ホームベーカリーなる機械を売っていて、おうちでパンを焼けるわけだけど、コストが高いので今ひとつ魅力を感じていなかった。
その考えを打ち砕いたのがサンヨーが発売した「GOPAN」だった。

コムギだけでなく、白米や残りご飯を使ってパンを作るという画期的な製品だ。米粉ではなく普通の精米された白米を使えるし、レーズンをいれるなど様々なアレンジも可能だ。
メーカーが想定する以上のヒット商品となったわけだが、サンヨーはパナソニックの傘下となり、サンヨー独自のものが消えていく中で、GOPANはパナソニックの製品として改良され継続された。
しかし、パナソニックとしての2代目、累計3代目の製品が2013年に出て以降新製品が投入されず、遂に生産中止となってしまったらしい。これも市場全体が縮小していく一方での共働きの増加とも関係があるかも知れない。
気になっていたがなかなか手を出せずにいたGOPANだったが、生産中止となり、値段もこなれてきた。1つ前のモデルなら1万円台だが、より改良された最終モデル(?)も一部で2万円台前半になっている。
お米からパンを焼く製品はもう出ないかも知れない。ならばと思いきって買ってしまった。
**
ワインレッド?のモデルを買ったが、この方が好みであるし、安かった。
材料を量り、セットして4時間ちょっと。
見事に食パンが焼けた。
取り出すとこんな感じ。
下側は掻き混ぜの羽根の分凹んでいる。
できたてを切ろうとすると、外の硬さの一方の中の柔らかさでちょっと切りにくい。しかし食べてみると、本当に美味しい。
レーズンなどいろいろなものをいれることも出来るし、フランスパンなども焼ける。
手間は多少かかるし、洗うのも面倒だが、できたての美味しさ、そしてコムギパンだけでなくお米から作ったパンをもうちで手軽に楽しめるという特徴を考えると、とても食生活が豊かになるし、値段もこなれて結構お買い得と思う。
こう言う製品が消えてしまうのは実に勿体ない。
ブログ一覧 |
料理 | 日記
Posted at
2019/03/28 11:34:35