ネットに突然現れた未来人、ジョン・タイターのことはご存じだろうか。
タイムトラベラーを自称し、ネットで書き込みを行い、未来に帰ったとされる。
別のエントリーの補足で自然科学の態度について書いた際、数年前にあったニュートリノ騒ぎの件に触れた。
その時、ああそういえばCERNネタなのでジョン・タイターの話も絡むかとふと思い出し、検索して次のページに行き着いた。
タイムスリップは実話!?未来人ジョン・タイターの正体とは!
http://know-space.net/time-travel.html
ここでリンクされている動画の一つはジョン・タイターについての概要を伝える、もう一つはジョン・タイターについての検証を行ったイタリアのテレビ局の番組である。
検証では、われわれの世界にはジョン・タイターなる人物(番組製作当時10歳とされる)やその母親は存在せず、この件についての黒幕とも言うべき人物にある程度迫っている。
この番組自体は面白くはあるのだけれど、やっぱりこの手の話は検証されてしまうと【ああ、やっぱりそうなのか】と少し寂しくなってしまう。
やっぱり万が一のことを考えたくなってしまうのだ。かなりあり得ない話と思っても。
そういえば、物理屋さんや天体屋さんはSF好きが高じて研究者になった人が結構いるやに聞いている。
阪大の菊池誠さんなんかもSF好きで知られる。
自然科学研究機構シンポジウムでもたびたび地球外の生命体について取り扱ってきた。
天文や化学系等の登壇者たちは一部を除き、地球外生命体について驚くほどに発見の可能性を高く考えていて、その存在に自体に前向きな考え方をしていた。もちろん、極めて存在確率を低く見積もるサイエンティストもいるのだが。
サイエンティストに論理とデータを大切にしていることに冷たい印象を持つ人はいるかも知れないが、実態は結構ロマンを求めている人が多いのかも知れない。
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関連して、ジョン・タイターの話をうけて創作された「シュタインズゲート」(アニメ、原作はゲーム)というお話しがあったが、、せっかく面白いネタなのに、ルートは違っても同じ結末にたどり着いてしまうと言う、いかにもゲームのルート分岐的展開が現実でのありえなさをしめしていて、創作物として楽しむにもなんか引っかかったものだ。
物理的に全く異なることが起きながら、ある人間にとっての同一の価値観となる異なる現象に収斂するというのはあまりに不自然だろう。
先ほど原作はゲームと知り、納得がいった。
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オカルトなど | 日記
Posted at
2016/02/03 19:09:16