ヤフオクで、フィルムカメラを落札してみた。
わずか500円。
動くかどうかも分からない。
付属レンズが非常によく写るものと知られているそうなのでそれが目当てなのではあるがまともな状態かどうかも分からない。ゴミを買っている可能性もある。
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キヤノンといえば世界的なカメラメーカーであるが、シェアを狭めたことがある。
それがいわゆるαショック。ミノルタがオートフォーカスカメラα7000をひっさげて市場を席巻。キヤノンもニコンも散々やられてしまったのである。
キヤノンは腹をくくってAFに対応した全く新しい電子接点マウントに変更し、レンズ内モーター駆動AFのEOSシステムを開発し投入したのだ。それが受け入れられ、現在まで続いている。
その第一号機が今回のEOS650であり、そのキットレンズであるEF35-70mm 1:3.5-4.5 なのだそうだ。
キヤノンはこれらの開発に集中し、その間既存規格の新製品投入を見送っていた。これに失敗すればカメラメーカーとしての将来が危ぶまれ、成功は絶対であったはずだ。威信をかけた開発が行われていただろうことは想像に難くない。
おそらくはレンズの設計もそれまでとはレベルの違うものが投入されたのであろう。
満を持して投入されたEOS650は、売れに売れたらしい。
そのおかげでデジカメ移行後フィルムカメラの中古があふれ、付属レンズも安価になっている。
この時代のレンズは手ブレ補正は付いていないが、α7Ⅱはボディ内手ブレ補正があるので、AFが効けば十分だ。
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現在フィルムが非常に高価になっており、フィルムカメラで撮影するのはよほどのことがないかぎり難しい。
私の子供時代に経験した、モノクロフィルムを自分で現像し引き伸ばすなんてことも困難になっている。
でもまあ、高価であこがれだったフィルム一眼レフボディが格安で転がっているのだから、使い道がなくても一つぐらい持っていてもいいかなと思った。
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Posted at
2025/05/19 08:47:34