リテラの記事に、制服向上委員会のメンバーへのインタビュー記事があった。
http://lite-ra.com/2015/08/post-1421.html
政治的プロテストソングを歌うアイドルグループ「制服向上委員会」という存在は、これまで自分にはよく分からなかった。
誰かに歌わされてやっていると言うイメージはあったし、何故こう言うやり方をしているのか正直よく分からないところがあった。
しかし、このインタビュー記事を読んで少し理解することができたような気がする。
彼女たちの活動がいまいち理解できないという人は、彼女たちがどのように考えているのか、読んで欲しいと思う。
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彼女たちの活動の源流は、反体制ロックにある。
今やロックが反体制的色彩をほとんど持たなくなった中、極めてポピュラーで政治的に中性的な存在である「アイドル」にプロテストソングを歌わせるという試みは、非常に面白いと思う。
もちろん、彼女ら自身がそれを受け止めて活動していることは重要だ。
「TVに出るために脱原発の歌が歌えなくなるぐらいなら、TVなんか出たくない」
こんなことを言えてしまう彼女らをどう思うだろうか。
追記:
脱がない、媚びない、NOと言えるアイドル~制服向上委員会の生き残り戦略~
2012/3/18
橋本 美香 (著)
内容紹介より
【制服向上委員会が実施してきた社会活動】
●「携帯電話の使用規制」を当時の青島都知事に請願
●ポイ捨て禁止キャンペーン実施
●歩行喫煙禁止キャンペーン実施
●いじめ追放キャンペーンデモ行進
●ベトナム平和村慰問(枯葉剤の被害に苦しみながらも社会復帰を目指している方たちの施設)
●麻薬、覚せい剤撲滅運動に参加
●ストーカー法施行署名運動
●セントラルパークのボランティア清掃活動に参加
●脱原発アクション
など、多岐にわたる
メジャーであることよりも、常に社会問題を取り上げることを重視してきたグループであることが分かる。
現在は19期生。社会問題に特化することで生き残ってきた、したたかな戦略を持ったグループであるとも言える。
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Posted at
2015/12/30 09:41:40