2018年12月23日
システムが3つのウイルスに感染?
以前の同僚のご年配からよくパソコンのことで困って電話がかかってくる。
最近はWindowsのリモートアシスタンス機能を使って操作して解決をすることもあるが、PCが立ち上がらないとか、ネットに繋がらないとかだと状況がつかめず、大変往生する。
先ほど電話があったが、今回は
・ワードを使っていた
・突然パソコンクリーナーとか言うソフトのダウンロードがはじまって、ずっとそのまま
・このままほって置いていいのか?
と。
緑のものが表示されて云々というのだが、状況がまるで分からない。
表示されている内容を確認すると「システムが3つのウイルスに感染している」とあって、対処を促され、それを押したらダウンロードがはじまったらしい。
ダイアログを閉じるように伝えると、閉じようとしても別のダイアログウインドウが表示されて閉じられないという。
もう少し聞くと「ページ」「全てのタブを閉じますか」という語、文があるらしい。どう考えてもブラウザが表示されている状態なのだが、本人はあくまでワードを使っていたのだという。
仕方が無いので作業中のワードの内容を保存してもらい、スタートメニューからPCの再起動を促したが、ワードを再び起動してしまった。ああ、ソフトの再起動と思ったのかと了解し、PCのシャットダウンをしてもらった。
特に抵抗されることなくPCはシャットダウンできたようなので、電源を入れてPCを起動してもらった。そのまま特に問題は無いようで安堵。
**
年輩の方は分からない事をわからないと認めず、わからないのに(から?)表示された通りに操作してしまうケースが多いように感じる。
そのまま詐欺に遭ってしまってなんの不思議もない。
パソコンやスマホの販売では、余計なオプションや契約をつけられてしまうこともありがちなようだ。
初心者や年輩、情報弱者を狙うケースは多いのだろう。PCデポが組織的に年輩を狙って不要な契約をさせていたことが話題になったこともある。
メールやブラウザを使ったフィッシングなどの詐欺もどんどんふえている。
「わからない人」が効果的に自衛する方法を編み出していかないと、被害は増える一方だろう。
ただ、「オレオレ詐欺」同様どんどん巧妙になるので、1つのパターンで何とかなるものではない。ひたすらいたちごっこを繰り返さざるを得ない。
詐欺などは、人の弱い部分を付いてくる。いくら機械が高度になっても、人の本質は変わらないので、いつまで経っても詐欺は撲滅できない。
ブログ一覧 |
PC/UMPC/Smart Phone | 日記
Posted at
2018/12/23 11:00:37
今、あなたにおすすめ