2020年04月21日
【COVID-19】いろいろむにゃむにゃ
先週、その前の週より陽性判明者の人数が少なかったために、先々週すでにピークを付けたのではないかと考えている人もいる様だ。
しかしながら、東京都ではその期間に重症者数は目立って増えているし、検査数は減っている。病床が飽和する状況の前で、検査を制限し、重症者をより優先させていた可能性がある。
また、休校によって、自分の周囲でも子供たちが親の実家のある地方へ行くなどと言うことは起きているし、自粛要請によって都会で働いている人が地方にある実家へ帰省すると言ったことも起きている。春の人事異動とその歓迎会もある。こう言った要素が都会での感染を抑制し、逆に地方での感染増加につながっている可能性がありそうだ。
検査数が安定して多い北海道では、4月に入って明確な上昇が見られ、一方で自粛に入った東京周辺で頭打ち傾向と対極になっている。
精査していないが、休校や行動自粛要請(がされる前から事実上自粛は始まっていた)が東京都周辺での感染者増加を僅かでも減らし、その代わりに地方への飛び火が起きているのかもしれない。
自然状態であればウイルス感染は指数関数的に起こる。
これがごく小さな集団内であれば指数関数的な増加に至らず瞬間的な増加で終わる。時間差のある散発的な小集団感染でも上昇は続くが継続した指数関数的上昇にはなりにくい。数百数千人の規模で連鎖的に感染が広がれば明確な指数関数的増加が観察されるはずだ。
都会では不特定多数での接触感染が起こりやすく大規模に広まりやすいが、地方では家庭や小集団での感染が起こりやすいため、都会ほど大規模には広がりにくく思われる。人が少なく散在している地方はその点で都会ほどはリスクが高く無さそうだ。車社会である地方は不特定多数との接触機会が少ないのでその点でも有利と言える。
今のところ地方で明確に指数関数的増加が観測される場所はない様に見える。北海道では増加が継続しているが、かなりよく経路が追えている様で、帰省や異動など人の移動に伴う散発的感染かもしれないが、それが大きく広がっている状況ではまだ無いように見える。これが指数関数的に増えていることが明確になれば、感染の連鎖が起きていて、対処が間に合っていないのであろう。こうなることを怖れるが、北海道では今のところまだ一部の散発的な小規模な増加で、抑制できそうに見える。
やはり本命は都会で、飛沫感染はもちろんだが、小集団を超えて感染が広がる原因は物を介した接触感染が強そうに思われる。不特定多数が出入りする空間での感染を抑えていくべきであろうから、混み合う通勤電車などもってのほかと言える。
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Posted at
2020/04/21 02:29:23
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