことをもっともっと考えていかねばならない。
※
と言いながら、論理では説明のつきにくい経験も一度や二度ではないのだが。
「天国も死後の世界もない」、英物理学者ホーキング氏が断言
2011年 05月 17日 11:18 JST
5月16日、「車椅子の物理学者」として知られる英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士が、英紙ガーディアンのインタビューで、「天国も死後の世界もない」と語った。カナダで昨年6月撮影(2011年 ロイター/Sheryl Nadler)
[ロンドン 16日 ロイター] 「車椅子の物理学者」として知られる英国の物理学者スティーブン・ホーキング博士(69)は、天国とは闇を恐れる人のおとぎ話にすぎないとし、死後の世界があるとの考えを否定した。16日付の英紙ガーディアンに掲載されたインタビューで述べた。
ホーキング博士は「(人間の)脳について、部品が壊れた際に機能を止めるコンピューターと見なしている」とし、「壊れたコンピューターにとって天国も死後の世界もない。それらは闇を恐れる人のおとぎ話だ」と述べた。
博士は21歳の時に筋萎縮性側索硬化症(ALS)という進行性の神経疾患と診断され、余命数年とされた。「自分は過去49年間にわたって若くして死ぬという可能性と共生してきた。死を恐れてはいないが、死に急いでもいない。まだまだやりたいことがある」と語った。
また、人々はどのように生きるべきかとの問いに対し「自らの行動の価値を最大化するため努力すべき」と答えた。
1988年の著書「ホーキング、宇宙を語る」で世界中に広く知らるようになった博士は、2010年の著書「The Grand Design(原題)」では宇宙の創造に神の力は必要ないとの主張を展開し、宗教界から批判を浴びている。
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2013/11/24 20:15:17