(12/4にFBに投稿した記事の転載)
私は、インターネット黎明期に、広島のネットで一旗揚げようという若造達の作ろうとしていたネット上のマンガ・小説を掲載する週刊誌に、クリエイターとして協力していたことがある。
そこで自分も一儲け、ということではなくて、新しい試みに参加してみようと言うことだった。
しかし、その首謀者のhpを探し当てて読んでみて呆れた。「ネットに作品を発表している人たちを資源としてタダで使えば、儲けられる」みたいなことをへらへらと自慢げに書いていて、そこからスタートしていたんだよね。
ビジネスも責任も分かっていない無責任な二十歳ぐらいの連中のやる事で、まともに作品を集めて形になったのは1~2回。しかも当時のネット事情やPCの能力ではとても実用にならない処理の重さで、読み手も全く増えない。
まもなくぐだぐだになり発行が止まってしまった。
その上、コンテンツ提供で協力していた人たちに全く相談も連絡もなく発行を取りやめ、タイトルを変更し、違う形態に変更するとhpを書き換えた上、予告したものも実現することなくとんずらしてしまった。
連中はその後レンタルサーバーか何かのビジネスに手を出していたようだが、どうなったかは知らない。
とにかく他人をタダで使って金を稼ぐことしか考えていない連中だった。
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シェアした記事は、DeNAが運営するWELQに見えたとんでもない体質についてまとめたものだが、このライターが期待していたような、過去の失敗に学ぶことはDeNAはやっていなかったわけだ。
DeNAにしてもグリーにしても、他で人気のあるゲームがあればそれと似たものを作らせて稼ぎ、コンプガチャ問題を起こし、著作権や他人の健康や命など知ったことかという金の亡者ぶりを発揮した。
彼らは何も学ばない。他人を踏みつけにしようが何しようが、金儲けがすべてなのだ。上場企業が何になろうが。このあたりの幼稚な感覚は、先日の宮崎駿が怒ったドワンゴの川上らの「人間の感覚のわからなさぶり」ともよく似ている。
広島の若造達と本質的に何も変わらない。
ネット社会初期にこういう連中が押し寄せて、一部がチャンスをつかみ、倫理観がゆがんだまま金持ちにさせてしまった闇を併せ持っていることは知っておくべきだろう。
こうして生まれたいわゆるIT長者による会社の少なくともいくつかは極めてブラックな体質で、社員からも顧客からも吸い上げ続けることばかり考えている。
DeNA炎上騒動は任天堂が協業を見直してもおかしくない深刻な問題のはず(徳力基彦) - Yahoo!ニュース
DeNAが運営する医療情報サイトWELQの記事内容に端を発した一連の騒動が、9サイトの全記事を公開停止するまでの事態に発展しました。今後DeNA側はどう対応するのでしょうか。
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2016/12/11 11:05:44