演奏等の収録用に、ステレオワンポイントマイクを所有している。
SONY ECM-MS957
10年以上昔に買ったが、今も売られている現役製品である。
附属ケーブルはステレオミニプラグで非バランス出力だが、本体の出力はキャノンプラグXLR-5-12Cになっていて、バランス出力になっている。
ところが、ソニーのカタログ等を見ても、バランス出力で接続するためのマイクケーブルがラインナップされていないようだ。民生品なので、業務用規格のケーブルは載せていないのだろう。
このマイクにSHURE VP-88という15万円近いステレオワンポイントマイクに附属している分岐ケーブルを接続したら問題なくステレオバランス出力を得て収録ができた。
このケーブルを入手すればよいのだが、付属品扱いで、単品では売られていない。
いろいろ調べているうちに、ソニーの業務用マイクのオプションで分岐ケーブルがあることが分かった。
EC-0.5X5F3M
しかし、定価が10,400円+税と馬鹿高い。
更に調べていくと、海外メーカーのマイクでXLR5ステレオバランス出力の製品があり、オプションで分岐ケーブルがあることが分かった。
RODE NT4-DXLR
おそらく使えるが、これの売価が4,780円(サウンドハウス)で、まだ高い印象。3mだし。
他のメーカーのオプションでも同様なものがあるが安くはなさそう。
ちょっと前の自分なら、迷わず自作を考えた。コストと手間なら手間を取る。経験にもなるから。
用意するものは
キャノンプラグ
XLR5-11C 1個 1150円
XLR3-12C 2個 800円
シールドケーブル
10m程度 1000円
計 2950円 +税
程度に収まる。以上はサウンドハウスの価格。
ただ、秋葉原などへ出向く場合はその往復電車賃がかかるので、割高になる可能性が充分ある。
また、ケーブルの結線が不明なので確かめる必要がある。幸いSHURE VP88の分岐ケーブルを調べることができるので、これはまあ問題ないだろう。ただ、1つのコネクタから直径6mmのマイクケーブル2本を取り出すのは厳しいので、細めのケーブルを探さなければならないがサウンドハウスでは取り扱いがない。ケーブルの価格も倍ぐらいになる。
今は都内へ簡単にアクセスできないので、通販を利用するにしても複数店からになればコストが上昇する。
いろいろ考えているとめんどくさくなって、市販品を買いたくなる。コスト的にも大差なさそうだし。
昔なら意地でも自作したものだが……。
自分の環境の変化が以前のような自由度を低めていることも大きいが、老いを大いに感じる。
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Posted at
2015/01/24 21:05:25