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2020年12月27日

父の在宅酸素療法に伴い…

 心不全でICU入りしていた父親が、明日退院の予定。
 循環器科の主治医曰わく、心臓は環境を整えてやれば心不全状態からの回復が起こりやすいとのことで、かなり以前の状態に戻っているようだ。
 基本的には以前の生活に戻れるという。実際、酸素マスクもつけずに病院の中を歩き回っている。

 ただし、COPDで肺機能が低下しており、血中酸素飽和度(SpO2)が低下すると苦しいだけでなく心臓にも負担がかかり心不全を起こしやすくなる。このため、在宅酸素療法を行うことになった。

 酸素ボンベを引いて歩く様子を想像しがちだが、家の中では酸素圧縮装置に長いチューブをつけ、吸引する。装置によっても違うかもしれないが、吸気時に酸素を供給するので酸素が大量に駄々漏れになるものでもないらしい。

 しかし、いわゆる助燃性の高い酸素なので周囲では火気厳禁である。
 タバコを吸おうとして死亡事故も起きているそうだ。
 COPDとタバコは関係ないと主張して憚らないアホな父親だが、かなり呼吸が苦しい状態なので、すでに家ではタバコを吸っていないようで、それは大丈夫だと思う。

 問題は暖房である。軽量鉄骨の実家は、小学生の私のALC(軽量発泡コンクリート→旭化成ヘーベルハウス)の提案を当然のことのように無視したため、木造同様の断熱性しかない。しかも古い家なので今どきの一戸建ての断熱性と比較して大きく劣る。
 このため、エアコンでは充分に暖房できず、エアコンがある部屋でも石油ファンヒーターを置いている。

 これは燃焼系なので当然酸素療法とは相性が悪い。父親が近付く場所には置いておけない。
 一方、燃料の灯油は、これまではすぐ下のガソリンスタンドまで父親が車で買いに行っていたが、酸素吸入しながら自動車を運転することも不可能ではないが、高齢であるし、まず薦められない。週一度灯油販売の巡回が来るらしいが、両親とも筋力的にも18L容器を動かすのはかなりしんどい。
 石油ファンヒーターは引退の方向で考えるしかない。

 エアコンでは空気が動くときに窓や壁などで冷やされた空気がいっしょにうごくので肌寒さを感じやすく、暖房容量が部屋に対して十分とも言えないので、両親ともエアコンでの暖房を嫌っている。

 非燃焼系の暖房器具としては、オイルヒーター、パネルヒーター、ホットカーペット、こたつなどがある。ただどれも補助的にしか使えない。こたつは人間を駄目にする魔の器具であるし。

 廊下や脱衣所などのポイントでは、輻射熱主体のオイルヒーターを置いておくのはよいが、広い部屋を暖めるには不十分だ。電気代が莫大になりやすいことも大きなマイナスである。
 ホットカーペットは、父親の生活パターンではテレビを見ながらその上で寝てしまうのが目に見えているので、低温火傷のリスクが高い。温水循環式の床暖房は一様の温度にするためこのリスクはないが、発熱体で加熱するホットカーペットは部分的な温度上昇が起こるため低温火傷が起こりやすい。
 圧倒的な熱量で空気を直接あたためる燃焼式暖房の代替とはなり得ない。
 しかも、ヒートポンプ式の現代のエアコンは、外気温度が下がるほど暖房効率も下がってしまう。

 そこで発想を転換させてみた。
 燃焼式暖房で、問題が発生しないものを選べばいいじゃないかと。

 FF(強制循環)ファンヒーターを使えばいい。実は実家は以前、灯油式FFファンヒーターを使っていたのだ。これは外気を取り込んで燃焼させ、排気も外に出すので問題がない。
 灯油は前述のように問題があるが、幸い実家には居間と父親の部屋にガス栓が配管してある。ガス式FFファンヒーターを導入すれば一挙解決である。
 集合住宅ではなかなか困難な選択であるが、一戸建てでは部屋にガスさえ引いてあれば壁に穴を開けるのは容易なので極めてよい選択肢となる。

 今から頼んでも工事は1月半ば頃になってしまうだろうが、最良の選択肢を思いついて大変よかった。母も大いに乗り気である。石油ファンヒーターが使えなくなることに強い抵抗を示した父親も文句ないだろう。

 あとは、壁際にスペースを作り、うまく空気が循環するように、家具のレイアウトを動かす必要がある。少々思案のしどころだ。

***

 父の寝室は、和室である。床に布団を敷いている。
 しかし、ベッドの方が寝起きしやすく活動しやすいのは間違いない。
 そこで、介護用ベッドと母親は言っているが、今のところはそこまでの必要性はない。ケアマネージャーさんが決まればそのあたりの検討もしようと思うが、自分で動ける現在、いますぐに導入すべきものではない。
 母親はなにか思い詰めていて、今すぐ重介護になるような勘違いをしているが、今はそう言う状況ではない。
 介護用ベッドだの車椅子だの手すりだのポータブルトイレだのという想定をしている様なのだが。
 もちろん体が衰弱して動けなくなってしまえばそう言うことも検討しなくてはいけなくなる。しかし、随分痩せたとは言え病院内を動き回れている。心不全さえ起こさなければ、まだ介護度がかなり低く、介護保険もほとんど下りないレベルだ。
 むしろ重介護になる前に心不全で亡くなる可能性の方が高いかもしれない。

 ベッドに関しては必要と考えられるので、いくつかの選択肢が考えられる。

1.安価なベッドを取りあえず購入して置く。
2.母親が使っているベッドを動かして当面父親に使わせる。
3.私のところにある古い子供用ベッド(母親が使っているものと同じ)を修理してつかう。

 2.と3.を組み合わせようと思う。
 うちにあるベッドは正直邪魔なので、とりあえず母親のベッドを移動させた上、うちにあるベッドを修理して持ちこむということでいいだろう。
 もっともコストが低く無駄のない案と言える。

 ただ、父親は私より背が高いので、私が寝られる子供用ベッドでは少々上下が狭いかもしれないのが気がかりだ。

***

 冬場の乾燥は老夫婦にとって大敵だ。感染症にかかりやすくなることもあるし、乾燥そのもののダメージもある。

 そこで昨シーズン、私が加湿器を買って持ちこんでいる。

 加熱+超音波のハイブリッド式である。
 説明書をWeb上で確認したが、加熱スイッチを入れてあれば加熱した上で超音波で微細な水滴にして送り出すタイプだ。メインテナンスがしやすく、細菌をばらまくこともない。しかも5Lの大容量だ。
 ただ一つ問題があり、タンクが大きいので、水を入れて運ぶのがややしんどいようだ。こればかりは仕方が無いのだが。
 また、母親はタンクの外し方がよくわからず苦労しているようだ。決して難しくはないのだが。

 そのあたりも確実にできるようにしていかねばならない。

 今は居間に置いてあるが、父の居室にも置く必要がある。

 1台追加せねばなるまい。もっとも、私が知る限り、FFファンヒーターには加湿用のタンクがついているものが多いので、それで済むかも知れない。


 今日は実家に行くが、このあたりのことで手一杯だ。
 結局休みに入っても自分のことなどできやしない。軌道に乗るまでは仕方が無い。


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Posted at 2020/12/27 08:40:17

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