先ほど、深夜アニメ
無彩限のファントム・ワールド 第4話「模造家族」
を見た。
このアニメは、本来見えなかったはずのファントムというこの世のものならざる存在が見えるようになってしまった世界のお話。
21世紀初め、遺伝子組み換え施設を襲った爆破テロにより特殊なウイルスが流出する事件が発生。その結果、人の脳構造が突然変異し、『ファントム』と呼ばれる幽霊や妖怪を認識できるようになった、そして子供たちの中には、ファントムに対抗できる特殊な力を持つ能力者も現れた。
Wikipedia より引用 |
その第4話は、家庭に問題のある女子が、ファントムに魅入られて別の世界に理想の家族を持ってしまうと言うもの。
ググれば、動画が見つかるだろう。
見ていて、なんか妙な郷愁というか、不思議な感覚に襲われた。
このエピソードのように、自分は子供の頃、現実とは違う「本当の家族」に夢で出会ったことがあるのだ。
細かいことはほとんど覚えていないが、優しく暖かい家族に接して、なんとも言えない幸せな気持ちを感じた記憶がある。これが本当の家族なんだと思った。
時折近所の友達の、とても仲良く暖かい家族の中で過ごした頃だったような気もする。
多分、現実を打ち消したい想いが作り出した夢だったのだろうけれど。
そんなかつて見た夢に似たお話しだなと思った。
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自分は、夢で現実の場所、現実の事物をみることはきわめてレアだ。過去の想い出を夢で見ることもない。人によっては子供時代の夢とか、テストや受験で苦しんだ夢とかを見るというのだが、あまりそうした夢は見たことがない。
夢で会う人もほとんどが初めて会った人だ。
そう言う夢で会った人に、とても温かい気持ちを感じたらしいことが何度かある。それは大人になってもだ。
いつもはっきりとは覚えていないのだが、とても幸せな気持ちで目覚めたことが何度かあり、なんとなく誰かの記憶が残っているのだ。
強烈に記憶として残ったこともある。
子供の頃、ものすごくリアルな夢(現実に近い場所が舞台)の中で、ある少女と出会い、一日一緒に出かけて過ごし、夢の中でその少女に恋をした。
夢から覚め、夢であったことが分かるとなんとかにもう一度寝て夢の続きを見ようと思ったが果たせず。その夢の中の一連の出来事をメモに残し、忘れまいとした。小学校1~2年生ぐらいのことだったと思う。
今考えれば、その少女には自分の親しかった何人かの女の子の要素の合成があったように思われるので、自分が作り出した少女だったのだろうとは思う。
ただ、ごく普通の少女なのに、妖精のように感じて、一緒にいてとても幸せだった。
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もしかしたら、この世界とは別の世界があって、そちらが本来の世界なのではないか。夢で出会うとても暖かい人々が、本当の自分をとりまく人々なのではないか。
なんかそんなことを考えた子供時代のことも思い出した。
もしそうだったら、本当の幸せが向こう側に待っているのかも知れない。
もしかしたら、私を励ましに、夢に出てきてくれているのかも知れない。
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Posted at
2016/01/28 18:46:02