家の大掃除をしているのだが、長く使わず放置していたナショナルの毛穴吸引器、スポットクリアEH257が充電できず動かないことに気付いた。
見ると下部にバッテリーの液漏れ兆候。
開けて見ると液漏れして出来た結晶でガビガビ。バッテリー周辺の金属には青い銅の結晶が生じていた。
それでもアルカリ電池ほどの攻撃性はないようなので、洗浄して、バッテリーを見繕ってみた。
NationalスポットクリアEH257のニッカド電池交換 [Kelog]
http://kero-factory.blog.so-net.ne.jp/2010-10-25-1
を参考にバッテリーを購入。
届いて入れてみたがスイッチを入れても切ってもモーターが動き、まもなく全て放電してしまい、充電もできなかった。スイッチがやられている。
下部のネジを外し、内部を開けて再確認したが、回路は生きているように見え、スイッチ部分に問題があるように思われた。しかし、下部から開けても基盤を数cm引き出せるだけでスイッチ周辺所状況が分からない。
そこで、完全に分解することを試みた。
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吸引モーター側は1箇所がネジ留め。

ここを外しても、樹脂部品の勘合はなかなか外せない。どこにどっちむきの爪がでているかわからないので、傷だらけになるのを覚悟で試してみるしかない。こういう状況だと破壊覚悟である。
そのうち何とか爪を外すことができた。ラッキー!
あとは2箇所のネジを外してモーター側を取り外す。
モーター部分の半田を外し、フリーにする。純正は配線が短すぎてバッテリーの交換やメンテナンスがやりにくいので延長した。半田付け部にはシュリンクチューブをかぶせてある。
配線自体を全交換しなかったのは手持ちに適当な長さの線材がなかったから。
見たところ液漏れで金属があちこちやられていて、スイッチ部分も駄目。
スイッチを取り外し磨く。
一方。バッテリーも充電しておく。容量の小さいニカドなのですぐ満充電になる。
仮にバッテリーをはめ、モーターもつなぎ、テストするときちんとスイッチも働き、気持ちよくモーターが動いた。良好そう。
シリコーンスプレーでスイッチの動きをスムーズにしておく。
機能は良好そうなので本格的に組み直し、充電スタンドに置いておいた。
一旦全て放電させてから。
で、数時間充電したのだが充電できていない。
ニッカドなのでかなりいい加減な回路でも充電できるはず。
もう少し置いておき、充電できていないようなら再び原因を探って対処する。
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今回の目玉は樹脂部分の分解ができたことである。ここを破壊せずに分解できたので、内部の問題を把握し、対処ができた。
現在数時間の充電では充電できていないものの、充電インジケーターの状態は当初と変化している。充電は進んでいるらしい。
この製品はものすごく僅かずつしか充電できないので、しばらく充電を続けて様子見する。駄目なら再び分解して原因を探る。
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後にバッテリーの向きが逆にだったことが判明。入れ替えたら正常化。恥ずかしいまちがいだが、構造的にこの向きで入るとは思えなかった。電極を差し込める弾性のあるもので満たされた出っ張りという意外な構造だった。
これにて修理は完了。
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Posted at
2019/05/31 22:28:41