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イイね!
2014年12月13日

頭を使うネタがないと、鈍くなるばかりだ


 最近の自分は、頭を使う機会が少なくなっている。

 本業と言えるものはかなりの部分体力勝負の、肉体労働みたいな職業だ。
 
 自分の知識も経験も知力もほとんど生かす場がない。

 そのエネルギーを何処かに向けていないとおかしくなりそうになる。

 交通事故の件では、さんざん法律やら判例やら調べ、自賠責の等級認定制度や保険会社の妨害工作について調べ、保険会社や保険のしくみについても調べ、写真を画像処理したり様々なデータを取り出して計算したりシミュレートしたり、戦略を立てて保険会社との交渉、イマイチ頼りない弁護士とのやり取りなどやり尽くした。相手保険会社と弁護士による、一見理路整然とした、実はでたらめな数々の反論資料の分析と反論なども、相当頭を使った。本来弁護士の仕事だが、能力的な問題でほとんどの論証資料、反証資料は私が自分で作った。
 弁護士費用特約もないのに弁護士をただで使えているのも、導き出した方法論が保険会社相手に通用したからだ。
 100%のよい解決ではないが、かなりいい方へ向かった。9:1でこちらの過失が多いと伝えてきた相手保険会社の手紙を見たときのショックと、全く頼りにならない自分の保険会社の担当者という状況から考えると、信じがたい結果である。

 ただ、まもなくケリがつくので、もうそう言うことをする機会もない。



 原発がらみのことでも、世間の情報不足や間違った理解、デマの中、文献や資料を調べ、難解なことを理解し、かなり頭を使って情報発信をした。しかし、いまや自分が新たにやることもない。

 自動車がらみでも今は特段やりたいこともないし。

 知恵を必要とする音響や照明の無理難題解決も当面ないし。
 やり残しの照明装置の改造ぐらいか。しかし、頭はほとんど使わない。
 
 そうしてみると、本当に頭を使うことがなくなってしまう。

 頭は使わないと確実にはたらきが悪くなる。加齢やストレス、寝不足はそれに拍車をかける。

 頭をクリアに保つためには、常にフルに使う必要がある。そういうネタがないと、本当に頭がだめになる。

 そんなところにやって来たのが、公民館の指定管理者制度だ。

 ***

 地元ホールは千葉県企業庁が作ったが、千葉市に譲渡、移管されている。
 ところが「公民館」としてしか千葉市が受け取らなかったために、様々な問題が生じている。

 行政上の定義は単なる大部屋である「講堂」であり、様々な備品・装置がある音楽ホールとして維持管理するための予算がなく、切れた照明の高価な電球の交換すらできない。故障した音響機器は予算もないので直せない。
 備品管理もほとんど行われておらず、住民が自主的に管理・修理をしている。
 職員の指導も監視もなく備品を使わせるので、備品が壊れる。
 せりあがり舞台や照明などの昇降装置の点検すら行われていなかった。これは命に関わる。
 
 厳しい環境にある。

 幸い、コンサートピアノFAZIOLIは、置き場こそこのホールだが、所有と管理は住民(私が管理責任者だが……)なので、良好な状態が保てている。市に所有権が移っていたら、どうなっていたか分からない。

 初代の公民館主事は優秀な人で、住民と共に運営する姿勢であったので当初は良好であったが、人が変わるほどにどんどん管理は劣化していった。住民と共に作ったルールもいつの間に書き換えられていた。

 そんな公民館が指定管理者制度の対象になり、地域住民による管理も検討されているという話が地元の議員さんから持ちこまれた。
 まだ本決まりではないが、市長のマニフェストで謳われ、議会レベルでも取り上げられている。地元の公民館は熱心な住民活動があり、検討の対象になっているというのだ。

 その話に早速関わり、議員さんや地元の方お一人と一緒に市の担当者に会い、その後、少しずつ話を進めてきた。対応が遅く遅々として進まなかったり、今年度に入り驚くような掌返しをやられたりして苦戦中ではある。
 ただ、雲をつかむような状態で、なかなか自分がエネルギーを傾けて問題解決を図るような状況にはならなかった。

