ThinkPad E420は、外部モニター接続、外部キーボード接続で最初からほとんどノートパソコンとして使っていなかった。
そうこうするうちに非常に動作が重くなり、たびたびハングアップするようになったことで使わないマシンになってしまっていた。
このマシンは、Win10へのアップグレードを試みてきたが、正式には対応して折らず、アップグレード中にエラーを起こしてアップグレードできない。海外のサイトにも質疑があるが、その方法では解決しなかった。
ただし、クリーンインストールなら可能らしかった。
そのまま放置していたが、この所他のマシンをWin11にアップグレードしているついでに、よっこらと取りかかり始めた。
Windows Updateからは相変わらずうまくいかないが、ISOファイルをマウントしたWin11 22H2のsetup.exeやWin10 22H2のメディアクリエーションツールからのアップグレードならインストーラーが機能することに気付いた。
ただし、前者は個人ファイルを残すことしかできずアプリは使えないらしい。
ならば、後者のWin10でアップグレードしてWin11にしよう。
ここからは格闘である。
Win10のビルドが新しくなったことで以前のエラーは出なくなったが、数回の再起動時にエラーを起こして以前のバージョンに戻され(ロールバックされ)てしまう。

エラー番号から検索して、ドライバの問題らしいと分かる。
ただし、どのドライバか分からない。デバイスマネージャーに表示されるものは全て最新にする作業をしたが、それでも解決しない。
途方に暮れるが、再起動時に僅かな時間表示されるエラー表示画面で見えた
1??????.sys. (?は記憶できなかった文字)
というドライバが原因らしい。
デバイスマネージャーからプラグアンドプレイではないドライバーを表示させると
11588405.sys
という謎のドライバが出てくる。プロパティから探ると、これはアンチウイルスソフトのカスペルスキーのドライバーらしい。
以前お試しで入れた時の残骸がワルさをしているようだ。
デバイスマネージャーから削除するがまた復活する。
c:¥windows¥system32¥driver
から該当ファイルを削除してインストールを実行したところ、ようやくアップデートが完了した。
こんなケースはWeb上では見かけない。
なんとかアップグレードはできた。
実際は、ファイルが破損するなどで別のエラーが生じたことなどもあり、10回以上インストールを試している。
↑ファイルの破損によるエラー。この時は、インストール関連でコピーされたファイルがかなり大規模に壊れていた。
***
しかし、まだ先がある。
ここまでも長かったが、簡単には終わりにはならないらしい。
Windows7ではライセンス認証が通っていたのに、Windows10になったらライセンス認証されていないと表示され、本体貼付のプロダクトIDを入力してもなぜかOEM用のプロダクトIDに置き換えられてライセンス認証されない。
このエラーには唯一の対処法があることが分かったので、現在取り組んでいる。標準プロダクトIDというものを入れネットを切断した状態でライセンス認証すると解決するらしい。プロダクトキーを入れて見ると更新が始まりWindows10 HOMEからPROにアップグレードされた。
今はWindows Updateで修正プログラムを当てている最中でライセンス認証の件が保留になっている。
この件が解決すればいよいよWin11へのアップグレードに進むことができる。
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Posted at
2023/10/22 11:15:14