過去24時間の震源マップ。
完全に横ずれ断層の様相になっている。
薩摩半島西方沖は当然関連性があるとみるべきで、間のどこか(直線的に結んだ何処かではなく、上下広い範囲)でパキッと行くかも知れないし、四国側が動くかも知れない。
過去は京都も動いた。中央構造線上の動きだ。
過去の断層だけが常に動くとは限らない。ストレスのかかり方が変化してくれば他が割れる。未知の断層もある。いつまでも同じ断層だけが動くと言う考えにとらわれると見方を誤るだろう。
所在を正確につかめない断層の図を見るより震源分布を見る方が正しい。震源の場所がまさに割れている場所だ。
このあたり異様に細かな断層が多いのは、一直線に動けるような力のかかり方をしていない可能性がある。
GPSで見る限り、移動の方向は複雑。今動いていない間の部分は地殻の動きが上下で同じ方向でストレスがあまりかかっていないらしい。そのストレスはもう少し上の断層のあたりにかかっているらしい。
いずれにしろこれまでのように何処かが横ずれで動き出せば群発が続く。連続する揺れにただでさえ基準を甘くしてある九州での耐震基準では耐えられないのは既にご存じの通り。

上の活断層の図は
九州地域の活断層の地域評価
http://www.jishin.go.jp/…/regional_evaluation/kyushu-detail/
から引用。
ちなみに、下の資料は2005年のもので研究意図は火山分布と歪みの関係にあるようだが、今回の震源位置あたりに強く歪みがたまっていることがGPSのデータから示されていた。
歪みの度合いは大きいものの、地震があまり起こらなかった地域だけにその重要性が意識されていなかったのかも知れない。
http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/…/NEWSLETTER/200511/danwa20051…
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地震関連 | 日記
Posted at
2016/05/09 07:50:07