2021年08月12日
塗装の快感
今まで小物を中心にいろいろなものを塗装してきたけれど、塗装にはなにか不思議な魅力がある。塗りたいという欲求が湧いてくることがある。
塗りたい、って思わせる要因は何だろうか。
工具の類の場合は明確に、生まれ変わるが如くのきれいさ、美しさを吹き込むことができることだろう。
修理、リフォームの塗装も同じ。
美しくなった姿を見たい。自分の手でそれがしたい。これが欲求の一つ。
一方で塗る行為自体に魅力を感じることもある。
それは、きれいに塗ることができたときの喜びだ。
塗装も下手くそだとゆず肌になったり垂れたりで、自分も当然そういう経験は山ほどある。システマチックになっている自動車塗装の場合はシンナーや硬化剤の選び方(速乾型、標準型、遅乾型)でゆず肌になったり垂れたりをコントロールするようになっている。そうでないところでは職人がシンナーの量を加減したりして調整しているわけだ。
塗装時にカップから塗料が垂れて大変なことになったり、ゴミや虫がついたり、いろいろな厄介ごとも多い。
スプレーガンやエアブラシは、使用後の清掃が非常に面倒くさい。刷毛やローラーだってすぐ洗わないと使えなくなったりする。
失敗してしまったときは、次はもっとうまくなって挽回したい、と思う。
そういう多くの困難を乗り越えて、美しく塗ることができたときの喜びは何物にも代えがたい。
それが次の塗装をしたいという欲求を沸き立たせる。
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もちろん、こんなことは塗装に限らない。いろいろなことに達成感を感じることができるし、そこには脳の報酬系が働いている。
何がその対象になるかはその人によって、またその時々によって変わってくるわけだ。
結局人を動かすのは報酬系で、そこで得られる喜び、快感こそが求めるものなのだ。
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Posted at
2021/08/12 10:59:33
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