一流の研究者は対応も早いなあ

　SＴＡＰ細胞関連でいろいろ調べていたが、早いうちからT細胞のTCRの再構成について指摘しておられた慶応の吉村昭彦先生に、エントリのちょっとしたミス(科学的な問題でも何でもなく、リンクされていた重要なエントリのタイトルの記述ミス。他人によって書かれたもののタイトルが正確でないのはまずい上に、似ていてもニュアンスが異なるのであえて)の指摘をするメールを送ったら１１分後にはもう返事が来ていて、既に修正されていた。

　ＳＴＡＰ細胞がらみのことを書いたことで大量のメールが届いているようだし、その対応でも大変そうなのだが、詰まらない指摘でもすぐにミスを認め対応していただけた。

　優秀な研究者はこういう対応も早い。


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　昔某教科書会社の資料集の記述ミス(と言うか学説を勝手に創り上げていた)を指摘したら、不適切であることを認めて翌年から修正されたと言うことがあった。
　一発で修正となったものの、参考にしたという資料については引用のみで原典を挙げず、こちらが｢誤解の元になったのではないか？｣とした資料の使用についてはコメントを避けるなど、何処かすっきりしないものがあったことを思いだした。

　間違いはすかっと認めれば、印象は随分違ったものになるのに。


　この間違いの資料集を鵜呑みにして、資料集に説明がなく自分でも説明が出来ない学説の名前を丸暗記させていた教員なんてのもいたらしい。