 今は地元の人6名と一緒に市との会合を続けているが、それぞれに考えていることが違い、そもそも4名は自分たちが公民館の管理をやりたいわけではなく、別の理由から今年度に入ってから出席しているので有効な戦力とは言いがたい。情報共有も意思統一もできていない。

 もう一名は当初からご一緒しているが、最近では市民大学のような講座の企画ができればよいと考えていて、私とは全く考え方が違う。自分が安心して任せたり頼れる存在でもない。

 私は開館以来の積み残し問題である、予算も付いていない音楽ホールの維持管理運営問題を中心に、永続的な維持管理体制の確立を考えている。

 ***

 市は今年度に入り、マニフェストとはかなり方向性の違う「あり得ない」ような内容に転換し、住民をボランティアの下請けとして使うような提案をしている。

 しかし、前回の会合でも住民側出席者は市の提案の分析もできていないままに、市の案の説明を聞き、質疑応答をしているだけ。主導権は今年度に入って参加している"市との正式な窓口団体"の人が取っているが、彼らはそもそも公民館に直接関わるつもりがなく、彼らが意図してきたことも市の提案で蹴られているので、彼らにイニシアチブを取られていると、市の意図に沿った非現実的な話でまとまりかねない。
 これまで市の出方も他の人の出方も分からず、自分の中でも火がついていなかったので、ついだまりがちだった。しかし、任せていてはまず良い方向に向かわないのが明らかだ。

 そこでまず、いくつか市の担当者に根本的な問題提起をした。

 同時に、住民側の問題意識が希薄で情報共有もされていなかったので、まずはメーリングリストを作り、次いで多数の分析資料を作り、配布した。

 市長の意図や認識と担当課の方針の根本的なずれがあることの確認、何が問題なのか、なぜ市はこのような提案をしているのか、業務と予算の著しい隔たりが生じる市の予算捻出の方法論の解説などを取り上げた。

 ある程度の問題意識の共有ははかれたようだが、道は険しい。

 市長がマニフェストと異なる動きを担当課がしていることについて把握していないことが議員さんを通じて確認できている。遠くないうちに、そもそものマニフェスト提案者の市長と会う方向で話を進めつつある。

 ***

 とまあこんな具合に、このところ一気に推し進めはじめた。

 さび付きかけている頭をしっかり稼働させ、少々リフレッシュができた感じだ。

 やはり自分には分析し、考え抜くことが一番合っている。

 一見解決できそうにないことを解決するたった一つのピースを見つけ出したり、理解できないかに見える状況を解き明かす鍵を見つけ出したときの高揚感はこの上ないものだ。そんなどこにも答えも解法もない問題を解き続けている時が一番自分を生かせていると思うときだ。

 公民館の管理運営問題は、あまりにも多段階の問題を抱えすぎているのに、市担当者も住民側もその問題を捉えずに表面的なやり取りに終始してしまっている。

 しかし、あまり時間がない中、どう解決を図っていくか考えることは楽しいが極めて困難であるのも間違いない。

 正直言って、予算がない市を動かすことも、住民側で運営組織を作ることも、極めて難しい。正論で攻めても、出ないものは出ない。現実的な方法論を導き出して実を取っていかねばならない。
 全く一枚岩ではない住民側。予算も熱意も無い市。全てが白紙で終わるかも知れないが。

 ***

 自分個人の生活がしんどいのに、何やっているんだと思いつつ、こんな事でもやって知力とエネルギーを使っていないと、精神が崩壊しそうだ。
 
 自分の洞察力は結構信頼できる。多くの場合、洞察は正しく、見通しもかなり正確だ。
 この知力や洞察力を少しでも生かせる職業に就いていれば全く違った人生だっただろう。

 全く、おかしな人生になってしまったものだ。


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Posted at 2014/12/13 20:59:03

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